「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ三羽烏」(町田)の映画ファンのコメント
乾いた花(1964/日) |
池部良の倦怠と老婆心に揺れる複雑な表情にシビれまくり!彼がノワール調のモノクロ画面を、戸田重昌の美術セット内を動くだけで、それだけで映画は成立してしまうのであった。 (町田) | [投票] | |
時代の重さを背負った池部良は堵場が象徴する前近代的世界から抜け出せず、開通したての首都高をオープンカーで疾走する加賀まりこはその様式の中に散ろうとする。二つの虚無が時代を挟んですれ違い、モノクロームの世界に一瞬静かな炎が見える。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] | |
こんな日本映画は初めてだ、と思った。それは映画におけるハードボイルド性のことを指している。しかし篠田に失望してしまうのも早かったのだが。池部良は日本映画史上最もハードボイルドを体現した役者だろう。それは松田優作を遙かに凌駕する。 (ゑぎ) | [投票(1)] |