★4 | スタンウィックに今一つ納得性が欠ける。ブレナンも使いこなしているとは云い難いと思う。しかし、群衆の前でクーパーが演説しようとしてできないあの雨のシーンは本当に素晴らしい臨場感だ。ラストの市庁舎屋上の場面も特筆すべきスペクタキュラーな造型で瞠目する。フランク・キャプラ作品の中では最も画面に力のある映画だろう。 (ゑぎ) | [投票(2)] |
★5 | ゲイリー・クーパーの純朴な魅力が最大限に引き出された名作。 (黒魔羅) | [投票(1)] |
★3 | キャプラ 作品では群集やマスコミと対峙する善良な主役という構造がキーだが、その主役を演じた二人のうちジェームズ・スチュアートは言葉によって、ゲイリー・クーパーは行動によってという手段の違いがある。 饒舌はあまりゲイリー・クーパーに似合わないものな。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | 唇の端を絶妙に持ちあげる本作のバーバラ・スタンウィックでもって、ネジの外れた知的な饒舌で物語を転がすコメディエンヌ造形はすでに頂点にある。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | キャプラ作品のスゴさは、その普遍性にある。本作も政治権力の今も昔も変わらない、ずる賢さ、醜悪さをあぶりだす。それと今回はクーパーの演技力に気付いた。仕事のない軽い男が、ラストに信念を持った重い男になっていた!ヒロインの可愛さについては云う迄もない。 (KEI) | [投票(1)] |
★4 | マスコミによって作り出された虚像。それに踊らされる群衆。 ナチス台頭期の作品だけに、一連のキャプラ作品の中でも、特に重いメッセージ性が感じられた。 (AONI) | [投票(1)] |
★4 | 演説したあとの緊張感があってその後、逃避して列車の移動のシーンでちょっと気持ち的に落ち着いたけど、もうちょっと移動というか、開放的な逃避が続いて欲しかった気がしないでもあったり。緊張と緩和の差異によるカタルシスをもうちょっと味わいたい。 (モノリス砥石) | [投票] |