コメンテータ
ランキング
HELP

桜井センリの映画ファンのコメント

起きて転んでまた起きて(1971/日) 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982/日) バーバー吉野(2003/日) 香港クレージー作戦(1963/日) ニッポン無責任時代(1962/日) クレージーの大爆発(1969/日) 月光仮面(1981/日) 喜劇一発勝負(1967/日) 京極夏彦 怪 赤面ゑびす(2000/日) 男はつらいよ 幸福の青い鳥(1986/日) クレージーの無責任清水港(1966/日) 旅路 村でいちばんの首吊りの木(1986/日) クレージーだよ 天下無敵(1967/日) 日本一のゴリガン男(1966/日) サラリーマンどんと節  気楽な稼業と来たもんだ(1962/日) 大冒険(1965/日) 天国の本屋〜恋火(2004/日) 待合室(2006/日) 日本一の裏切り男(1968/日) 日本一のゴマすり男(1965/日) 男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984/日) 卓球温泉(1998/日) 運が良けりゃ(1966/日) クレージーだよ 奇想天外(1966/日) 喜劇 命のお値段(1971/日) 九ちゃんのでっかい夢(1967/日) 男はつらいよ 寅次郎の青春(1992/日) クレージーメキシコ大作戦(1968/日) 無責任遊侠伝(1964/日) クレージー作戦 先手必勝(1963/日) ハナ肇の一発大冒険(1968/日) 男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日) 男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983/日) 男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977/日) ニッポン無責任野郎(1962/日) クレージー大作戦(1966/日) クレージーの殴り込み清水港(1970/日) クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963/日) クレージー黄金作戦(1967/日) 男はつらいよ 噂の寅次郎(1978/日) クレージーの怪盗ジバコ(1967/日) 男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979/日) 日本一のホラ吹き男(1964/日) 俺ら東京さ行ぐだ(1985/日) 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976/日) グッドラックLOVE(1981/日) 男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993/日) 馬鹿まるだし(1964/日) 空想天国(1968/日)が好きな人ファンを表示する

ぽんしゅうのコメント************

★3男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982/日)不釣合いな変則三角関係の中で揺れる寅の心情が描ききれず、だだの沢田研二田中裕子の恋愛映画になってしまった。登場するだけでスクリーンのトーンを変えてしまう田中裕子の可憐なセクシーさにプラス1点。[投票(3)]
★2バーバー吉野(2003/日)伝統と革新やら、母と息子の絆やら、男の子の性やら、いろいろ言いたいことは有るようですが、詰め込んだものが消化しきれず全て中途半端。登場人物も全て魅力ゼロ。新人監督には多少破綻があっても、一点突破的な傲慢さと独自のスタイルの貫徹を期待します。[投票(6)]
★4ニッポン無責任時代(1962/日)60年代の超競争社会。誰もが、生活を維持するためではなく、貧しさから抜け出すため自由と引き換えに我が身を組織にゆだねた時代。そのフラストレーションの具現化が、どこにも帰属せず成り上がるヒーロー植木等。時代が生んだモダニズム喜劇の快作。 [投票(5)]
