★3 | 妹やその恋人の世間並みというステイタスが無自覚に疎外してくることへの反逆が、あんな矮小な形でしかありえない絶望。家庭崩壊の只中、世間に馴染めない若者と世間から弾き出された中年、寄る辺無き身の抱擁は、しかし、逆説的に父子の関係を捻出してみせる。俯瞰を装うラストが蛇足。 (kiona) | [投票] |
★4 | 埋まらない溝。 [review] (HW) | [投票(3)] |
★2 | 誰も彼も好きになれない・・・ [review] (Ryu-Zen) | [投票] |
★3 | 映画を「読む」事の意味を再び考えさせられた作品。 [review] (トシ) | [投票(2)] |
★3 | 登場人物のどうしようもないような焦燥感、孤独感を描くのはさすがに巧い。しかしその煮え切らなさが中盤以降、物語の流れそのものにも波及してゆき、次第に観ている側にも別の意味でのイライラが募ってくる。そして訪れる、いかにも黒沢清的なラスト。うーん……。 (薪) | [投票] |
★4 | 海を目指すクラゲ、海に何が待っているかは知らずに。若者にとっても、未来が明るいかなんて誰にもわからない。ただ、クラゲ同様、環境に適応して何かに向かっていく力は兼ね備えている。なら、アカルイミライかは自分で進んで確認するしかない。ラストのバックホーンの歌が不思議な余韻を残す。 (はいろうず) | [投票(2)] |