★4 | ほのぼのかと思ったら、以外とほのぼのだけでも無い映画。香川京子のカワイさにビックリ! ['03.3.13高槻松竹セントラル] (直人) | [投票(1)] |
★5 | 病で臥せる夫の思い出話を感情を押し殺し聞く絹代がその後屋外に出て泣き崩れる。ミディアムで寄らない成瀬は冷徹にフェイドアウトする。総じて次世代のエピソードは希望に彩られ親の世代は終焉に向かって閉じていく。このニヒリスティックな人生観。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 成瀬映画の文法が詰まったと言える作品。2、3回度肝を抜かれ、4、5回腹の底から笑わされ、終始涙を絞り取られる。 (G31) | [投票] |
★5 | 饒舌ではなく的を得たセリフ、人情の機微を感じさせる物語。水木らしいホンだ。悲しい出来事も有るが拘泥なく、さらっと描いてむしろ明るい印象を残すのは成瀬らしい。香川の可愛さ、加東の溌剌さも良い。古いが我々と同じ目線の市井の暮らしがある愛すべき作品だ。 (KEI) | [投票] |
★4 | 戦後の復興期の渦中にあって、平凡なクリーニング屋の家庭は流転し続けてゆく。その中で、一人不動の姿勢をとり、よろけながらも頑健に立ちはだかる女。田中絹代は昭和の母を全身を持って体現した。若き日の香川京子も愛らしい。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | ああ、今川焼きのにおいまで伝わりそうな生活感。木綿の手触りの映画! (ジェリー) | [投票] |
★5 | ヒヤリと冷たい翳はあっても、太陽の匂いははち切れんばかり。田中絹代や香川京子の何がいいのかと思っていた私は馬鹿だった。彼女達の明るさ、それはもうほとんど奇跡に近い。 (淑) | [投票(2)] |
★4 | ここで描かれる母とは、生命を産み出す源である全ての女を指している。敗戦により荒廃し生気を無くした男社会に再び活力を与えることができるのは女だけであるという母性崇拝。女さえ元気であれば物事は「やがて始まる」という成瀬と水木洋子の確信を感じる。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |