★4 | およそ主体性と呼べるものを一切剥奪されながら自らの直感と選択を信じ喪失に耐える主人公に稀なる意志の力がみなぎる。それはまた、使い捨てられてよいものなど何一つ存在しない、という監督自身の心根であろう。「すべてうまくいく。」(2011.11.13) [review] (HW) | [投票(9)] |
★4 | 科学要素と哲学要素。それを明確に娯楽でくるんだ好作。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★5 | 眼が開いて初めに観たものを愛しく思うのはヒトも同じだよね [review] (HAL9000) | [投票(4)] |
★4 | 前作『月に囚われた男』と比較すると、考えたら(当たり前だけど)、人が生きていく、生きている哀しみ、切なさ、人を愛するいとおしさ、いつくしみ、それらがすべて同じくよみがえってくる。似ている。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 大義とシステム(=運命=source code)のために死んでからも繰り返し殺される命。これに反駁し世界を変えるのは「システム」の綻びであるところの「人間性」であるという王道。加えて「世界はどのようにでも在ることが出来る」という世界の「自由」と「可能性」への信頼があたたかくてうるおうし、エンタメで語ってくれるのが嬉しい。「時よ止まれ、お前は美しい」。 [review] (DSCH) | [投票(1)] |
★4 | この監督の持つ“情感”は嫌いじゃない。ちょっと感動した。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★4 | ややもすると物語の素材そのものは『月に囚われた男』以上に安手でありふれているかもしれない。だがダンカン・ジョーンズはかつてない感情の創造を目指す作家のようだ。中盤を退屈に捧げることと引き換えに辿り着いた最後の「転送」シーン以降、形容困難の感動が怒濤のごとく間断なしに押し寄せてくる。 [review] (3819695) | [投票(12)] |
★4 | 任務への忠実さにひた向きな正義への盲従を、そして私的な願望にピュアな誠実さを滲ませ、男は僅かに残った意識の尻尾に強固な意志を宿し、あの世とこの世の狭間を駆け巡る。忠実さに悲しみがダブリ、誠実さの先に希望を見たとき人は、個を取り戻し心揺さぶられる。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★3 | ヒロイン二人がドブスだったら、主人公のとった結末は違うかも…。 [review] (stimpy) | [投票] |
★4 | 8分間。その繰り返しに胸を熱くさせられたのだが、これはどこかで味わった。ああ、そうか。細田版『時をかける少女』だ。テイストはまるで違うのだけど、少しずつの軌道修正に心が震えるのだ。ヴェラの繊細な気持ちの揺れがこちらに伝わって来て、それも気持ちの高揚を手伝ってくれた。配役が実にいい。 (tkcrows) | [投票] |
★4 | さして巧くもない反復のギミックが中段で放棄され、物語が別側面を見せ始めたときに、ダンカン・ジョーンズの前作同様の遺棄されしものへの慈しみが浮上する。残留思念の永遠とパラレルな現世に届く一抹の伝言はロマンティシズムの再臨と言うしかない。 (けにろん) | [投票(6)] |
★5 | 『恋はデジャ・ブ』に似てるようで、似てないようで、でもやっぱり似てる。 (Lostie) | [投票] |
★3 | 『天国から来たチャンピオン』のルールを下品に強いられた気分。 (黒魔羅) | [投票] |
★5 | 緊張と謎解きでぎゅうぎゅうに押し込めるSFサスペンスと思いきや、別の意味で思ってもみなかった展開に。密室のオペレーションルームから、抜けるような青空のシカゴへの展開が実に鮮やかで爽やか。 (すやすや) | [投票(2)] |
★4 | 最後まで予断を許さない傑作SF映画。ソースコードというギミックの面白さに加え、ジェイク・ギレンホールとミシェル・モナハンのラブストーリーも見所! ミシェル・モナハンがとてもチャーミングで本当に魅力的! (パピヨン) | [投票] |