★5 | 今のヤクザの生態を浮き彫りにする最終作は、上からの圧力が大嫌いな男だ。誰もがそうだが脱する事は中々出来ない。貴方に替わって文太が暴れる。最初と最後で母が出る。最初の母の扱いは今迄になかった。実録と言うが、良くも悪くも時代は変わった、寂しいね。 (KEI) | [投票] |
★4 | 噛みつくことしか知らない狂犬菅原文太。元・狂犬ながら、組織を守る為に噛まないことも覚えた安藤昇組長。この二人の対比の素晴らしさ!!その二人を食ってしまうほどの渚まゆみの体当たり演技!! [review] (AONI) | [投票(5)] |
★4 | 「女が描けない」と言われ続けた深作欣二だが、本作の渚まゆみの熱演をはじめ、殴られる母、顔を切られた女など、「男」を深く描ききる事で、ワンショットであろうともそこにいる「女」が際立ってくる。これは「女」を描いた作品と言っていい。 (sawa:38) | [投票(3)] |
★4 | 東映東京名物仲沢半次郎の「シネマスコープ縦使い」の迫力。感情移入を頑なに拒絶し行く先も判らずに暴れ廻る半狂乱のエネルギーは、過去の重さに引きずられてテンポを緩め、歪な叙情性を生んでいる。 [review] (町田) | [投票(3)] |
★4 | 女を愛することもできず、ひたすら暴力で突き進むことしかできない不器用な沖田(菅原文太)の生き様。それは自分の母を殴った時から始まった。そんな男に君代(渚まゆみ)は自分と同じ匂いをかだ。決して交わることのない不幸な二人の青春。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 菅原文太の魅力を十二分に活かせるキャラクター。やっぱりこの人には「直情激情型おセンチヤクザ」がよく似合う。 [review] (Myurakz) | [投票(1)] |
★4 | 切ったはったが過激になればなるほど渚まゆみの哀しさがおぼろに浮かび上がる絶妙の按配。判っちゃいるけど泣かせる赤飯。 (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 結構、状況に迎合する主人公が今いち生半可で、安藤・諸角と西の勢力が拮抗するマクロな構図の前で矮小化される。腐れ縁の渚まゆみと同衾する文太の部屋での呟きが電車の音にかき消されるドン詰まり感。こういう深作節には愛を感じるが。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | こういうの遺影にしてくれ。 (黒魔羅) | [投票] |
★3 | 最初のナレーションが延々と長すぎて閉口。だが「狂犬」のような文太は実に魅力的。「仁義なき」シリーズでの、深作・文太コンビはここから始まった。 (worianne) | [投票] |