[コメント] バベル(2006/仏=米=メキシコ)
登場人物がバカばっかりでイライラするが、2時間半目が離せないだけの迫力があるのも事実。ってか、諸悪の根源は日本と言いたいのか?['07.5.20MOVIX亀有]
銃の扱いに関して、あたかも日本では銃の所持が当たり前かのような描き方はアメリカ的だし、外国映画による日本の曲解された描かれ方は相変わらずだが、菊池凛子演じる聾唖の女子高生のキャラクター造型は余りと言えば余りな描かれ方。
「思春期で不安定な心理状態な上に、障害を持つが故に性体験を出来ず捻じ曲がってしまった幼いセックス観」という言葉では済まされない程に、「変態色情魔女」として描かれている。
留学先のフランスで本作を見たという知人は、現地で他国の人に「東洋の女性は、あーやって男性を誘うのか?」とか、「やっぱ東洋人は訳分からん」というような事を言われたとか。
これは、国辱映画である。
モロッコ、メキシコに関する描き方も、少なからず違和感。
日本のシーンに出てくる日本人俳優は、役所広司、菊池凛子を除いては残らずダイコン。たぶんオーディションで選んだんだろうが、外国人から見た演技の上手い日本人って違うのかな?
菊池凛子も、オスカーにノミネートされた事によって逆輸入の形で一躍脚光を浴びたが、それが無ければ日本では恐らく一生陽の目を見なそうな女優だなぁ。何というか、日本ではメジャーになりにくい女優だと思う。ルックスも演技も。
役所広司は、本作のように頑張り過ぎない方が上手い。
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