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エピキュリアンさんのコメント: 更新順

★2プライベート・ライアン(1998/米)前半のハイパーリアルな現実感と、後半の予定調和のお涙頂戴パートが、どうにも不調和。酔えない。説得力ない。撮影技術の研究開発ごくろうさん、って感じ。[投票]
★4ウェスト・サイド物語(1961/米)好きです。ナタリーウッドが縫製室で仲間と唄って騒いでいるときに、上司のおばさんに「唄なんか唄ってサボっちゃだめ」って叱られますが、それに対してウッドが「でも、ミシンだってシンガーよ」って駄洒落をいうのに驚いた記憶があります。[投票]
★4キャリー(1976/米)当時観たときは、すごい面白いと思った。憎悪の感情の表現も、なかなかいいし。でも、いま、記憶の中で、大友克人氏の「童夢」のえっちゃんがキャリーを凌駕するのです。ので、もう一度、ちゃんと見直そうと思ってます。[投票]
★3未知との遭遇(1977/米)前半の接近遭遇の描写は、すごくおもしろかった。これって、家庭崩壊の話でもあるんだよね。宇宙人とのヒューマニティは、人間同士の家族愛に優先するってこと?まあ、それでもいいけど、観ていてなんか、説得されないんだよな。最後の宇宙人にデザインも、急に漫画だし。[投票(1)]
★3AKIRA(1988/日)原作コミックのほうが、数十倍、よかった。大友さんには、これをアニメにする深い動機がなかったんじゃないかな。ただ、表現的な興味から、アニメにしただけのように見える。[投票]
★3デリカテッセン(1991/仏)悪夢をそのまま映画にした感じ。でも、夢を映画として定着させるには、冷静で地味な忍耐強い作業が必要なのですね。ジュネのは、偏執狂的にその忍耐力がありそう。でも私はジュネ作品では、『ロストチルドレン』『エイリアン4』の次。つまり、これはビリケツの作品。[投票]
★2GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)猥雑、細部偏愛、パラレル感、メカへの湿度が高いフェチズムなど、士郎正宗ならではのスタイルが跡形もないので、たんに「アイディア」を説明されているとしか思えなかった。[投票(8)]
★5アメリカン・ヒストリーX(1998/米)正義観と暴力性が、どのように一人の中で結びつくのか、自分のことのように追体験させてくれる恐ろしくもすばらしい映画。監督兼カメラマンの作品なので、ときどき必要以上に絵がきれいすぎるかな。でも、あの縁石での殺人シーンは、最近ちょっとないぐらい怖いアイディアだった。[投票]
★4戦艦ポチョムキン(1925/露)モンタージュだなんだ、という話抜きで、ぼーっと観ても面白いし、意識的に「オデッサの階段」の部分をみると、ああこれで編集という技術の基礎が開発されたんだなあ、と分かって面白い。でもマイゼル版の音楽は、音と映像がシンクロしていて、編集の効果が半減していた。[投票]
★3メリー・ポピンズ(1964/米)先日、たまたま久しぶりに観る機会がありました。で、当時話題の合成シーンなど、興ざめかもしれないなあ、と心配していたら、ぜーんぜん遜色なし。今見ても、ぜんぜん気にならないし、十分に面白い。良くできてるよなー、と感心。[投票]
★3シックス・センス(1999/米)怖がらせておいて、それをステロタイプのヒューマニズム物につなぐなんて!。観ていて、その展開がわかったら、急に怖くなくなってしまい、興味を失ってしまった。でも、タク・フジモトの撮影は『羊たちの沈黙』以来のすばらしさ。米東部の寒々しく陰鬱で美しい光に、1点。[投票]
★3プラトーン(1986/米=英)ディア・ハンター』や『キリング・フィールド』の後だったと思う。その次にくるベトナム映画って、どんなになるんだろう、って期待していたら、なんだか、テレビの「コンバット」(好きだけど)みたいな単純娯楽作だった。なんだかなー。同時に『フルメタル』が作られてたんだよね。[投票]
★2マルサの女(1987/日)ぜんぜん覚えていない。観たのは、なかり以前だが、観た翌日には、忘れていたことは、覚えている。[投票]
★4恋愛小説家(1997/米)ジャックニコルソンの、演技って、「ああ最近このひと尊大になっちゃって、この映画もちょっとバカにしてやってんじゃないの?」って自分が思われるかも、ということを自覚してそれを逆手にとって、初めのイヤな奴を演じ、後半しかり納得させる演技は、見事。[投票(2)]
★3幸福の黄色いハンカチ(1977/日)なにか、どうも、常套句というか、ステロタイプというか、クリシェというか、そういうものの集積で出来ている映画に感じてしまって・・・。[投票(1)]
★212人の優しい日本人(1991/日)この大げさな演技は、いったい、なんなの?これコメディだったのか?と思いました。なに怒鳴ってるんだよ、という台詞の言い方だし。会話は、相手の答えを知っているとしかおもえないテンポだし。豊川悦司のみが、どうにか映画的ではあったけど・・・。 [投票(2)]
★4ストレイト・ストーリー(1999/米=仏=英)あらゆるフリークスに愛情をこめてきたリンチは、ついに、誰でもがやがてなるだろう老化というフリークスを題材にしたのかもしれません。この顔が良いですね。この顔だけも、一本の映画を撮っておく価値がある、と思いました。兄貴の顔も、めちゃ、いいし・・・。[投票(3)]
★5ジャッカルの日(1973/米)ドキュメンタリーぽい粒子の粗い映像と、ロングと手持ちを上手に使うという、常套手段による撮影と編集だけど、すごくなまなましい。そして、スイカですね。想像がもういっぱいにふくらんじゃって、ふくらんじゃって・・・。スイカに、2点です。[投票(1)]
★5リパルジョン・反撥(1965/英)ドヌーブの、鼻を弾く癖に感動。『こわれゆく女』でジーナ・ローランズが親指を立てて、ブッ!ブッ!という奴が鮮やかに呼応する。腐ってゆく肉も、『ブラッド・シンプル』魚へ。恐怖や執着の物質的シンボルを見つける天才ポランスキーのすべてがある。[投票]
★2バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989/米)コメディなんだけど、でも、なんか、予定調和をやりすぎている感じがする。いっそ、もっと時間パラドックスやパラレルワールドなどが入り乱れて、スラップスティックになるとか・・・。なんか、中途半端でした。[投票]