「深淵系」(いし)の映画ファンのコメント
町田のコメント |
あの夏、いちばん静かな海。(1991/日) | 行動理念を極限まで単純化、或いは純化して、それに向かって人を歩ませる、又戻らせる、その反復を一切省略せず入念に、強調して描く。たけしがその初期に於いて追求・徹底した美学は、そのまま当時の、いや今でも、世界の凡ての映画の、目指すべき指針である。 [review] | [投票(3)] | |
ミステリー・トレイン(1989/米) | 舞台メンフィス。Okehの勇者スクリーミング・ジェイ、駒使いのサンク・リー(スパイクの実弟)、フォンク駅員ルーファス・トーマス。表題曲もエルヴィスすっ飛ばしてジュニア・パーカーのオリジナル盤。嬉しいほどの黒汁特盛り映画。 | [投票(1)] | |
ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984/独=米) | 友人と最前列で見た。手は届きそうで届かなかった。 | [投票(9)] | |
ソナチネ(1993/日) | 暴力描写が凄いとか海と空が美しいとか確かにそうかも知れないが、俺にとってこの映画最大の魅力は楽屋の雰囲気をそのままフィルムに定着させていることに他ならない。これはいわゆる「映画監督」には絶対不可能。 | [投票(6)] | |
2001年宇宙の旅(1968/米=英) | 劇場体験から3ヶ月、はやくも俺の中では風化している。2001年年末が本作のピークだったのでは? [review] | [投票(4)] | |
ベルリン・天使の詩(1987/独=仏) | 革命児もこうやって保守化して行くのですね。ヴェンダース、時代を牽引することを自ら放棄。続編まで作ってりゃ世話無い。ただ映像と音楽、とくにユルゲン・クニーパーの音楽は映画史上屈指の出来。 | [投票] | |
ラストエンペラー(1987/英=中国=伊) | 孤独な少年が探し求めた色取り取りの蝶。高慢な青年が帰還を願った紫禁城という名の子宮の闇。彼をあざ笑う権利が誰にある?あのとき、誰も彼もが栄華と理想という、一組の黄色い乳房に縋り付いていたんじゃないか(そして今でも)。(160分版) [review] | [投票(8)] | |
ダウン・バイ・ロー(1986/独=米) | 袋小路に迷い込む。成り行きに身を委ね、いつかは辿る別れ路。その繰り返し。なんだ、ありふれた人生じゃないか。 [review] | [投票(9)] |