★3 | 釣りバカ日誌6(1993/日) | 会社社長のスーさん(三國連太郎)はスピーチに追われて食傷気味。釣り仲間のハマちゃん(西田敏行)と連れ立って出かけた釜石でも市民大学の講演を頼まれていたが、ハマちゃんが社長と勘違いされたのをいいことに逃避行。気の合った旅館の仲居(久野綾希子)とひとときの逢瀬を楽しむことに。一方ハマちゃんはハチャメチャ講演で釜石市民の人気を独占した。そしてスーさんは、仲居の娘(喜多嶋舞)の結婚式に友人が集まらないと嘆かれ、一肌脱いでやろうと決意する。〔松竹/96分/カラー/ワイド〕 | [投票(1)] |
★4 | ヒポクラテスたち(1980/日) | 荻野愛作(古尾谷雅人)は医学生。産婦人科のレポートはよく書けるが、昔なじみの図書館員を妊娠させてしまう、少々使命感の足りない凡俗であった。彼のまわりに集まる者たちは、ある者は学生運動に魂を燃やし、ある者は医者制度そのものに疑念を抱き、それぞれに青春のなかでブスブスと燻りつづけていた。そんな毎日のなかで、愛作はじょじょに毎日の不条理に冒され、幻覚におびえるようになってゆくのだった。〔126分/カラー/スタンダード〕 | [投票(3)] |
★3 | 「さよなら」の女たち(1987/日) | あたし、安達郁子(斉藤由貴)。ごくフツーの大学生だったけど、決まっていた筈の就職がドタンバになっておじゃんになっちゃってドツボの底。そんな時、いきなりアイドル出身の父(伊武雅刀)が歌手に返り咲くなんて言い出したの。母(浅茅陽子)は母でイルカの調教師を始めたいと大ノリ気だし、いったいどうなっちゃってんの!?とりあえずモヤモヤを胸に抱えたあたしは神戸に渡った。そして友達の麻理や愛子と一緒に、麻理の恩人(雪村いづみ)が主人を務める「フロイライン(女たちの館)」で共同生活を始めることになったんだけど、これからどーなるのかしら…。〔東宝・92分・カラー・ビスタ〕 | [投票(1)] |
★3 | トットチャンネル(1987/日) | ごきげんよう、私、黒柳徹子(斉藤由貴)でございますわ。今でこそタマネギおばさんなんて呼ばれてますけど、私にも若くてそそっかしいひよっ子だった時代があったんでございますのよ。そう、あれはテレビが日本で産声をあげた頃、私たちは最初のTV女優として放送局に出入りするようになったのですわ。音声が途切れないようにとケーブルを踏まないようにしたり、録音されたおのれの声のアンマリといえばアンマリさにショックを受けたり…とにかく、本邦初のTV女優の涙と笑いの奮戦記、じっくりとご覧あそばせ!〔東宝・97分・カラー・ビスタ〕 | [投票(7)] |
★4 | 恋する人魚たち(1990/米) | あたし、シャーロット(ウィノナ・ライダー)。水泳の得意な妹(クリスティーナ・リッチ)と、恋に奔放なママ(シェール)と3人暮らし。ここマサチューセッツに引越ししてきた途端に、ママったら靴屋のおじさんとベタベタなんだからやんなっちゃうわ。あたしはもっと清く生きるのよ、神様!でも、修道院で働くジョー(マイケル・シェフリング)と出逢ったとき、あたし背中に電撃が走っちゃった。これは真実の恋よ!だけど神様、許して!鐘つき堂の上であたし、ジョーとディープキスしちゃった!どうしよう、子供ができちゃう!?〔117分〕 | [投票(3)] |
