「食欲刺激映画」(Yasu)の映画ファンのコメント
サラの鍵(2010/仏) |
人間の、いのちのつながり。それは限りない歴史の悲鳴、喜び、慈しみ、愛を通して現代に至っている。人のあり方を問う強烈な秀作である。 [review] (セント) | [投票(1)] | |
語り口の上手さとM.マヤンスの好演により、幼いサラの一部始終は心に迫った。が、現代の話はジュリアの調査がしつこく続き、ジャーナリストの悪癖かと毒づきたくなった。そしてラスト。サラを身近に感じていたとはいえ、こんな事をするのは現実には有り得ないと思う。 (KEI) | [投票] | |
原作もぜひ読んでみたいと思わせる素晴らしい映画でした。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] | |
極めて真摯に、大人の観客を予想して綴られた物語である所以は、痩せさらばえた裸身を露わにするM・マヤンスの役者根性のみではない。遠い過去ならざる残酷な母国の罪状を追うK・S・トーマスらが激突するまぎれもない現代の壁によって、巻き込まれる人々までもが傷つくリアルな筋運びこそが白眉だ。なまぬるい感傷など這い入る隙もない。 (水那岐) | [投票(1)] |