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恋人たち (2015/)

[Drama]
製作井田寛
監督橋口亮輔
脚本橋口亮輔
撮影上野彰吾
美術安宅紀史
衣装小里幸子
出演篠原篤 / 成嶋瞳子 / 池田良 / 安藤玉恵 / 黒田大輔 / 山中崇 / 内田慈 / 山中聡 / リリー・フランキー / 木野花 / 光石研
あらすじぐるりのこと。』から7年。橋口亮輔監督の久々の長編映画。 愛する物を通り魔によって失った男(篠原篤)退屈な日常を送る平凡な主婦(成嶋瞳子)、完璧主義者でゲイの弁護士(池田良)。三人の人生の絶望と再生を映したヒューマンドラマ。 (deenity)[投票]
Comments
全12 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5橋口監督の空白期間、大変だったと聞いています。そんな中で何を感じ、何を考え、何を伝えたいと思っているか。それを詰め込んだ渾身の力作。 [review] (deenity)[投票(4)]
★4全編に亘って水の映画。そして音の映画。 水の扱いでは、トップシーンが浴槽(風呂の場面は3人の主要人物、それぞれの家で描かれる)。船で行く川。自転車が通る水溜り。「美女水」というミネラルウォーター(安藤玉恵の写真が貼ってある!)。2回ある印象的な小水。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
★4ぐるりのこと。』(08)では傷ついたものに寄り添うことの大切さが「カップル」をとおして描かれた。『ゼンタイ』(13)では空疎な言葉に傷ついたものたちが無になって「連帯」していた。今回は不寛容のなかの「個」からキツイけど絶望は嫌だという叫びが聞こえる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★4男2人の挿話は真摯なのだが最重要と思われる再生への契機や起点が描かれないので判ったような判らないような釈然としなさだ。橋梁検査という職も若干狙った感がある。一方で主婦の原エネルギーは作為をふっ飛ばしただ存在し得ている。今村映画のように。 (けにろん)[投票(4)]
★4不条理をどう受け入れるのか。言い換えれば、事を人災ではなく災害として認知する方法とは何か。社会の広がりに組み込まれろと作者は推奨する。人災は点だが災害は広がりである。巨視的な何かで包摂せねば認知できないからだ。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4究極の性善説論者、橋口亮輔、再び。体の障害は心の健康で乗り越えられる。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]
★4救われないはずなのに救われる映画だ。 [review] (ロープブレーク)[投票(2)]
★4映画は文句なしに面白い。だが、ドキュメントタッチで映画的演出をおこなった結果、リアルさより気持ち悪さや不気味さが浮き出ていないか。 [review] (pinkmoon)[投票(2)]
★3触れる、物語。そして『ゼンタイ』の弊害。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★3何かを吐き出さずにはいられない、もがきながら生きる3人の、一人語りが胸に刺さる。 [review] (irodori)[投票(3)]
★3乞う人たち。不在の相手に向かって、あるいは相手の不在に向かって。橋口亮輔の描く人物たちは、人間の皮を被った人間ならぬ何者かの如き、しかしその故にこそ寧ろ確かに人間であるような人物たちに見える。敢えて言うなら、「臭い」人たち。生活世界の底辺に広がる水路の水面は、そこから見あげられる空の水色と確かに通じている。イメージのモチーフで現実をくるんで見せる、やはり映画。 ()[投票(1)]
★3絶賛された今までの作品群からは、ふらりと糸の切れた凧のように空を泳ぐかのような作品である。一挙、出発地点に戻ったかのような初動映画のような色合いがある。 [review] (セント)[投票(1)]
Ratings
5点6人******
4点14人**************
3点8人********
2点0人
1点0人
28人平均 ★3.9(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
キネマ旬報ベスト・テン脚本賞一覧 (寒山拾得)[投票(5)]
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