★4 | フォーエバー・フレンズ(1988/米) | 11歳のときに海岸で出会ったふたり、CC(ベット・ミドラー)とヒラリー(バーバラ・ハーシー)。容貌も境遇も違うふたりだがその場で意気投合し、友情を誓い合う。お互いのすべてを手紙に託し、交換しあうふたり。そして時は流れ、CCは歌手に、ヒラリーは弁護士になっていた。ある日ヒラリーは親と喧嘩し、身ひとつでCCのもとを訪れた。戸惑いながらも歓迎するCCだったが、なんとヒラリーとCCは、CCの演出家ジョンを同時に好きになってしまう。喧嘩しながらもどこか相手を憎みきれないふたり。女の友情は永遠に続くのだろうか…?〔123分/カラー〕 | [投票] |
★2 | 1969(1988/米) | 1969年のアメリカの田舎町。スコット(キーファー・サザーランド)とラルフ(ロバート・ダウニーJr.)は「そのうち何とかなるだろう」主義とお定まりの反逆心で生きている凸凹コンビだった。スコットの兄は弟に呆れながらもヴェトナムに出征し、親たちも誇りをもってそれを見送るとともに、デキの悪い息子たちに手を焼いていた。ヒッチハイク、LSD、ロック、読書で青春を費やすふたりだったが、ラルフの大学進学はフイになり、ヴェトナム行きが決定してしまう。ラルフは徴兵忌避で投獄され、スコットはラルフの妹ベス(ウィノナ・ライダー)にともに逃避行を持ちかけるが、兄たちに似ぬ真面目な性格のベスは、肯きながらも戸惑う…。〔93分〕 | [投票] |
★4 | ローズ(1979/米) | あたし、ローズ(ベット・ミドラー)。今をときめくロッカーなんだけど、なんか疲れてんのよね。お酒もロックもあたしの心を満たしてはくれない。そう、愛が欲しいのよォ。マネージャーのラッジと喧嘩してスタジオを飛び出した日、理想の男に出会ったわ。兵隊から脱走してきたテキサス男のヒューストン。彼とは思いっきり遊んで楽しんだけど、ちょっとした事件で怒らせて彼はあたしのもとを飛び出してしまったわ。それだけじゃない。あたしが自由気侭にやり過ぎたことに業を煮やしたラッジったら、マネージャーを降りるって言い出したのよ。ねえ、なんであたしの周りの人たちはあたしから逃げてゆくのよォ!?あたしには、歌も愛も大切なものなのにィ!〔134分〕 | [投票(2)] |
★2 | カストラート(1994/仏=伊=ベルギー) | カストラート…それは幼く美しい歌声をそのまま保つべく、男根を切除することで永遠の美声を得たバロック音楽界の爛熟の華である。ファリネッリ(ステファノ・ディオニジ)は幼児期の事故がもとで一物を切り取り、代わりに美声を得た、いわば望まざるカストラートであった。彼は凡庸な作曲家リカルド(エンリコ・ロ・ヴェルソ)の歌を歌い、社交界の話題を一身に集めるが、その歌に甘んずるかぎり頂点を極められぬのは目に見えていた。ついに意を決したその恋人アレクサンドラ(エルザ・ジルベルスタイン)は、ファリネッリを快く思わぬ楽聖ヘンデル(ジェローン・クラッペ)の楽譜を、彼の出世のために盗み出そうとする。〔106分/カラー/ワイド〕 | [投票(3)] |
★3 | 太陽と月に背いて(1995/英=仏=ベルギー) | 時は19世紀、フランスの都パリ。詩人としての名声を欲しいままにしていたヴェルレーヌ(デヴィッド・シューリス)は、若き天才ランボー(レオナルド・ディカプリオ)と出会う。天分には恵まれながらも乙女のように柔弱なヴェルレーヌは、奔放で破壊的性格のランボーの「男」に惹かれ、いつしか禁断の恋に落ちてしまう。肉の営みを続ける男ふたり。しかしランボーは愛人生活に嫌気がさし、その手を逃れようとする。ランボーの独占を図るヴェルレーヌは、遂に許されざる手段に出てしまうのだった。〔112分/カラー〕 | [投票(1)] |
