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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★3ハニーボーイ(2019/米)オーティス(ルーカス・ヘッジス)は若くしてハリウッドで成功した俳優だったが、羽目を外し過ぎたある日飲酒運転で事故を起こしてしまった。服役は免れたものの更生施設に送られ、原因を探るべく過去の人生をノートに記せと命じられる。オーティスが思い出したのは父ジェームス(シャイア・ラブーフ)のことだ。道化師をやっていた父だったが、とくに人気を得ることもなくついには母と別れることとなり、12歳にして成功した子役である若きオーティス(ノア・ジュープ)に収入を頼っていた。そんな生活にいたくプライドを傷つけられていた父は、息子の成長を素直に喜べず、事ある毎に辛くあたるのだった。俳優ラブーフの自伝的作品。〔95分〕[投票]
★2薄暮(2019/日)佐智(桜田ひより)は福島に生きる高一の娘である。彼女は両親や姉とともに何の変哲もない一軒家に暮らし友人にも恵まれていたが、その実東日本大震災にて心に傷を負い、以来誰からも一定の距離を置いて暮らしてきた。唯一力をつぎ込んできたのは幼時より親しんだヴァイオリンであり、彼女も音楽部に身を置いて文化祭での発表を目指し研鑚を積んでいた。そんな日々のなか、彼女は独りひそかに愛してきた帰路での夕暮れの風景を共有する少年に遭遇する。彼は別の高校に通う祐介(加藤清史郎 )という一年生の少年で、消えてゆく風景をスケッチブックに描きためて残そうとしていた。佐智は彼にむけ心が動くのを感じる。〔52分〕[投票]
★3聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY(2014/日)闘いを司る女神ながら、秩序と平穏を理想とするアテナが地上に転生した。彼女を護るべく肉体を究極まで鍛え、聖衣をまとい感性を神に近い段階まで研ぎ澄ました若者たちを、人は聖闘士(セイント)と呼んだ…。城戸財閥総帥の娘・沙織(佐々木彩夏)は、16歳の誕生日を迎えるとともにおのれがアテナ女神の転生体であることを知らされる。それを納得する間もなく、音速の拳をふるう鎧に身を包む刺客の攻撃にさらされる彼女は、危機一髪のところを少年たちに救われる。星矢(石川界人)を中心とする少年たちは沙織の守護を使命とし、サンクチュアリにおいて沙織をアテナの名を騙る逆賊として付け狙う教皇(山寺宏一)に立ち向かおうとしているのだった。〔93分〕[投票]
★4アルプススタンドのはしの方(2020/日)ある高校野球部の地方予選。期待をかけられているわけでもなく応援席は人影もまばらだ。そんなスタンドの片隅に、演劇部の仲良しコンビ安田(小野莉奈)と田宮(西本まりん)は座し、とくに応援することもなくお喋りを続けている。そんなふたりの横にもと野球部の藤野(平井亜門)が現われ、なんとなく会話に加わる。そして階段の隅のフェンスに、成績優秀だが引っ込み思案の宮下(中村守里)がひとり立ち試合のゆくえを追っている。応援にすら加わらない不甲斐ない生徒に業を煮やし、茶道部顧問の厚木(目次立樹)は彼らを叱りながら大声で檄を飛ばし続ける。しかし彼らは、それぞれに他者に隠した感情を抑えていた。〔75分〕[投票]
★3性の劇薬(2020/日)桂木(渡邊将)は自殺しようとしていた。彼は勤務する会社で思いがけないチャンスを与えられ、成功を見た。だが、感謝を込めて両親を水入らずの旅行に送り出してのち、彼らが事故死したことを知る。罪の意識に苛まれ夜の街をさまよった桂木は、情婦である綾香(階戸瑠李)が部下に寝取られるのを見たのだ。ビルの屋上のフェンスを越えた桂木。その腕を固く握った男がいた。彼は「棄てるならその命、俺に寄越せ」と言い放ち、桂木を裸に剥いてある部屋のベッドにつないだ。「やめろ」と叫ぶ桂木を嘲笑い、男は秘技を尽くして彼を責め苛む。やがて桂木はその男…医師を生業とする余田(北代高士)に調教され、虜となってゆくのだった。〔89分〕[投票]
★3ゲルニカの木(1975/仏=伊)内戦のスペイン。ファシスト軍はローマ教皇と手を組み、名目のみでない政府軍となった。ゲルニカの大空襲を経て勝利は目前に迫り、ラミロの村の領主ラファエル(コッシモ・シニエリ )は最後の詰めを行なわんとしていた。謝肉祭のなか、この村にゲルニカの生き残りの女ヴァンダール(マリアンジェラ・メラート)がロバに乗って辿り着く。彼女を迎えたのは、ラファエルの息子で父を憎悪する男ゴヤ(ロン・ファーベル)。彼は女に名を問うが、その答えを得る前に大掃討作戦は開始される。アレハンドロ・ホドロフスキーローラン・トポールとともに「パニック芸術運動」を牽引した監督フェルナンド・アラバールの第3作。 [投票]
★4詩季織々(2018/日=中国)中国の青春期の男女の、変わりゆく街々を背景にしたオムニバスアニメ。◆「陽だまりの朝食」少年シャオミン(坂泰斗/幼少時伊瀬茉莉也)の大好物だった、故郷のビーフン料理をめぐって描かれる田舎町の変遷。◆「小さなファッションショー」派手なモデルの姉イリン(寿美菜子)と、地味な服飾デザイナーの卵である妹ルル(白石晴香)の都会生活にからめた姉妹愛。◆「上海恋」上海の取り壊されようとしている市街を舞台に、ほのかな思いを共有するリモ(大塚剛央)とシャオユ(長谷川育美)の恋と、思わぬ行動のすれ違い。◆新海誠監督作品のスタッフらと中国人クリエーターによるコラボ作品。テーマは「食」「衣」「住」。〔74分〕[投票]
★4母親たち(2018/仏=ベルギー)隣同士の少年、テオ(ジュール・ルフェーヴル)とマキシム(ルーアン・アダム)は大の仲良しである。テオの母で華やかなアリス(ヴェルル・バーテンス)と、マキシムの母で控えめなセリーヌ(アンヌ・コエサン)も家族同然の日々をおくり、交流は絶えなかった。だがその蜜月はある事件によって終止符を打たれる。アリスの目の前でマキシムが二階の窓から足を滑らせて転落死したのだ。セリーヌはショックに打ちのめされ、夫であるダミアン(アリエ・ワルトアルテ)が葬儀を取り仕切った。だが、その頃からアリスはセリーヌが自分を恨んでいると感じるようになる。夫シモン(メーディ・ネブー)は妄想と片付けるが、事件が次々と起こりはじめるのだ。〔97分〕[投票]
★3ヴァチカン美術館4K3D 天国への入口(2013/伊)その昔、見えざる手によって土塊より人間を創ったという神の如く、大理石の中から息づく人間像を掘り出す芸術家の腕は、本来異教の徒であるカトリック教会の教皇たちをも魅了した。こうしてギリシャ、ローマの神々や人間たちの彫像を多数収集するヴァティカン美術館の礎は築かれた。それにとどまることなく、ミケランジェロラファエロからファン・ゴッホサルバドール・ダリに至るヨーロッパ美術の全貌をここでは覗くことができる。本編はこの美の殿堂を俯瞰し、その実像に迫る稀有なる3Dフィルムである。日本語ナレーターは石丸謙二郎。〔66分/3D〕[投票]
★4ワイルド・ローズ(2018/英)英国グラスゴー。意識せざる罪で1年間投獄されていた、バツイチでふたり子を抱えるローズ・リン(ジェシー・バックリー)がやっと自由の身となった。母親マリオン(ジュリー・ウォルターズ)に子育てを任せていた彼女だったが、日々をおくるための希望は他にあった。ローズ・リンは並々ならぬ歌声に恵まれたカントリーシンガーであり、いつか米国に渡りその才能を見出されたいと願っていたのだ。だが、まずは関係を悪化させてしまった子供たちに報いてやるために彼女は仕事を探すことにする。掃除婦として意外と早々に拾ってもらった彼女は、雇い主の婦人スザンナ(ソフィー・オコネドー)をその歌声で驚かせる。彼女はローズ・リンの夢を叶えると言い始めた。〔102分〕[投票]
