★4 | 階級間移動のための脱出速度を確保できるのか。その可否の焦点化で緊張を醸成する類の正統派な話である。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 3.5。目下のところアレン映画で最も透明な語り口の作品ではないだろうか。役者を追いかけるやや長めの1ショットに、単純な切り返しで役者たちの誇張されすぎない演技を撮る。室内にうまく配置された色彩の美味しさやハイキーめで統一された屋外のカミンスキー的陽光。物語に抗うような野蛮な視覚的突出は無い、だがこういう作家の影を消した作品を観るのはこちらも楽しい。 (赤い戦車) | [投票(2)] |
★5 | 軽妙洒脱な語り口の彼方から隙間を縫って顔を見せる地獄と言うより妄執と我慾と欺瞞まみれの世界はこう語られるべきという信念さえ感じるアレンここ10年の集大成であり結実。アメリカが直面する社会構造の破綻と踊り踊らされた人たちへの慈愛が泣ける。 (けにろん) | [投票(6)] |
★4 | なかなかツラい話で、ある意味身につまされる映画である。どう収めるかと思ってみていくと、なるほどこう来るか、って感じ。ウッディアレンの円熟ってやつだ。結局アメリカ人は真面目だから逃げ場がないね.まずまずの佳作でした。 (ぱーこ) | [投票(1)] |
★3 | ケイト・ブランシェットの圧倒的な女優映画。やはり、アレンの出ないアレン映画はムダが少なくていい。クレジット開けの旅客機の飛行カットの簡潔さからグッとくる。
[review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 過去シーンの前触れを欠いた訪れが不吉だ。前作『ローマでアモーレ』でまるで亡霊のように撮られたアレック・ボールドウィンが、ここでは「『死の予兆を孕まない生者』としての死者」というきわめて複雑な在り方で現れ、映画の負の中心を占める。それでもなおウディ・アレンは全作中人物と等距離を保つ! (3819695) | [投票(2)] |
★4 | ケイト・ブランシェットが頭悪いしおかしいし痛すぎて哀れになってくる。彼女を捉えるカメラも冷徹。嫌な奴ばかり出てくるし何度も観たいとは思わないが2chで実況したら凄く楽しそう。 (パピヨン) | [投票] |