★4 | 自分の存在自体が傷となってしまった美津江(宮沢りえ)の凛とした振る舞いが痛々しく、父の思いが死者からの願いへと代わる竹造(原田芳雄)のパッションが心を打つ。そして、伝えたいことがなかなか伝わらない黒木和雄の焦り。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 原爆にあったという地獄と好きな人と結婚するという天国とを二つ並べた故に各々のシーンが鮮明になり心にくい込んで来る。これは恐るべき原作の力だ。井上ひさし! (KEI) | [投票] |
★5 | 珍しい二人劇。心の傷をそっと癒し、さらに人間が生きる糧である希望にまで昇華させた受け継ぐべきものとしての父と子。娘が恋をしかけた時に父が甦るのも遺伝子(後世に伝えてゆく存在)の不思議さか。それは命と愛なのであろう。秀作。 (セント) | [投票] |
★3 | りえの「おとたん」には泣けるし原田の包容力と慈愛も十全。ジャンケンを巡る挿話は催涙装置がMAXに機能する。だが展開の妙はさほど無く結局は原爆惨禍のメッセージばかりが前に出る。トリッキーな2人芝居の仕掛けは何だったかとも思えるのだ。 (けにろん) | [投票(1)] |
★5 | いつか、「ヒロシマは再生のシンボルだ」と言って、イラクへ帰っていった小児科医のことを思い出した。これまでも、これからも反戦のシンボルであり、再生のシンボルでなければならない。そうありつづけるために、私たちには責任があるのだと強く思う。 [review] (kazby) | [投票(5)] |
★5 | 予備知識無く観たもんで、予想外に重めなテーマと舞台的な画にあんぐり。 90/100 [review] (たろ) | [投票] |
★5 | こういうストレートに原爆を語る映画、好きだ。宮沢りえは今年も独占するかもしれない。 (kenichi) | [投票(1)] |
★4 | 舞台劇のような宮沢りえと原田芳雄のやりとりが、はじめは慣れなかったが、テンポに慣れてくると心地いい。淡々とした語り口からでてくる父と娘のやりとり。 浅野忠信の無口な役柄といい、全体的に静かな雰囲気が、かえってメッセージ性を強める。ドラマ性を排した大胆な設定が、斬新でそれが成功していると感じた。じわじわと鑑賞後、胸にあたたかいものが広がる映画だ。
(ことは) | [投票(2)] |
★3 | 監督の真摯な思いに打たれると同時に、ちょっと説教臭くもある。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | 父は元気のない娘を幸せにするために出てきたのではない。 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |