★5 | やはり、地下に埋もれてた極彩色の壁画が空気に触れて一瞬で消滅するシーンと,坊さんのファッションショーの僧《宗教)・文明批判でしょう。間違えて見た人は退屈でお気の毒だが、フェリーニ好きには後々重く残る映画。 (セント) | [投票] |
★3 | この映画に熱中してスクリーンを観ていた自分の隣に座りたい。 [review] (ALPACA) | [投票(6)] |
★4 | 消え行く古き良き都を懐かしみつつ、結局それは“喧騒”の回想へと連なる。渋滞とヒッピーの街と化した70年初頭のローマも、戦時下の40年代初頭のローマもフェリーニにとっては“フェリーニ的喧騒”に彩られた人間臭い愛すべき都なのでしょう。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | トラックの荷台に被さっているビニールが風に揺れるシーン、こんななんでもないことをきちんと映像にするフェリーニ、これはもう魔術です。 (ぱーこ) | [投票(2)] |
★5 | 掘削機や渋滞などという光景が、遺跡をも上回る被写体と化すその瞬間。美と醜悪、猥雑の狭間に生まれる、えも言われぬ恍惚。何より一大都市ローマを主人公とするフェリーニ魔術。これこそがまさに愛。外気に触れても消し去れぬ映画芸術の極み。 (ナム太郎) | [投票(3)] |
★5 | このコーナーのあらすじを誰が最初に書くか、楽しみです。 [review] (chokobo) | [投票(5)] |
★4 | 手にする物すべてを黄金にするギリシャ神話のミダス王みたい。
撮る物すべてをフェリーニ映画(豪華額縁入り)に出来る。 (cinecine団) | [投票(2)] |
★4 | ファッションショーの衣装のセンスがアニメチックかもか、不意にドクロの魍魎、法王(なのか?)の衣装のダイナミックに魅せる
流れは下世話さを交えて凄い。下世話、フェリーニの気質。どんな叙情性を匂わせ定番の風の音を聞いても
「映画は論理でない」と演じて言うフェリーニは巧い嘘を言ってるんだろうな。そういう道化もある。
(モノリス砥石) | [投票(2)] |
★5 | フェリーニの才能がストレートに現れてる様に思う。名人の一筆書き、あるいは、剥き出しの才気。劇場で観なければこの凄さは絶対に分らない。 (天河屋) | [投票(2)] |
★4 | 自家籠中の猥雑と郷愁のカオスとして呈される古代から現代に至るローマに纏わるエトセトラ。闊達だが食傷も感ずる中、「地下工事の掘削機」・「高速道の渋滞」・「古都遺跡の照明」など偏愛的な無機物質愛には惹かれる。そして帰結する終末的轟音の詠嘆。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | 「人生そのものが芸術作品だったわ…」 まさに! このセリフを言えるのはフェリーニだけだ。 (ドド) | [投票] |
★4 | 現代のシーンよりもフェリーニの青年時代のシーンがどれも抜群に面白い。特に街の人々が屋外で食事するシーン(路面電車が横を走る!)と戦時下の劇場のシーンが凄いと思う。空襲、防空壕から出た後の朝の表現。現実感は希薄かも知れないが映画表現として際立っている。あと、地下のシーンはフレスコ画以上に掘削機が面白い。 (ゑぎ) | [投票(1)] |