[コメント] ディープ・ブルー(1999/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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いや、あほらしいなんてもんじゃない。いままのパニック映画の法則をまるで無視した演出に、どこぞの映画からのパクリの連続!このあほらしさが、、、、、意外に面白いのだから不思議としかいいようがない。
冒頭から、食われた。イヤ、マコシャーク(青ザメ)にではなく、この映画に。
海の上で乱交をする親のすねかじり丸出しの、学生達。音楽を流しながらの、ご乱交。沸沸と『ジョーズ』のシーンが蘇る。静かに忍び寄るサメの背。「やられたな」見ている者は誰もがそう思った!ところが、颯爽と現れたヒーロー、カーター(トーマス・ジェーン)がめちゃくちゃかっこ良くこのサメを退治してしまったのだった!!
すごいぞ!かっこいい!
はて、、、、トーマス・ジェーンて誰?
生意気すぎて同情できないヒロイン(?)スーザン博士(サフロン・バロウズ)、サメではなく嵐にやられてしまう陽気なオバサマ、なかなか「法則」に当てはまらないこの映画をやきもきしながら観る。
そして、唯一名前が売れているサミュエル・L・ジャクソンが嘘みたいに食われてしまった瞬間、ぶっ飛んでしまった!面白いじゃないか!そう来たか!
嘘みたいに食われる人間。ブンブンおもちゃみたいに振り回されて、パックン! なななななんて、理不尽なんだ…。いや、理不尽ではないのか。信心深きコックが残っているのだから、「神」はいるのだよ。サメにも「神」は通じるのだ…。
スターなんて、人間の決めたもの、サメにはそんな事どうでもいいんだ!スキある奴から食っちまうぜ!そんなサメのポリシーがなかなか面白い。
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