★3 | 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984/日) | ぱぱんぱんぱん!時は21世紀初頭、突如空から降ってきた巨大戦艦。「も〜らいっ!」とツバつけて我が物とした地球人でありますが、得したと思ったのも束の間、謎の宇宙人ゼントラーディによって、戦艦「マクロス」に乗り込んだ以外の地球人は攻撃で全滅してしまったんですな。ゼントラーディは図体もデカいが科学力も抜群、マクロスがまともに戦ったんでは勝ち目はございません。ところがこの宇宙人、捕虜にした一条クンと美沙姐サマのやぶれかぶれのキスを見るや、「デカルチャ〜」と叫んで卒倒してしまいます。ここに現われたのが地球一のベッピン歌姫リン・ミンメイ。彼女が歌えばあら不思議、宇宙人ども戦意を喪失してそのトリコとなってしまう。これを見逃す手はございませんてんで、ミンメイ嬢を楯にした地球軍、ハチャメチャ大作戦でゼントラーディに挑みます。果たしてその顛末やいかに!?〔115分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票(4)] |
★1 | マイ・ウェイ(1973/南アフリカ) | マドックス(ジョー・スチュアードソン)は過去オリンピックで金メダルをとった栄光を胸に、建設会社の指導者として不動の地位を築いていた。その誇り高さゆえに、彼は子供たちにもそれぞれのスポーツにおいて決して勝利者の地位を奪われないように厳命していた。だが、その期待の重圧に耐え切れなくなった子供たちは、許されぬ結婚を理由に、またおのれの可能性のためにと、次々と父のもとを去っていくのだった。マドックスの妻は彼のせいだと夫をなじる。それでも、残された子らに望みを繋ぐマドックスだったが…。〔107分/カラー〕 | [投票] |
★2 | モン・パリ(1973/仏) | 自動車教習所を営むマルコ(マルチェロ・マストロヤンニ)と美容師のイレーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)は結婚していないながら子供もいるベストカップル。だが、他愛ない日常のなかでマルコに異変が起きる。彼を診察した医者はマルコが妊娠4ヶ月だというのだ。「男の妊娠」という椿事はまたたく間に噂となり、マルコはマスコミの寵児となる。これは性別間の革命か?〔96分/カラー〕 | [投票] |
★4 | 魔界転生(1981/日) | 島原の乱で全ての領民を惨殺された天草四郎(沢田研二)は、沈黙を守る神に憤り、悪魔の手を借りての徳川幕府殲滅を目指し同志たちの転生を試みる。細川ガラシャ(佳那晃子)、宮本武蔵(緒形拳)、宝蔵院胤舜(室田日出男)、伊賀の霧丸(真田広之)…。それを察知し手を打とうとしていた柳生但馬守(若山富三郎)のもとへ、放浪の剣豪柳生十兵衛(千葉真一)が帰ってきた。だが、但馬守もまた死病にとりつかれ、転生の欲望に心動かされていた。十兵衛は刀鍛冶・村正(丹波哲郎)が鍛えた妖刀を携え、ひとり魔界衆に挑んでゆく。〔122分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★5 | 伝説巨神イデオン 発動篇(1982/日) | 呪われた無限力を秘める巨人「イデオン」は、異星人バッフクランのみならず地球人にとっても災厄の象徴であった。その危険な荷物を搭載して宇宙を放浪するソロシップに、バッフクランでありながら地球人の子を宿したカララ(戸田恵子)が乗っていることを知る総軍司令ドバ(石森達幸)は、父親としての怒りも露わに全軍による殲滅を命令する。戦いのなかでソロシップの少年たちは、純粋な生の欲求が突き動かすという「イデ」の力に翻弄されるように、一人、またひとり倒れてゆく…人間の業と再生を描く大河アニメの完結編として、TVでは未放映のストーリーを新たにフィルム化した巨編・後編。作画監督:湖川友謙。〔99分〕 | [投票(1)] |
