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篠原篤の映画ファンのコメント

菊とギロチン(2018/日) ちょっと思い出しただけ(2021/日) 渇水(2022/日) ゼンタイ(2013/日) ボクたちはみんな大人になれなかった(2021/日) 春なれや(2016/日) 殺る女(2018/日=米) サバカン SABAKAN(2022/日) 658km、陽子の旅(2022/日) 恋人たち(2015/日) ラブ×ドック(2017/日) 彼女の人生は間違いじゃない(2017/日)が好きな人ファンを表示する

WANDA/ワンダ(1970/米)************

★4行き場ない焦燥や出口ない孤独や耐え難い抑圧を吐露しフィルムに焼き付けることが彼女にとり救いとなったなら幸いだが、素晴らしいのは飽くまで客体化できる醒めた視線と低予算がもたらした即物的フォルムが獲得できている点。ラストの詠嘆は哀しくも厳しい。 (けにろん)[投票(1)]
★3何者でもないし、何者かになる意思もない。すでに小娘でもない女ワンダ。同時代のアメリカンニューシネマの主人公のように体制から弾かれたわけではない。この女は何もしない。ただそこに存在し、流されているという自覚すらなく世の中を“流れている”だけだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4冒頭は採石場かと思ったが、炭鉱か。左にパンニングするショット。続いて小屋。中に幼児と母親。ぐずる赤ちゃん。ソファに寝ているワンダが唐突に登場し、「私がいると機嫌が悪い」と云う。圧倒的な疎外感の定着。こゝは、お姉さんの家か。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]