★4 | 2人を取り巻く世界が厳然として存在しつつ淡々と流れていく。偽悪的に夫婦の有様のキツい面を抽出した展開も世界に補完され至福に至る。宗教的なまでの達観。ただ多くの実事件の素描は精緻な相関には遠い。リリー・フランキーが男の全き理想型を体現。 (けにろん) | [投票(5)] |
★3 | 技巧的にもうまいが何よりも木村多江とリリー・フランキーの素晴らしさに尽きる。見事な傑作。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | きっとこの作品を観た日は記念日になる。[080614 シネマライズ渋谷] (浅草12階の幽霊) | [投票(1)] |
★5 | 夫婦の話である。映画にも小説にも巷に溢れるほど描かれた夫婦の話である。世間的には定職を持たず、女の尻ばかり気になる亭主である。勿論、結婚式など挙げず、同棲状態から結婚に突入したような、まあどこにでもいそうな夫婦である。
[review] (セント) | [投票(5)] |
★3 | だんだんジョン・カサヴェテスの域に達してきた。不安定さを描いているのに確かで手堅い演出。時代を織り込むところよりも、季節が織り込んであったことが印象に残った。(★3.5)
(グラント・リー・バッファロー) | [投票] |
★5 | 「!」→「。」 [review] (夢ギドラ) | [投票(6)] |
★2 | 完全に期待はずれ。いろんな人が出ているけれど、彼らを起用した意味が伝わってこない演出が続いた。主演の夫婦の描き方も、そこが重要な映画なはずなのに、いちいち浅くてがっくりした。 (tomcot) | [投票] |
★4 | 人の悲しみは時間によって癒される。しかし、時の流れに無自覚なままでいると、時間は人の心を闇へと導きもする。93年、「きちっと」したかった翔子は挫折し、浮かれた時代もまた終焉した。その後、我々はカナオが翔子にしたように時代に寄り添っただろうか。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★4 | 中盤は観ていて息苦しくなる。夫婦の、男女の、人と人との感情の交錯と彷徨という伝統的なテーマを、今さら真正面から映画にしようという愚直な取り組み姿勢には少々驚かされもするが、ここまで真摯に突き詰められると心動かされずにはいられない。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |