★3 | 乙羽信子の痛切な「ええじゃないか」に、信用に足るものなど絶対に、上から勝手に降りてきたりしないのだという岡本喜八の体験的信念が滲む。「葵」が「菊」に代わったように、今だって「菊」が「星条旗」になっただけじゃないかと言いたかったのだろう。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 時代の一瞬を切り取る岡本喜八の手腕はさすが。それにしても大根三船と岩下の新生姜。そして間に入る大女優乙羽信子が画面をかっさらう [review] (ペペロンチーノ) | [投票(7)] |
★4 | 集団における三船の正しい役回りと言えば、「バカ大将」。それも誰もついて来ない哀しい大将である。連合艦隊司令長官などに祭り上げられた日には、部下がヒドイ目にあうのは実証済みだ。そして喜八が彼の上におく唯一無二の存在。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | 喜八版オール・スターゲーム。『肉弾』から寺田農。『ああ爆弾』から伊藤雄之助と砂塚秀夫。さらに岸田森がおいしいところを一人でかっさらう。『赤影』見てる暇があったら『赤毛』を見ろ! (リーダー) | [投票(1)] |
★4 | 歴史に使い捨てにされる男を描けば岡本喜八は絶品である。少しだけコミカルに、そして優しく。そうでもしなきゃ歴史の波にゃあ勝てないから。だが、それでも勝てない男を描くのが喜八なのだ。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★5 | 泣いた。 [review] (町田) | [投票(4)] |
★3 | 三船さん、今回のキャラはちょっと年齢的にも無理があるような気が… [review] (づん) | [投票(1)] |
★4 | 三船は黒澤から離れるとだめになる。しかし岡本喜八はさすがだ。三船プロを完璧に侮っている。素晴らしい。 (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | ほとばしる才気にあふれながら、時にその才気がいやみに感じられる、喜八監督の姿そのままのような映画というべきか。しかしそういう形で自分の思う様を正直に、打算なくスクリーンに映し出そうとする喜八監督の、映画人としての純粋さは、何らかの心地よさをもたらす。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |