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[コメント] ロード・オブ・ザ・リング(2001/米=ニュージーランド)

原作未読の人は、映画冒頭でのナレーションをしっかり聞いておきましょう。
ADRENALINE of Adrenaline Queen

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







J・J・R・トールキン原作「指輪物語」を映像化した『ロード・オブ・ザ・リング』、実は高校生の時に歴史の先生から薦められて読み出したのだが、旅の仲間が集う前に挫折してしまった。壮大にして緻密な話というのは判ったけど、読み手である自分の想像力が乏しかったせいかファンタジーの世界にハマれなかったのだ。今回の映像化に関しても、まあ話題だから見ておくか、程度の軽い気持ちで試写会に見に行った。その気持ちは良い意味で裏切られた。こんなに面白い話だったのか!

 この作品を面白くしている最大の要因は、陰の主人公でもある指輪の描き方だと思う。多くの者が小さな指輪が持つ抵抗し難い底知れない魅力にとり憑かれ、様々な邪心を呼び起こされ自制心を失ってしまう。指輪を狙う悪い一味とも戦わなければならないけど、自らの弱さとの戦いでもあるのだ。物語の大きなテーマのひとつに友情がある。話の中盤、旅の仲間9人が集結するシーン。指輪をどうするか議論が交わされる中、ひとり、またひとりと手を挙げる。種族の異なる者達がひとつの目的とひとつの信念で見えない糸に引き寄せられるように集まる。このシーン「三銃士」の“One for all, All for one.”の決めゼリフにも似た熱い絆を感じて、見ているこっちまで胸が熱くなってしまった。

 キャラクターたちもそれぞれ魅力的だ。特にイアン・マッケラン。知性と威厳を備えた魔法使いガンダルフの役には直球ど真ん中ってくらいはまり役。バルログとの戦いで奈落に底に呑み込まれたしまったが、この先もどうか生きててくれと願わずにはいられない(原作未読なもんで)。迫力のある映像と手に汗握るアドベンチャーでありながらどこかメロウなストーリー、原作が何故多くの人を魅了し続けているのか遅まきながら判った気がする。

映画を見終わってから思ったこと。、映画の舞台になったニュージーランドに行ってみたい、今度こそ原作読破したい、そして早くこの映画の続編が見たい。

(評価:★5)

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