★2BLACKFOX(2019/日)忍者の伝統を受け継ぐ祖父(津田英三)の技を叩き込まれ、科学者の父(土田大)より不変の友となる動物型ドローン3体を受け取った娘・律花(七瀬彩夏)。戦士として最強の存在となるべく宿命づけられた彼女は、同時に家族より深い愛情をもって育てられたゆえに、単なる戦闘マシーンではない優しい娘として育ったのだった。しかし研究物を軍事目的に使うことを拒んだ父は、謎の武装組織によって抹殺され、彼を守ろうとした祖父も蜂の巣にされた。ひとりドローンたちに守られて逃げ延びた律花は、家族の復讐を誓い大都会に消えた。そして日々は流れ、探偵助手として働きつつ組織の動向を探る彼女は、孤独な少女ミア(戸松遥)と出会うのだった。〔89分〕[投票]
★3mellow メロウ(2020/日)小洒落た花屋「メロウ」を経営する独身男・夏目(田中圭)は、好きな花をいじりそのフランクな人柄で訪れる女性たちにお茶を奨めたりしながら、話に付き合えるような若者だ。今朝も通学を愚図る小学生の姪・さほ(白鳥玉季)に仕事を手伝わせながら、まずは親父の代からひいきにするラーメン屋に向かい、仏壇に花を供えるのが二代目の木帆(岡崎紗絵)との約束だった。登校する前に顔を出す中学生の宏美(志田彩良)は、夏目の顔を見ないことには落ち着かない性分のようだ。そう、夏目は何故か女性客に評判がよく、お得意様のカップルの片割れ麻里子(ともさかりえ)にも、ある日愛を告白されてしまうのだった。〔106分〕[投票]
★3ザ・ファイブ・ブラッズ(2020/米)ベトナム戦争終結から幾十年。あの日、無益な戦争に心ならずも身を投じたアフリカ系退役軍人4人(デルロイ・リンドー / クラーク・ピータース / ノーム・ルイス / アイシア・ウィットロックJr.)が、ある目的のために再集結した。彼らの目的とは、攻防の最中に彼らが手にし、いずれ山分けすべく地中に埋めた高額の金塊を掘り返すこと、そして4人をそこへ導き戦死した仲間ノーマン(チャドウィック・ボーズマン)の埋葬だった。彼らのひとりの息子デヴィッド(ジョナサン・メジャース)も同行、5人は戦地に降り立つ。金塊を換金してくれるという裏社会の大物とも話がつき、彼らは地雷原のなかにある目的地に足を進める。〔154分〕[投票]
★1俺のシテがやられる(1997/仏)若者たちは渇いていた。職にあぶれ、大人には頭ごなしに叱責され、すべてを管理され足掻いていた。ラテン系、アラブ系、アフリカ系と見てとれる彼らは、警察に徹底的にマークされていた。そんな彼らは、暴力・薬物・漁色・ラップに日々の不満を癒されようとしていたが、いずれも彼らの渇きに応えてはくれなかった。彼らのなかにトラブルは起こる。敵対勢力とのいのちの奪い合い。そしてその炎はライブの夜とともに燃え広がり、市井のデモ隊をも巻き込んでゆくのだった。ここに深いドラマはない。発端と結果があるのみだ。〔96分〕[投票]
★4泣きたい私は猫をかぶる(2020/日)女生徒ムゲ(志田未来)の通称の由来は、「無限大謎人間」の略。彼女は思い人であるクラスの男子・日ノ出(花江夏樹)に毎朝果敢にアタックをかまし、見事玉砕しても平気の平左で次のステージに向かうしたたかで謎のメンタルを持つ娘だからだ。無二の親友・頼子(寿美菜子)がいかに気遣ってもムゲは日ノ出へのラブラブ攻撃をやめない。その裏には、ムゲがあまりのショックを受けこの世の総てを呪ったとき、眼前に現われた怪猫・お面屋(山寺宏一)が彼女に「猫に変身できるお面」を進呈した事実があった。どんなに傷ついても、ムゲが白い子猫・太郎に変身したときだけ、日ノ出は無償の愛情を彼女に注いでくれるのだった。〔104分〕[投票]