★3クレージーの大爆発(1969/日)3億円に金嬉老事件、アポロ計画もどきの月ロケットに、原爆ならぬ水爆騒動からコント55号をパロッた坂上欣一まで、硬軟の時事風俗を取り込んで007ならぬクレージー7のサスペンスアクション。松岡きっこのミニスカ、ハイソックス姿の向こうにマジを見た。[投票]
★2男はつらいよ 幸福の青い鳥(1986/日)寂れた筑豊の風景に過ぎ去った時の長さを感じ、「そうか、この子(志穂美悦子)があの時の旅一座の娘か・・」などと、それなりの感慨はあるのだが、肝心の長渕剛とラブストーリーが単調で退屈。体調のせいだろうか渥美清のノリの悪さがさびしい。[投票(1)]
★2クレージーの無責任清水港(1966/日)こんな雑な脚本、本当に小国英雄が書いたのだろうか。客寄せ主演植木等が孤軍奮闘するも、共演者は付き合いで“こなす感”ありありで、植木の生真面目さが際立って笑うに笑えない。66年の日本には、まだこんな風景が残っていたのだなあとロケ撮に感慨。[投票]
★4日本一のゴリガン男(1966/日)日本等(植木)の何処にも属さない自由奔放さは『ニッポン無責任時代』に匹敵し、話しの飛躍もバカバカしいほど野放図で楽しい。不況のさなかの能天気な社会主義を皮肉りながら人見明とのデュエットまで聴かせてくれる古沢監督のサービス精神を堪能。 [review][投票]
★3大冒険(1965/日)天然色複写機に始まって、無線探知機に導かれ、オリンピック直後の最先端都市・東京を駆けめぐり、タイムマシンよろしく新幹線で西進し、着いた名古屋は西部の街と化し馬やら牛やらSLで一気加勢に突っ走り、ついに神戸では時代の亡霊に・・・ [review][投票]
★3天国の本屋〜恋火(2004/日)「天だろうが地だろうが、ひっくるめて私がめんどう見るわョ!」の竹内結子の独壇場に、野郎どもが押されっぱなしで生きるの死ぬのや恋愛ざたなど話しの隅へと追いやられ、客としては大口広げて唖然と彼女を眺めるだけの映画。上手いんですけどね・・・。[投票(2)]
★3日本一のゴマすり男(1965/日)係長(人見明)、課長(犬塚弘)、部長(有島一郎)のボンクラ役職を尻目に、出世街道を駆け登る中等(植木等)のお調子者ぶりは爽快とは言えお約束。ちょっと厭きたところで、唐突に登場するジョージ藤田まことで一気に覚醒。笑えました。 [review][投票(1)]
★2男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984/日)大原麗子を密かに慕う寅は、まさに『無法松の一生』の松五郎なのだが細かな心情の積み重ねが見えないので「俺は汚い!」の台詞が唐突に聞こえてしまう。とら屋でのギャグも淡白で、辰巳柳太郎でも笑いがとれないとなると、さすがにつらいよ。[投票(2)]
★3卓球温泉(1998/日)ラリーが退屈。早く空振りしてくれと思っていたのは、私だけではないはずだ。[投票(4)]
★3運が良けりゃ(1966/日)初々しい倍賞千恵子がふりまく映画的躍動感が素晴らしい。作品も実に良心的だが、テレビ演芸全盛のこの時代、毎日のように「クレージー・キャッツ」はブラウン管の中を飛び跳ねていた。この程度の喜劇パワーではもう大衆娯楽にはなり得なかったと思う。[投票]
★3九ちゃんのでっかい夢(1967/日)可笑しいのは油ののったお笑い芸。面白いのは胡散臭さい登場人物たち。坂本九や「てんぷくトリオ」の芸はそのまま彼らにまかせ、ヘンな外国人、泥臭い殺し屋、空威張り名医らのいかにもな偽者感が全編を支配する。まるで「偽」がテーマみたいだ。 [review][投票]
★3男はつらいよ 寅次郎の青春(1992/日)地方で孤独をかこつ蝶子(風吹ジュン)の秘めた情熱の発露としての少女のような華やぎと、その反動として被害妄想的に憐みを拒絶する逆ギレが切ない。体調のせいか渥美に覇気がなく、そのパッションにたじろぐ寅がただの物分かりの良い親爺に見えてしまう。[投票(1)]
★3ハナ肇の一発大冒険(1968/日)男(ハナ肇)は何気なく遠出し、偶然出会った謎の娘(倍賞千恵子)との不思議な旅に、家族や仕事のことを顧みることなくとことん付き合う。男は決して、日々の生活に疲れていたり、家族に不満があった訳ではない。男の行動に、明快な理由などなにもない。 [review][投票(1)]
