★5 | 撮影と美術と音楽が静謐に抑制されブレッソンを想起させさえする。黒木が仕掛けた老盟友原田・石橋とのトライアングルが熟成の味を醸し出し、脇を彩る新旧の役者がこれ又ピンポイントで良い味を見せまくる。底辺での据わり心地が堪らない。 (けにろん) | [投票(1)] |
★5 | 2000年代の黒木+原田+石橋が見れるだけでも土下座もんです。これを見た後気付くのは、彼ら以上の映画人はもういないということ。時代の終わりを感じました。 (たる雄) | [投票] |
★5 | 原田も石橋も風吹も良い歳のとり方をしている。伊佐山ひろ子と真野きりなの間に、意図されたものではないにしろ、かつての伊佐山と一条さゆりの関係が見てとれて思わずニヤリとしてしまった。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | スリの華麗な世界は若者が演じ,スリの行く末は主人公が演じる。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★4 | 監督も役者も年季を感じる落ち着きが良かった。絶妙の幕の引き方も好き。今の人気俳優たちが原田芳雄や石橋蓮司のような味のある大人になれるか、余計な心配してしまう程の素晴らしさ。 (マッツァ) | [投票(1)] |
★4 | スリと刑事の屈折した関係がいい。原田芳雄にはしつこいイメージを持っていたので、素晴らしい枯れ方に驚いた。抑制された演技なのに(だからこそ?)、にじみ出てしまう雰囲気。香川照之も良かった。 (なつめ) | [投票(1)] |
★4 | エンドロールの「スリ技術指導」に注目です。 (JO2) | [投票] |
★3 | スケールのちっちゃい、枯れたルパンと銭形の、あるいはトムとジェリーの追いかけっこの成れの果て。となると、不二子ちゃんが伊佐山ひろ子!?う〜ん、良しとしよう。脇役が良い。 (nob) | [投票(3)] |
★3 | 冒頭数シーンのカメラ位置と繋ぎ方から、「役者を見てくれ」という映画であることは了承したが、しかしどうしてこうもつまらんアップを挿入してしまうのか。後景は壁である上にぼかされ、役者の顔を見ろということかと思えば、大して美しい照明を当てているわけでもない。しかめ面などされると最悪である。撮影・美術・音楽、いずれも硬質な統一感を湛えているだけに惜しい。そんな中でも原田芳雄はやはり飛びぬけている。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 元世界チャンプ・川島の存在が曖昧で説明不足。原田との確執という点で重要な役だと思うのだが…。拳が商売道具だったプロボクサーが映画の中とはいえ、人の拳(指)を踏みにじる役つーのは本人はどうも思わなかったんだろうか。話の本筋とは別にちょっと気になったな。川島のボクシングスタイルは好きだったんだが。ちょっとねぇ。 [review] (クワドラAS) | [投票] |
★3 | 原田芳雄のキャラクターにおんぶにだっこ!原田芳雄本人でさえも… [review] (billy-ze-kick) | [投票] |
★3 | でも結局、決着はついてないよね。これはこれでいいと思うけど、なんか物足りなかった。 (GET) | [投票] |
★3 | スリの生き様かっこよかった (ビンセント) | [投票] |
★3 | 原田芳雄、独走といった感じ。この人は、いい役さえ与えれば、いくらでも賞をとってしまいそう。死ぬまでにあと1つは絶対獲るなと思います。真野きりなはこれから化けるかも。 (kenichi) | [投票] |
★3 | ストーリーとスリの関連性があまりないと思う (tai-chi) | [投票] |
★3 | スリと言うよりアル中からの脱出 [review] (FRAGILE) | [投票] |
★2 | 相関物の欠如した空疎な70年代アウトローの顛末譚をなぜこの時点で黒木が採用するのか不明。芝居巧者を林立させるだけで何も統御できず、ただ安っぽいロマンが垂れ流されるばかり。ブレッソンが観たらどう思うだろう。 (寒山拾得) | [投票] |