★5 | 久々に心撃ち抜かれた傑作。自分にはこの重さが心地よかった。 [review] (ナム太郎) | [投票(3)] |
★5 | 1人の父親の子どもとの或いは社会との親和性の喪失と再構築の物語で、極限化された快楽システムに疑問を呈し、時には自壊する必要性を問うている。それだから終盤の父子の移動シーンは複層的に涙なしには見れない。ショットはアルメンドロス的に怜悧。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | 鑑賞後すぐの感想で評価をつけていたら2だったと思う。理由は私には全く泣けなかったからだ。だが、それからなぜ泣けなかったのだろうかと胸に引っかかり続け、他の映画を見ていくにつれ評価が上がっていった。現状、ここまで無駄の無い映画にこれ以下の評価はつけられない。 [review] (シオバナカオル) | [投票(2)] |
★5 | 「なんで?」子供が放つ、この3文字の破壊力は凄まじい。95/100 (たろ) | [投票(1)] |
★5 | エリートとヤンキー、そして父「である」と父「になる」 [review] (蒼井ゆう21) | [投票(1)] |
★4 | 驚くべきは福山雅治演じる主人公のあまりに低体温なキャラ造型。確かにエリート臭漂ういけすかないヤツなのだが、怒りをぶつける甲斐もないほど手応えがない。 [review] (緑雨) | [投票(7)] |
★4 | 赤ん坊の取り違えがモチーフだが、テーマはそこではなくタイトルにあり。 [review] (おーい粗茶) | [投票(5)] |
★4 | タイトルそのものが作品をきちんと表してる。余韻を受け取り咀嚼することでそれが分かってくる。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★4 | この取替え子の物語において、主人公を務める権利はリリー・フランキーや尾野真千子や真木よう子にも等しく与えられていたはずだ。また『誰も知らない』『奇跡』の是枝裕和であり、『新学期 操行ゼロ』の高速度撮影に倣ったタイトルバックを持つ映画であるのだから、子供の目線で語られてもよいだろう。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★4 | オフスクリーンから物音や台詞が聴こえ、そこに視点を移していく。或いは川面や木々の揺れ、ラストショットで翻る洗濯物。もしくは電車に乗る尾野真千子を覆う暗闇の深さ。見事に映画の画面として仕上がっている。が、しかし是枝裕和は今までどおり厭らしい。各エピソードの取捨選択、どこまで見せてどこで次の場面に繋げるか。そこに意図的な手つきが垣間見え、どうにも好みでない。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] |
★4 | 現実に起こった取り違え事件を題材に野々宮良多(福山雅治)に焦点を当てた本作。ドキュメンタリーの方を先に見て思ったのは、一番の被害者は親ではなく子供たちだということ。そこを忘れちゃいけない! 被害者然としている両家族の親たちに同情はするが、何か違和感を感じる。 [review] (IN4MATION) | [投票(1)] |
★4 | 観念でなく物理的に言えば女はお腹から子供が出てくるから「母」である確証がある。それに比べて「父」であるという確証の脆さというのは。 [review] (きわ) | [投票(1)] |
★4 | 重いテーマ。2家族の対比が強烈。(2019/02/13/AKMYC)
(USIU) | [投票] |
★4 | 相変わらず役者とカメラの間に微妙な距離を置き、冷たい傍観者的撮影が気にはなるのだけど、以前と比べてだいぶ「映画的」になりつつある。冷血な男が少しずつほどけていく、そんな父親を福山が好演しており、その様は見ていてほっとする。二人以上で見にいくと必ず「どっちの家族に生まれたい?」という会話になるんだろうなあ。 (tkcrows) | [投票] |
★3 | これは、よほどフランキー側に問題がなければ現状維持が妥当で、そもそも観察に値する現象とは思えない。それを無理に物語の形に落とし込むため、福山の造形が紋切型になる。 [review] (disjunctive) | [投票(5)] |
★3 | 是枝裕和が『奇跡』撮影時、一ヵ月半ほど家を空けたら娘と距離ができ、仕事に出るとき「また来てね」と言われた体験から生まれた本作。実は「取り替え子」は主題ではない。だが真の主題「時間」は、仕事=稼ぎ、格差問題へと奇妙にずらされる。
[review] (煽尼采) | [投票(5)] |
★3 | 車中での暗転する母子像が印象的。尾野真千子は相変わらず巧い。 [review] (寒山拾得) | [投票(5)] |
★3 | 「親子の欠片(かけら)」という是枝得意のモチーフの集大成 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(4)] |
★3 | ちょっとすれ違ってしまった感じ。 [review] (ペンクロフ) | [投票(4)] |
★3 | 物語の「とりあえずの結末」が提示する「漠然とした次」をみると、血か時間かという問題は現代の価値の不確かさの暗喩であり、是枝裕和の念頭にある命題は「信じていたもの」の揺らぎと、その後に待っている「さすらい」とどう向き合うかということなのだろう。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★3 | 社会的事件を題材にして、渦中の人物に光を当てるという手法は興味深いが、本作に関しては、類型的になり過ぎてはいないか。 [review] (KEI) | [投票(3)] |
★3 | 魂が揺るがされるような大きな問題に直面したときに、その人の本性が現れる。登場人物の心に射す影のリアリティが、実に見事である。主人公がようやくスタートラインに立ったところで映画は終わる。我々は本当の物語が始まる以前を見たのに過ぎないのである。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★2 | 是枝監督の作品は、ストーリーを上回る(物語ばかりに頼らない)映画的な輝きがいつも存在している。だが今回はストーリーに負けた。あまりにも映画的瞬間が力不足。監督作品の数少ない駄作。 (リヤン) | [投票] |