★5 | 戸田重昌の美術的解釈には共感できる。少年を中心に家族の調和が変わってゆく。素晴らしい作品だと思います。 (chokobo) | [投票] |
★3 | 澄み渡ったクリアな画面が印象的。少年の心象風景を現わしているようで、物悲しさを誘う。 [review] (G31) | [投票] |
★4 | 景物の情報量が暴力的な郷愁を産し、一方では時間の滞留した観光地が異世界の求心力に抵抗する。この対比は渡辺文雄の役者論でもあり、イケメンのインテリでありながらメタボである彼は、養豚のようにひたすら食って寝て違和感に奉仕する。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★3 | 期待した程では無かった。淡々とし過ぎて疲れる。観てて飽きさせない為にもうちょっと抑揚も必要なのではないか。長男役の子と、小山明子は好演。 (直人) | [投票] |
★2 | この題材を黒塗りの日の丸で規定してしまうところに大島の横暴を感じる。情緒的な泣かせと政治的な反権力指向の狭間で物語は宙に浮いて居所を失う。後者であるならよりブラックな諧謔を、前者であるなら木下イズムへの転向をだが、それはできぬ相談。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 子供だって子供なりに考え、行動する。現状を嫌悪しながらも抜け出すために侵さねばならない罪の重さを知っている少年。本能的に家族を守ろうとする少年の姿には、この年頃だからこそ持ち得た純粋さと崇高さがある。 (マッツァ) | [投票(2)] |
★3 | 継母にとともに脱出を図ろうとする少年に向かって、肩の傷痕をさらし戦友の死をがなりたてる父親の被虐的諦観に戦後20余年を経てなお社会の底辺に隠れ徘徊する敗戦の亡霊を見る。冒頭の黒い日の丸ほど寡黙に国家を挑発したシーンを私は見たことがない。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | アンドロメダ星雲からやって来た宇宙人は「正義の味方」である。つまり正義を行なう者の手助けをし、悪人や怪獣を倒すためにこの星に来ているのだ。だが、それを自分と重ね合わせて見る少年が「正義の人」が人を死に至らしめるのを見た時、「正義の味方」はどうすればいいのだろう? [review] (水那岐) | [投票(3)] |
★4 | 田村孟はホンット色んな事件を見つけてくるねぇ〜。関心してしまいます。左右非対称の図式的画面など”らしさ”も保ちつつ、大島作品としては異例の平易さで子供にも見せてあげられる良作。 (町田) | [投票] |