★3 | 二度目の鑑賞。自分は、もしかしたら吉田喜重作品が好きなのかもしれない。['08.7.5シネマヴェーラ渋谷] [review] (直人) | [投票(1)] |
★4 | 高踏的なのは相変わらずだが、これまでの吉田喜重作品と比べると(と言ってもまだ3〜4本しか観ていないのだが)格段に理解しやすい。[東京都写真美術館] [review] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 乱反射する彷徨う女たちの情念。逆光の中の影としてしか我が子を見据えることができない悲しみ。怒涛の波が打ち寄せる海岸の親子はいったい誰だったのか。永遠に封印してしまいたいミステリーとしても吉田喜重の脚本と演出は一級の冴えを見せる。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 力みすぎの演技や説明的な台詞など当初は受け入れにくかったが、巧みな編集によって維持される緊張感は本物。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 欧で「戦場のピアニスト」、日本で本作。作られるべくして作られた秀作。原爆が生命だけでなく、派生的に知らず知らずの内に人格にまで影響を及ぼしていた。救いがないのは仕方ないんだよね。音楽、美術、撮影、すべて日本映画の最高水準。 [review] (セント) | [投票] |
★4 | 途方もない喪失感や内向する静かな苦渋を描いて60年代のレネやアントニオーニ作品を想起させるし意識もしてると思う。細密に割られた編集技巧は粋を極め映画のダイナミズムとは視点の縦横な切り替えにこそあることを喚起させるだろう。 (けにろん) | [投票(3)] |