★3 | マダムと女房(1931/日) | 郊外の家に引っ越してきた劇作家(渡辺篤)。大音量で音楽を鳴らす隣の家がうるさいと抗議に出向いたら、その家のマダム(伊達里子)に魅了されてしまい、一緒になって騒ぐ旦那。女房(田中絹代)はすっかりヤキモチを焼いてしまう。[64分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票(2)] |
★4 | 日本の黒い夏―冤罪―(2000/日) | 長野県松本市で起きた「サリン事件」で報道被害を受けた男性(寺尾聰)の話を聞いた高校生(遠野凪子)が、当時の報道に迫ろうと地元のテレビ局にやってくる。応対した報道部長(中井貴一)らによって、マスコミと警察、そして市民によって“仕組まれた”冤罪事件が語られてゆく。実際に松本サリン事件の報道で犯人扱いされ、被害を受けた男性の話をもとにしている作品。[119分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ] | [投票] |
★4 | 柳生武芸帳(1957/日) | 徳川幕府の重臣、柳生家に伝わる3巻の武芸帳が盗まれた。この巻物には天下を揺るがす内容が書かれており、第三者の手に全てが渡ると大変なことになってしまう。この武芸帳の1巻をたまたま入手した没落武家の娘(久我美子)が、これを利用してお家再興を図ろうとする一方、忍びの者(三船敏郎)たちもこの武芸帳をつけ狙っていた。そして武芸帳を取り戻そうとする柳生家の者たちもこれに加わり、三つ巴の争いが始まる。 | [投票] |
★4 | 女であること(1958/日) | 東京で弁護士をしている佐山(森雅之)は、妻(原節子)の勧めで死刑囚の娘(香川京子)を引き取って面倒を見ている。そこへ大阪から家出してきた、妻の親友の娘(久我美子)が転がり込んできたことで、佐山家には一波乱が訪れる。川島雄三監督にとっては、日活から東宝系の東京映画に移籍して後の第一作。 | [投票] |
★3 | 浅草の灯(1937/日) | 大正時代、浅草の街は映画館や芝居小屋の立ち並ぶ一大娯楽街だった。その中のオペレッタ劇場のアイドル(高峰三枝子)が、資金繰りに悩む女座長(杉村春子)によって成金のもとへ売り飛ばされようとしていた。彼女を守ろうとする団員ら(上原謙、笠智衆、斉藤達雄)は、劇場に出入りしていた画家(夏川大二郎)と共に一計を案じる。 | [投票] |
★3 | 按摩と女(1938/日) | 按摩の徳さん(徳大寺伸)が、また今年も山奥の温泉地にやってきた。そこで出会った謎めいた女性客(高峰三枝子)に、徳さんのみならず田舎から東京に戻る途中の男(佐分利信)とその甥っ子(爆弾小僧)も気をとられてしまう。そんな中、この温泉旅館で宿泊客を狙った空き巣事件が起きる。 | [投票] |
★4 | をぢさん(1943/日) | 面倒見の良さで町内でも有名なおじさん(河村黎吉)は、あまりに面倒見がよすぎて自分のことは放ったらかしだと、妻(飯田蝶子)からは呆れられている。そんなおじさんは、昔世話になった人の未亡人(桑野通子)とその坊やが特に気がかりで、何かと世話を焼くのだが、ある日おじさんが出張のお土産にあげた饅頭を、坊やが食べて病気になってしまった。この作品は永らくプリントが失われたとされてきたが、90年代になってロシアのフィルムアーカイブに保存されているのが発見され、2001年3月にフィルムセンターで再公開された。 | [投票] |
★4 | お絹と番頭(1940/日) | 銀座の老舗足袋屋には、頭が良く仕事もできるスーパー番頭(上原謙)がいる。主人の娘(田中絹代)は彼のことが気になるのだが、気の強さと自分が不器用であるというひがみから、彼に反発ばかりしている。ところがこの番頭を婿に欲しいという話が来たことから、足袋屋では一騒動が巻き起こる。正月映画として公開されヒットを収めたが、野村浩将監督はこの作品を含め、6年連続で松竹の正月第一週映画を手掛けている。 | [投票] |
★4 | アカシアの道(2000/日) | 編集者の美和子(夏川結衣)は、大学を出て以来ほとんど連絡をとっていなかった母親(渡辺美佐子)がアルツハイマーを発症したことがきっかけで同居することになる。しかしその生活は、自分を愛していなかった母との辛い過去と対面するものだった。 | [投票] |
★3 | 俺に賭けた奴ら(1962/日) | チャンピオンを夢見てボクシングの門をくぐった青年(和田浩治)。順調に勝ち星を重ねてゆく彼の前に、やがて八百長を仕掛けるヤクザと手を組む、かつての名ボクサーが現れる。鈴木清順ならではのアクションが詰まった一作。 | [投票] |
★4 | 金髪の草原(1999/日) | 心臓病を持つ80歳の老人・日暮里(伊勢谷友介)はある朝、20歳の青年の意識で目覚める。そこへやってきた新任のホームヘルパー、なりす(池脇千鶴)に彼は恋をするが…。 | [投票] |
★3 | 杏っ子(1958/日) | 小説家の父・平四郎(山村聰)を持つ杏子(香川京子)は、疎開先で世話になった亮介(木村功)と結婚する。しかし小説で成功を夢見る亮介は、物にならない原稿を書いてばかりでろくに働かない。苦労のかけられっぱなしの杏子と、高名な舅の存在が疎ましい亮介の夫婦関係に、平四郎は心を痛めるのだった。[111分/モノクロ/スタンダード] | [投票] |
★3 | 恋人(1951/日) | 京子(久慈あさみ)が嫁入りする前日、彼女は好きあっていた誠一(池部良)を最後のデートに誘う。この一日行動を共にし、話し合った二人が達した結論とは…? [70分/モノクロ/スタンダード] | [投票] |
★3 | 偽れる盛装(1951/日) | 京都は祇園の一角にある御茶屋(芸者置屋)が舞台。芸者の姉、君蝶(京マチ子)と、堅気の妹妙子(藤田泰子)の人生模様を絡めて描く。溝口健二監督の『祇園の姉妹』を下敷きにした作品とされる。[103分/モノクロ/スタンダード] | [投票] |
★5 | 暖流(1939/日) | 経営の傾いた都下の病院に、日疋(佐分利信)が建て直しを図るべく新院長として着任する。彼は看護婦の石渡ぎん(水戸光子)に病院の内情を探らせるが、院長の娘啓子(高峰三枝子)と彼女を狙う医師(徳大寺伸)もからみ、彼ら4人の関係はやがて思いもよらない方向へ進んでゆく。[124分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票(1)] |
★3 | 虎の尾を踏む男達(1945/日) | 頼朝との確執から逃れる義経は、山伏に身をやつして弁慶(大河内伝次郎)らと共に北へ落ちのびる。しかしそれには、冨樫(藤田進)が守る途中の関所を通らねばならない。途中で雇われた強力(榎本健一)も加わった一行は、とうとう関で冨樫と対面する。この作品は終戦をまたいで製作されたため、戦中は内務省の、戦後はGHQの検閲を受けたが、黒澤監督と検閲官との行き違いから一旦オクラ入りとなり、7年間も公開が差し止められていた。[58分/モノクロ/スタンダード] | [投票] |
★3 | 白痴(1951/日) | 戦争のショックで神経を病んだ亀田(森雅之)は、復員する船の中で知り合った赤間(三船敏郎)と共に札幌に戻る。そこで出会った女性、那須妙子(原節子)を巡り、やがてこの二人の関係は少しづつ変化してゆく。[166分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票(3)] |
★4 | 乱れ雲(1967/日) | エリート官僚の妻として幸せな生活を送っていた由美子(司葉子)は、夫を自動車事故で死なせた三島(加山雄三)によって失意のどん底に落とされる。三島に過失はなかったものの、毎月律儀に見舞金を送る彼に、由美子はやがて親近感を抱くようになるが…。成瀬巳喜男監督の遺作。 | [投票] |
★3 | 浪華悲歌(1936/日) | 大阪の会社に電話交換手として勤めるアヤ子(山田五十鈴)は、会社の金を横領して逃げた父のため、社長(志賀廼家弁慶)に眼をつぶっていてもらう交換条件として彼の愛人になる。が、それが彼女の大いなる堕落の始まりだった。[71分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票] |
★4 | 噂の女(1954/日) | 京都の色街で廓を経営する母(田中絹代)のところへ、娘(久我美子)が戻ってくる。娘は家業を嫌って東京の音楽学校に通っていたが、失恋がもとで自殺未遂を起こしていた。娘は母の主治医(大谷友右衛門)の励ましで元気を取り戻し、彼と急速に親しくなる。しかし実は、彼は母の恋人でもあった…。[84分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票] |