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シーチキンさんのコメント: 投票数順

★4世の中にたえて桜のなかりせば(2021/日)つたないところはあるが、控えめなじいさんの、伝え残したいことがあるという思いが、しっとりと伝わり心地よい。宝田明の急逝が惜しまれる。 [review][投票]
★4ヒトラーのための虐殺会議(2022/独)観終わって、目まいがするほど胸が悪くなる。厄介ごとを押しつけあう会議の中で、終始一貫して揺るがぬ前提がある。そのあまりの確固さに、心底、恐怖した。 [review][投票]
★3サポート・ザ・ガールズ(2018/米)特にどうという事のない小品だけど、日々の些細な出来事、いやな事、困った事、わずらわしい事、悩み事、うれしい事などなどをリアルに描いて、それに翻弄され、奮闘する姿には、大いに共感するものがある。 [review][投票]
★4ケイコ 目を澄ませて(2022/日)劇伴がないにもかかわらず豊かな音の映画でもある。そして、その音のない世界で豊かな感情をもち精一杯生きる岸井ゆきのは輝いている。 [review][投票]
★2母性(2022/日)原作はどうか知らないが、イヤな気分になるというよりも、気色悪くて、不快になる。おそらく原作を読めば違った感想になるのだろう。この映画では、原作にはあるけれども、描き切れていない部分があるように感じた。 [review][投票]
★4ある男(2021/日)一連のラストが、洒落ているというか、印象的というか、あるいはあざといというか、ともかく「うーん」となるというか、考えさせるものだった。 [review][投票]
★5ザ・メニュー(2022/米)アニャ・テイラー・ジョイが素晴らしい。堂々とレイフ・ファインズの向こうを張っている。そして意表をつく展開で、最高の緊張感と狂気が存分に楽しめる。真の狂気は外側を見ているだけではわからない。 [review][投票]
★4ソングバード(2020/米)およそ2年前,新型コロナ流行初期、街頭からいっせいに人の姿が消え、映画館も休館に追い込まれた当時の記憶は、まだ失われていない。もしあの時から、ウィルスの毒性と感染力がさらに強くなっていたら、我々の社会もこうなっていたのだろうかと考えてしまう。 [review][投票]
★3ザ・コントラクター(2022/米)わかりにくいところが幾つかあるが、似た様な展開の映画が少なくないので、観ながらある程度は自分で補足できる。アクションものとしては良くできている方で緊張感もあってよい。またラストはそれなりに余韻もあって悪くない。 [review][投票]
★3アムステルダム(2022/米)ミステリー仕立てなのは悪くないが、ところどころにダラダラとしたシーンがあって興をそぐ。色んな俳優が出ているから好みの役者を眺めて楽しむのが良い。私は、アニャ・テイラー・ジョイアンドレア・ライズボローを観てた。 [review][投票]
★4警官の血(2022/韓国)ラストがやや甘くて、その点はいささか残念だが、それぞれの思いが激突する中盤の展開にはしびれるような緊張感があって良い。 [review][投票]
★4ヘルドッグス(2022/日)物語は陰湿で陰険で険悪だが、ハードでスリリングでバイオレンスなアクションでワクワクする映画でもある。対人近接格闘を中心にスピード感と迫力があって良い。意外性もあって、最後まで存分に楽しめる。 [review][投票]
★4グッバイ・クルエル・ワールド(2022/日)どん詰まりの底辺で、諦観と絶望と欲望と自暴自棄とが混ざり合った中で、死屍累々となっていく映画。すっきりする映画ではなく、それなりに世相を反映させている分、いくばくか重い気持ちにもなるし、『俺たちに明日はない』を思い出させるものもあった。 [review][投票]
★3わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯(2022/日)主役の演技のつたなさと作劇の粗さ、くさい演出などが、特に前半では目につくが、後半、検挙された後の物語は、結末を知っているだけに胸をうつものがある。 [review][投票]
★2戦争と女の顔(2019/露)戦争で運命を狂わされた女性たちの悲劇と、再生に向けてあがく姿を描いた、ということなんだろうが、生々しい描写はあるものの、何ともわかりにくい映画だった。[投票]
★4ぜんぶ、ボクのせい(2022/日)どう見てもいかがわしい大人なのに、何故か、彼を慕う少年と少女がいる。その現実と意味する事を考えさせられる。 [review][投票]
★3アウシュヴィッツのチャンピオン(2020/ポーランド)苛酷な世界、絶望のみに支配された収容所で何を思って男は闘ったのか。やや美談調に傾きすぎたところや、いろいろエピソードを並べて散漫になった感がある。 [review][投票]
★5キングメーカー 大統領を作った男(2021/韓国)目的と手段、理想と現実、本来は対立するものではないが、時に対立する。その構図を骨太に描いた秀作。ただ本作のベースには、韓国の現実の政治史があり、それに映画として真摯に向き合ったからこその力作だと思う。 [review][投票]
★4炎のデス・ポリス(2021/米)単純明快ですっきりとしたガンアクションが楽しめる。くどくど言わず、あっさりバタバタと死んでいくテンポの良さの中で、最後には爽快な気分になる。 [review][投票]
★3L.A.コールドケース(2018/米=英)腐敗と隠蔽に阻まれ苦闘を続ける男をジョニー・デップが熱演。その姿をくっきり際立たせたフォレスト・ウィテカーの好演も見応えがあった。 [review][投票]