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麦人の映画ファンのコメント

軍旗はためく下に(1972/日) 劇場版 はいからさんが通る 前編 〜紅緒、花の17歳〜(2017/日) 鉄コン筋クリート(2006/日) 劇場版TIGER&BUNNY -The Rising-(2013/日) 鉄人28号 白昼の残月(2006/日) 小林多喜二(1974/日) ヤマトよ永遠に(1980/日) 劇場版 はいからさんが通る 後編 〜花の東京大ロマン〜(2018/日) 幻魔大戦(1983/日) キャプテンハーロック(2013/日) 範馬刃牙VSケンガンアシュラ(2024/日) 風の谷のナウシカ(1984/日) 何もかも狂ってやがる(1962/日) REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997/日) 宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海(2014/日) スカイ・クロラ(2008/日) 独立機関銃隊未だ射撃中(1963/日) ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009/日) 地の群れ(1970/日) ダーティペア ノーランディアの謎(1986/日) ルパン三世VSキャッツ・アイ(2023/日) 証人の椅子(1965/日) 夜は短し歩けよ乙女(2017/日) THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997/日) Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ世界一周大レース(1983/日)が好きな人ファンを表示する

けにろんのコメント************

★3軍旗はためく下に(1972/日)フレームに拘泥しない深作の演出技法が現代パートのドキュメンタリータッチに即応しており寒々とした寂寥が非情を際だたせる。しかし、過去に遡った戦場シーンでは一転ステロタイプな形骸に堕した。これは逆でも面白かったかもだがやっぱダメな気もする。[投票]
★4鉄コン筋クリート(2006/日)悉く巧いのだが新たな次元を切り開いたかというとそうでもない。多くの既視感のある表現をリミックスした世界が結果行き着くのは善悪論のシンプルなテーゼでしかないのだが、落とし所の補完が共生を訴え、だからこそかなりに胸を打つ。[投票(3)]
★2幻魔大戦(1983/日)初期限定で平井和正を信奉することに吝かではなく石森のアプローチも同線上に沿ったもの。つまり異形のものの越境を経た孤絶感。しかし、大友は浪花節を拒否して無機的な別次元を志向する。りんたろう如きに巨頭達の采配が適うはずもない。[投票]
★5風の谷のナウシカ(1984/日)地政学的広がりと歴史的時間軸を精緻に設定して巨大なクロニクルの一端を垣間見たようなロマンティシズムが発生。清冽な風吹く空と澱む腐海の高低差の表現とそこを縦横に飛翔するダイナミズム。ナウシカの無為と余りに人間的な脇役陣。対比は須らく成功した。[投票(3)]
★4スカイ・クロラ(2008/日)虚無的な無限連鎖の頽廃に刹那なクサナギも彼岸と此岸を往還するに従順で無機的なカンナミも、棒読み台詞のみでは表現としてはこっ恥ずかしいまでに青過ぎる。一方で陽光下での多くの飛翔や戦闘のシーンの完璧なる美しさ。歪なまで相反性は悪魔的とも言える。[投票(3)]
★5ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009/日)新キャラで幕開け渦中に置かれる混迷が心地良い。陽性アスカの加入もあり内省的ダウナー世界が一気に拡張。矢継ぎ早のファクター投入で螺旋状に深耕されゆくかに見えた物語は終盤でシンジ・綾波の極私世界に収斂してしまう。それを最開放する昭和歌謡の朗詠。[投票(1)]
★5夜は短し歩けよ乙女(2017/日)独り好き女子を好きになった奥手男というオタク設定は、2人を狂言回しにして古今が融解する京都で虚実が錯綜する文学の裏表に塗され止め処なく拡散していく。その奇矯なイメージの奔流が何時しか2人の情動に作用する。憑物が落ちたような最後のピュアネス。[投票(2)]