★5 | 巧みな脚本、演出、編集で、時間と地平を操りながら143分間、延々繰り広げられる人々の苦渋と焦燥は、とりとめなく拡散し続け収拾を見ない。死の問題は放置され、他方で唐突に誕生が示される。しかし、この混沌と迷走こそが人間を真摯に描こうとした証なのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(12)] |
★5 | 4つの家族の物語。人が理解しあうことの難しさが「バベル」というタイトルに象徴的に表されている。人によって評価が分かれるかもしれない。 [review] (paburo57) | [投票(5)] |
★4 | イニャリトゥ監督の志の高さは尊敬に値する。従来の方法論を押し進め、ストーリーテリングの強度をも掴んだ成功作。実験的側面もまた作家の勇気と受け取った。 [review] (shiono) | [投票(15)] |
★4 | ざら目の画面に人間が生きてゆく不条理を象徴させている。何気ないひとつの行動が人間を現代の荒野の狼にさせていく。
3つの話はそれぞればらばらではなく関連性はあるのだが、みんな魂の彷徨を繰り返すのみ。
[review] (セント) | [投票(7)] |
★4 | 課題提起の強靭さは、この映画の真骨頂。 [review] (ジェリー) | [投票(5)] |
★4 | 日本とモロッコの挿話が数枚の写真でしかリンクしない等、構成の強度は脆いし新味も乏しい。しかし、一見今更の喪失や鎮魂の中から最終的に抽出されるのは子供に対する大人達の思いと次世代への希望に思える。予想外の真っ当さに撃たれた。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 嘗て否応なく世界を隔てていたものは距離だった。いま地球は小さくなり、ひとびとの距離は縮まったのか。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(4)] |
★4 | 面白かったけど、日本編無しでも良かったかも・・・・。いまどきの日本の若者はウィスキーの回し飲みなんてしませんって、欧米か?(鼻ピアスがトラウマになりそう・・・) (TM(H19.1加入)) | [投票(4)] |
★4 | 「世界は理不尽だけど、君を愛してる」と言いたいのに「君を愛してる、だけど世界は理不尽だ」って言っちゃったような…。 [review] (るぱぱ) | [投票(3)] |
★4 | アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥって、人を極限に追い込んで愉しんでるように見える。 (kenichi) | [投票(3)] |
★3 | 地球全体を包括できるような大きなテーマを描く秀作だが、どうもパズルにおける最後の数ピースが埋まらない。壮大すぎるテーマに、映画がもう一歩届かなかった…。(2007.04.28.) [review] (Keita) | [投票(17)] |
★3 | だから?それで? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(10)] |
★3 | 登場人物がバカばっかりでイライラするが、2時間半目が離せないだけの迫力があるのも事実。ってか、諸悪の根源は日本と言いたいのか?['07.5.20MOVIX亀有] [review] (直人) | [投票(7)] |
★3 | 少なくとも、私はここに描かれる日本という国を見て「住みたい」とは思いません。 [review] (甘崎庵) | [投票(6)] |
★3 | 平坦で、奥行きが無く、ただ出来事の連鎖が並列されているだけ。だが、その事で却って、距離を挟んだ場所同士が一つの平面で繋がっている事を感じさせる。個々の出来事の関連性が最低限に抑えられているのが、この映画の美点だろう。 [review] (煽尼采) | [投票(4)] |
★3 | 菊地凛子の「露出」。それは(恐らくは図らずもだが)“弱さ”の端的な露出なのであって、それによって自分自身を「××××」呼ばわりする自意識の哀しさもまた露出してしまうことになる。 [review] (鷂) | [投票(3)] |
★3 | 全面的にダメとは云わないけれども、小賢しい映画。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★3 | いかにも大上段に振りかぶった表題と「風が吹けば何とやら」的な筋に、「”関係性”の罪と罰と救いの映画だよな」と念じつつ一生懸命目を凝らすも、つながりが半端で、そりゃ何もかもつながってるのも変だしこれがリアル志向なのかしら、となお血走った目を凝らすも、妙に美しいブランシェット、ピットのアスリート走り、菊地のガッツ、よく分からん撮影、底の浅い「異邦人」感等あらゆる違和感に幻惑され脱落した。 [review] (DSCH) | [投票(2)] |
★2 | 監督がどんなインテリガイジンだか知らんが、歪んだフィルタを通して世界を描かれ、その上で「世界は歪んでいる」などと愚痴られても、そこに何かを感じ入ることはできないッス。 [review] (林田乃丞) | [投票(18)] |
★2 | 壮大なようでいて実は案外こじんまりしたテーマを風呂敷拡げて描く(?)PS,ああいう演技がオスカー候補になるご時世に違和感を感じまくった・・・ [review] (sawa:38) | [投票(11)] |
★2 | それぞれのシーケンスが絡み合うわけではない話の流れに少々落胆。これなら日本のシーケンスを全編カットしてモロッコとメキシコのシーケンスをもっと深めて欲しい。役者の良さと映画自体の良さはリンクしない事を示す好例。 (Master) | [投票(4)] |
★1 | 堕落と腐敗の世界帝国・バビロニアの首都は現代では日本なのか。『真説・東京バビロン』とでも改題して上映するがよろしかろう。 [review] (水那岐) | [投票(15)] |