★4 | 狂った果実(1956/日) | 若い岡田真澄の切ない女たらしとか裕次郎のせっぱ詰まった反抗心とか、すごい伝わってくるものがある。せりふなんか、聞こえなくていい、って感じで突っ走るフィルムが、青臭く悲しくて大好き。 | [投票] |
★5 | 月曜日のユカ(1964/日) | 冒頭のドキュメントタッチなど、カメラがめちゃ良い。ギャグとシリアスの自由な連合。それに「女」がとてもよく描かれている。こんなセンスの良い映画は、日本の宝だ。 | [投票(1)] |
★3 | A.I.(2001/米) | 冒頭の女性科学者の「人間に責任が生じませんか?」の答えは?父への愛はなんでプログラムされないの?どうして『未知との遭遇』の親戚みたいなカタチにしたの?なんでシーンごとにフィルムのルックが違うの?うーん、もう一回観るかなあ・・・。 | [投票(1)] |
★5 | クーリンチェ少年殺人事件(1991/台湾) | 知的な純粋さと、傲慢な鈍感さって、裏表だったんだ。ということを、まるで昆虫を観察するように冷徹に描いた傑作。情報を得た、のではなく、体験しちゃった感じ。すごい! | [投票(1)] |
★5 | 恐怖分子(1989/台湾=香港) | 重苦しい曇天。重くしめった空気。はじめから終わりまでそれを肌で感じつづけられる(行ったことないけど)。ストーリーと言うより、「出来事」そのもの。 | [投票] |
★4 | カップルズ(1996/台湾) | 見かけは近代人なのに占いや予言を自分かってに解釈し翻弄される大人たちを、馬鹿にしながら利用しつつそれに反抗してゆく少年たち。たわいのないタブーを破る爽やかなカタルシスが気持ちいい。 | [投票] |
★4 | エドワード・ヤンの恋愛時代(1994/台湾) | 恋人たち、芸術家や小説家、企業家、そして独立した台湾。それぞれの我欲と他者へ配慮。そこに監督が自身の創作姿勢を自分で揶揄&自己言及してるようで、楽しヤルセなく面白い。原題『独立時代』のほうがいいかも。 | [投票] |