★2 | 伝説巨神イデオン 接触篇(1982/日) | 外宇宙に移民団が進出する遠未来、地球人はかつて文明が存在したことが確認されるソロ星の開発に着手していた。だが、そこは異星人バッフクランの「無限力伝説」を秘めた惑星でもあった。バッフクランの高級武人の娘カララ(戸田恵子)が好奇心から地球人に接近したことが、目付け役たる武人たちの地球人攻撃の引き金となり、移民団の少年コスモ(塩屋翼)らが持ち出した先住民の遺物たるロボット「イデオン」の覚醒を呼ぶ。バッフクランの重機動メカを瞬時に葬るイデオンは、まさに彼らにとって「無限力」の体現者であった…絶望的なふたつの文明の衝突のなかで人間の業を描く、富野監督の大作・前編。作画監督:湖川友謙。〔85分〕 | [投票] |
★4 | ロッキー・ホラー・ショー(1975/英) | ブラッド(バリー・ボストウィック)とジャネット(スーザン・サランドン)は若い恋人同士。友人の結婚式の帰りにドライブに出かけるが、運悪く突然の豪雨に襲われる。そんな彼らがたどり着いたのは幽霊屋敷のような豪邸。不気味な執事リフ・ラフ(リチャード・オブライエン)やメイドのマジェンタ(パトリシア・クイン)らは彼らを暖かく迎え入れた。主人の成功を祝う大切なパーティーだからというのだ。その主人こそ、人造人間ロッキーを完成させたバイセクシュアルのマッドサイエンティスト、フランケンフルター博士(ティム・カリー)だった…古き良き時代のSF映画へのオマージュが詰まった、参加するロックミュージカル。〔99分〕 | [投票] |
★2 | ヴイナス戦記(1989/日) | 金星の宇宙的大異変により、人類の殖民が可能になって久しい時代。金星の二大勢力、アフロディアとイシュタルは一触即発の状態にありながら、うわべだけの平静を保っていた。そんな中、青春を自暴自棄に過ごす少年ヒロ(植草克秀)は、バイクゲームの危険な快楽に身をゆだねる生活を送っていた。ガールフレンドのマギー(水谷優子)が彼の身を危ぶむのも空しく、ヒロはアフロディア軍に新設される戦闘バイク部隊の指揮官に勧誘され、その一員となることを誓った。金星は戦乱の時代へと向かってゆく…。〔103分・カラー・ワイド〕 | [投票] |
★2 | ベルモンドの怪盗二十面相(1975/仏) | 紳士怪盗ヴィクトール(ジャン・ポール・ベルモンド)が刑期を終え出獄してきた。早速次なる仕事に取り掛かる彼だったが、保護監察官のシャルロット(ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド)に一目ぼれしてしまう。彼女と一緒になるために金が必要と踏んだヴィクトールは、シャルロットの父が館長を勤める美術館から、画聖エル・グレコの名画を盗み出そうと決心する。〔99分/カラー〕 | [投票] |
★4 | 戦争と人間 第1部・運命の序曲(1970/日) | 新興財閥伍代家の長男・英介(高橋悦史)は、当主由介(滝沢修)の考えより渡米を許された。由介は財閥を世界に雄飛させようとし、すでに弟・喬介(芦田伸介)を満州へ送り込み、大陸支配の基盤としようとしていたのだ。それを何処吹く風と聞き流す長女・由紀子(浅丘ルリ子)は、伍代財閥の中核にある矢次(二谷英明)に心を寄せていたが、その誘いに乗らぬ彼への当てつけの意味から、青年将校柘植(高橋英樹)へと愛の対象を移すのであった。折りしも時代は満州事変へと流れ、軍需産業において発展しようとする伍代の昇竜の如き勢いを約束しているかに見えた。〔日活/194分/カラー/ワイド〕 | [投票] |