★5男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日)立っていることはおろか、座ることさえおぼつかない渥美清を見て、山田洋次は二つの思いを作品の軸として準備したに違いない。一つは寅次郎の永遠の休息のためにリリーを。もう一つは渥美の再起を祈り復興せんとする神戸を。 [review][投票(6)]
★3男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983/日)「『ローマの休日』矢切りの渡しバージョン佐渡島篇」として見ると、そのまとまりの無さはいかんともしがたいが、豪華な出演者に注目すると各エピソードの冴えは都はるみの存在をかすませるほど。結構、笑わせてくれる捨てがたい一品。 [review][投票(6)]
★3男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977/日)“男の性”がチョロチョロと見え隠れする今回の寅。そこを純情ネズミおばさん藤村志保に、まともに突かれたんじゃ立つ瀬がない。それと、私が青年だった頃中村雅俊の演じる青年像が大嫌いだったけど・・今見るとなかなかいい奴。保守化する私。[投票(1)]
★5ニッポン無責任野郎(1962/日)爆笑がいつしか薄ら笑いへと変わる。硬直したシステムや価値に対する強烈なアンチテーゼ喜劇。前作では唯のお調子者でしかなかった無責任男だが、本作の破天荒な行動と有無を言わさぬ強引さは時に薄気味悪さを漂わせ、彼が得体の知れない秩序破壊者にすら見える。 [review][投票(2)]
★3クレージー大作戦(1966/日)クレージーキャッツのテレビ的笑いに脚本の感覚が追いつけず、そのギャップにこの時代の日本映画の喘ぎを感じる。とは言え古沢憲吾のダイナミックなカメラワーク演出は好調で、終盤のカーチェイスも邦画としてはという条件付きながら今見ても決して悪くない。[投票]
★3クレージー黄金作戦(1967/日)植木、ハナ、谷啓の逸話が、アメリカへと収斂してゆく展開が丁寧かつ軽妙洒脱であきさせない。ラスベガスのミュージカルシーン以降のドタバタ劇に、いささか大作の大味ぶりが露見して間延びするのが残念。 対照的な浜美枝園まりの紅二点に好感。[投票]
★2男はつらいよ 噂の寅次郎(1978/日)いきなりの「今昔物語」の死生観はシリアスで、寅のギャグのフィルターを通したところで喜劇の枠では消化しきれず、せっかくの泉ピン子も逸話にからまず「ブスの価値」が活かしきれていないのは逆に彼女に失礼。大原麗子は可憐なだけのお飾りに甘んじる。[投票(1)]
★3男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979/日)当代きっての濃個性キャラ桃井かおりを、このシリーズに取り込むにはかなり無理がある。世間知らずのお嬢さんが、バカみたに素直に改心するというだけの話じゃ桃井が全然生きない。・・・見どころは三崎千恵子湯原昌幸。いい味だしてます。[投票(3)]
★3日本一のホラ吹き男(1964/日)田波靖男脚本の無責任シリーズは現実の否定と陽気な撹乱であり、笠原良三脚本の日本一シリーズは現状の追認と無邪気な揶揄。前者では植木と古沢のアナーキーさが偶発的に突出するが、本作では当人たちの技量の範囲内に収まってしまうのはいたし方なし。[投票]
★5男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976/日)話の筋立て(脚本)の妙味に加えて、太地喜和子のあっけらかんとした感情の振幅と宇野重吉の不良ジジイぶり、そして渥美清のノリの良さが絶妙のまわいを生み出す。人情喜劇かくあるべし![投票(11)]
★3男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993/日)渥美清の衰えは如何ともし難く、対する松坂慶子にもかつての精彩はなし。満男の初々しい恋愛話が唯一の救いなのだが、確かに若手女優不作の90年代前半とは言えアヤ役が城山美佳子では存在感が薄すぎた。山田洋次の四苦八苦が続く。[投票(1)]
★4馬鹿まるだし(1964/日)公開時は戦後復興の完成期にあたるのだが、その速度が速ければ速いほど人々の心から忘れ去られていくものも多かったのだろう。激しい変化の中で立ち止まり、古き良き時代の愚直庶民安五郎(ハナ肇)に託した山田洋次の郷愁は今でも色あせていない。 [review][投票]