[コメント] カイロの紫のバラ(1985/米)
ラストシーンも大好きだけど、もう1つとってもステキなシーンが・・・。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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教会で亭主とトムがケンカするシーン。亭主を必死に止めて突っぱねるのを見て、トムが「強いね」と言うと、主人公が「あなたの強さを見習ったの」というセリフ。映画の中の人物から強さを学んだんだなって。それを考えるとラストで彼女が笑顔をとり戻したのは、ただ映画の中に逃避しただけじゃなくて、きっとまた生きるための宝物が目の前にある事に気づいたからだろうな、と思いました。
強さを学んで現実を選んで、結局それにも裏切られて辛い現実をさらに味わってしまったけど、皮肉な結果を招いてしまった映画というものの前でまた笑顔になれるってのは、与えてくれたものが無駄じゃなかったと彼女が感じたからだと思う。そうやって彼女の映画を見る目も変わってくるんだろうし、彼女ならきっとまた映画の中から、いろいろな宝物を見つけられるはず。とてもステキなハッピーエンドでした。
「映画は人生の教科書」。淀川さんの言葉をあらためて思い出す。
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