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裸の大将 (1958/)

[Comedy]
製作藤本真澄 / 市川喜一
監督堀川弘通
脚本水木洋子
原作山下清
撮影中井朝一
美術河東安英
音楽黛敏郎
出演小林桂樹 / 三益愛子 / 中山豊 / 野口ふみえ / 市村俊幸 / 高堂国典 / 森川信 / 沢村貞子 / 団令子 / 有島一郎 / 一の宮あつ子 / 三好栄子 / 堺左千夫 / 横山道代 / 青山京子 / 中田康子 / 谷晃 / 加東大介 / 東野英治郎 / 上田吉二郎 / 飯田蝶子 / 左卜全 / 千石規子 / 藤木悠 / 柳家金語楼 / 三木のり平
あらすじボ、ボクは山下清(小林桂樹)っていうんだな。ボクは頭が悪いんだけどそれは何でかって言うと生まれる時に頭が悪かったからなんだな。学校でからかわれるので小学校も5年で辞めたんだな。それで何だかボクみたいな人がたくさんいる「学園」てところに入ったんだけど春になるとつい飛び出していってしまうんだな。そ、それでいろんな場所を放浪して回っておっ母さん(三益愛子)も死んだって嘘ついてまでゴハンを恵んでもらうんだな。でもボクの言うことはちょうど今戦争中の日本では結構浮くらしいんだな。な、何でなんだろうな。[92分/カラー/シネマスコープ] [more] (Yasu)[投票(10)]
Comments
全11 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5小林桂樹天才的名演技。黛敏郎のオカリナを二本使った牧歌的なメインテーマも作品イメージに大きく貢献している。殆ど勢ぞろいしているのではないかと思われる多くの東宝助演俳優たちが皆一様に皆可愛らしく、俺もあの弁当屋でなら働きたい。 (町田)[投票(2)]
★5バカがマトモなのか、マトモなのがバカなのか。我々は自分自身に対していかに不正直に生きていることだろう。[Video] (Yasu)[投票]
★4癖になる話法の発明という喜劇のひとつの理想を見事達成。「人は普通に死んだら仏様になって、戦争で死んだら神様になるんだな」。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4単純な思考=純粋な思考は誰にはばかる事もなくタブーを声に出してしまう。軍そして自衛隊の存在にまで及ぶ彼の素朴な疑問は、単にコメディーに終わらせようとしない意欲がみなぎっている。 [review] (sawa:38)[投票(1)]
★4「知の障害」は決して「人としての障害」ではない。逆に「感性」や「愛」、「情」は圧倒的に優れているという皮肉。この作品は、あまりに多くの人としての欠陥者を浮き彫りにしてくれている。対比としてこれ以上わかりやすいものはないが、この説得力たるや、かなり強力である。知の小林も良いが、無垢の小林もまた良い。 (tkcrows)[投票]
★3芦屋雁之助のテレビドラマも見ておらず、浅薄な知識しかなかったということもあり、いろいろと驚きを持って見た。特に、前半の戦時中のシーンは、ほとんど徴兵忌避がテーマなのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★3邪や悪も描く人が善人ばかりの出てくる性善説を御丁寧にお花畑で縁取って繰り広げても、不思議とこれ見よがしなあざとさがない。人の良心が信じられた時代もあろうが、堀川の本質はこっち側なのだろう。小林桂樹の超絶な巧演がそれを補完する。 (けにろん)[投票(1)]
★3山下清役は、一世一代の名演技を見せた芦屋雁之助と較べると、小林桂樹は器用な役者が起用にこなしただけって感じ。 (甘崎庵)[投票]
★3芦屋雁之介のTV版しか知らないので、山下清の親兄弟が出てくる設定が新鮮。戦争や知的障害に対する社会風刺も込められてて、笑えるがシビアな作り。小林桂樹の好演は勿論、三益愛子沢村貞子飯田蝶子らの共演が嬉しい。['05.3.26京都文化博物館] (直人)[投票]
★3ボ、ボクは、やっぱり、兵隊の位で言ったら、な、何かな。無垢なる天才のイメージを植え付けられた。 (ぱーこ)[投票]
★2僕が反戦の人みたく描かれてんのは、どゆうわけかなあ。 (kenichi)[投票(2)]
Ratings
5点3人***
4点4人****
3点7人*******
2点1人*
1点1人*
16人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
FILMの中の美の巨人たち (いくけん)[投票(21)]男もすなる脚本というもの女もしてみんとてするなり (ぽんしゅう)[投票(11)]
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