三益愛子の映画ファンのコメント
sawa:38のコメント |
現代任侠史(1973/日) | まとまりの無い脚本、深みの無い人物設定、ヤクザの権謀術数を描きたいのか、古き良き侠客道を描きたいのか、さっぱり伝わってこない。まともな映画を撮る石井輝男とヤクザ映画の脚本を書く橋本忍。この時点で失敗なのだと思う。 | [投票] | |
ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960/日) | 飛行機野郎円谷英二ならではの渓谷を低空飛行する艦上攻撃機のスペシャルショット。『ラドン』と並び日本の特撮陣の職人魂が伝わる。ただ、艦船シーンは未だ極められてはいない。 [review] | [投票(2)] | |
ごろつき(1968/日) | 東映ファンがまさに泣いて喜ぶ東映史上かつてない貴重な映像が見られる。作品自身は珍品B級の謗りは免れないが・・・ [review] | [投票] | |
人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊(1968/日) | 東映作品を見続ける面白さのひとつに、出世魚のようにネームを大きくしていく俳優たちの活躍がある。チンピラだった俳優も時が経てば大スターと肩を並べるようになっていく。しかし・・ [review] | [投票(2)] | |
女渡世人 おたの申します(1971/日) | 画一的な任侠映画のパターンからの脱却を目指したオリジナリティある脚本が先ず良い。これは後藤Pと笠原のせめぎ合いか?そしてやはり最終的には藤純子を褒めちぎるところに落ち着くのだ、私的には。 [review] | [投票(1)] | |
赤線地帯(1956/日) | 競い合う女優陣の「熱さ」と、競い合わせる溝口監督の「冷徹さ」の融合。だが、女優たちの熱演も、ラストたったひとりの少女の演技が作品全体をひとつ上のレベルに持っていっちまう。こんな監督には敵わない。 | [投票] | |
裸の大将(1958/日) | 単純な思考=純粋な思考は誰にはばかる事もなくタブーを声に出してしまう。軍そして自衛隊の存在にまで及ぶ彼の素朴な疑問は、単にコメディーに終わらせようとしない意欲がみなぎっている。 [review] | [投票(1)] | |
乱れる(1964/日) | 主観的で申し訳ないが、高峰秀子は母性の女優であって決して「おんな」を撒き散らす女優ではないと思う。しかし、ラストたった1カットで魅せる表情は、まさにエロティックな「おんな」であった。これが成瀬演出か、鳥肌が立つ。 | [投票(5)] | |
最後の特攻隊(1970/日) | 小学生の頃、登校の際に母は私が角を曲がって姿が見えなくなるまで見送ってくれた。互いの心情を分かった今、これを見て啼く。本当の号泣がここにある。 | [投票] | |
大奥絵巻(1968/日) | やや駆け足の感はあるが、ドロドロの大奥の中に生きる三姉妹のドラマは圧巻。佐久間良子はただ綺麗なだけの女優ではないことを今更ながら知り、淡島千景のネームバリューが実力の上のものだと知る。 | [投票] |