三ツ松けいこの映画ファンのコメント
緑雨のコメント |
奇跡(2011/日) | 「爆発してるんやで。こんなとこ普通に住んでるなんて意味わからん。」 [review] | [投票(7)] | |
夢売るふたり(2012/日) | 主人公夫婦それぞれが何を信じ何を求めているのか、整理されておらず軸がぶれている印象。映画のタッチもコメディ路線と捻じくれたシリアスな夫婦心理劇の間を揺れ動いて安定しない。その分裂症気味な多軸構造が映画に独特な妙味を生んでもいる。これを意識的にやってるのなら凄いが。 [review] | [投票] | |
海よりもまだ深く(2016/日) | 人生は複雑であり、単純だ。同じ茶の間で、ベートーベンもテレサ・テンも聴けてしまうのだ。ただそこに居て、動いて喋るだけで、そのすべてを飲み込んでしまう。樹木希林は人間国宝。 [review] | [投票(1)] | |
海街diary(2015/日) | 長澤まさみのサービスカットに引っ張られた感はあるものの、三姉妹+妹のそれぞれに魅力的な個性が発揮され、眺めているだけで眼福の2時間。悪い人が一人も出てこないが、そんな中でも緊張と緩和とをいっぺんに引き受ける大竹しのぶの存在感はやはり凄い。 [review] | [投票(3)] | |
そして父になる(2013/日) | 驚くべきは福山雅治演じる主人公のあまりに低体温なキャラ造型。確かにエリート臭漂ういけすかないヤツなのだが、怒りをぶつける甲斐もないほど手応えがない。 [review] | [投票(7)] | |
歩いても 歩いても(2007/日) | 会話劇としてべらぼうに面白い。樹木希林もYOUも、「間」のとり方とか天才じゃないかと思う。夏川結衣も見た目とは違って柔らかい切り返しが絶妙。高橋和也のコメディリリーフぶりもいい味。 [review] | [投票(6)] | |
ディア・ドクター(2009/日) | 設定もプロットもさほど斬新なものではないのだが、過疎地の無医村のリアリティの丹念な描き込みと時間軸を敢えて判りづらく交錯させることでミステリ性を高めたことで、映画の世界にぐいぐいと引き込んでいく吸引力がある。 [review] | [投票(2)] | |
怪物(2023/日) | こうなると、中村獅童や学校のクラスメートたちの目には物事がどのような見え方をしていたのか、そこまでも思いを馳せたくなる。それくらい心をざわつかせるものが、自分にはあった。 [review] | [投票(5)] | |
誰も知らない(2004/日) | 思いやりとは他者に対する想像力。 [review] | [投票(14)] | |
ゆれる(2006/日) | 香川照之無双。真木よう子を送って実家に戻ってきたオダギリジョーとの会話シーンでの静かなる不穏さ。面会室や法廷での底なしに掴み所の無い豹変ぶり。転落死のミステリーに香川の存在感が相乗して、思いっきりサスペンス状態に放り込まれる。 [review] | [投票(2)] | |
万引き家族(2018/日) | 悲しい話だが、もはや現実が映画の世界を超えてしまって、この映画も現実を後追いしているとしか感じられなかった。 [review] | [投票(5)] | |
永い言い訳(2016/日) | 2つの家族で構成する、変則『クレイマー、クレイマー』。 [review] | [投票] |