★4LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014/日)依頼を受けると、仕事の前にターゲットの名が刻まれた墓標を用意する殺し屋、ヤエル奥崎(広瀬彰勇 )。彼が花を手向けた新しい墓標には、ガンマン次元大介(小林清志)の名が刻まれていた。当の次元は、仕事上のパートナー、ルパン三世(栗田貫一)とともに「世界一平和な国」と豪語する東ドロアに潜入し、秘宝「リトルコメット」の奪取に成功していたが、事前事後の彼の国の官憲による報復行為によぎる不安を感じていた。とくに次元は、ボディガードを務めたこの国の歌姫・クイーンマルタ(皆瀬まりか)を目の前で射殺されていたのだ。そんなとき、ルパンは同じく「お宝」を追って入国した不二子(沢城みゆき)の危機を察知する。〔51分〕[投票]
★3LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門(2017/日)「バミューダの亡霊」と噂される伝説の殺し屋ホーク(土師孝也)が日本に飛んだ。伊豆沖の賭博船に潜入し、そこに貯め込まれた大金を奪おうとするルパン三世(栗田貫一)、次元大介(小林清志)、そして峰不二子(沢城みゆき)の命を狙ってのことだった。そして賭博船を仕切る鉄竜会の組長(菅生隆之 )の用心棒として、すでにルパンらとは顔見知りの石川五エ門(浪川大輔)も同乗していた。だが、仕事のために船に火を放ったホークのために大混乱になり、巻き添えをくった組長は命を落とす。まんまと大金をせしめたルパン一家だったが、五エ門は鉄竜会をお払い箱になり屈辱の中稽古に没頭するのだった。そこに彼らを狙うホークが乱入する。〔54分〕[投票]
★3LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘(2019/日)峰不二子(沢城みゆき)は逃げ続けていた。彼女は難病に冒された少年ジーン(半場友恵)のため、勤務するゴッドフリー・マイニング社より5億ドルを横領したランディ(小原雅人)のメイドとして息子ジーンを守り抜く使命を帯びていたのだ。追うのは雇われた殺し屋、砂塵を操り呪いを撒き散らす怪人ビンカム(宮野真守)。彼の手にかかる前に自爆して消息を絶ったランディ亡き後、5億ドルの在処を知る者はジーンしかいなくなったのだ。ルパン(栗田貫一)や次元(小林清志)の手を借り、襲い来る危機を脱する不二子だったが、いつものお色気攻撃が通じない子供を前にしては、つい冷静さを失ってしまう。逃走劇の行方は…?〔56分〕[投票]
★4シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018/仏)冴羽リョウ(フィリップ・ラショー)は凄腕のスイーパー。相棒の香(エロディ・フォンタン)とともになんでも請け負う仕事人である。ある日、ドミニク(ディディエ・ブルドン)という男が「キューピッドの香水」のビンを守ってくれと依頼にきた。少量を肌につけただけでどんな者でも虜にしてしまう恐るべき惚れ薬だ。しかし、リョウはそのビンを商売敵の海坊主(カメル・ゲンフー)に奪われてしまう。彼ともみ合ううちに、香水を持ち去ったスキッピー(ジュリアン・アルッティ)という男はおのれの欲求に任せて香水を悪用し始め、さらに香水のかかった香に惚れ込んだ男パンチョ(タレク・ブダリ)はどこまでも付きまとう。事件は拡大を始めた!〔93分〕[投票]
★5カブールのツバメ(2019/仏=ルクセンブルク=スイス)タリバン占領下のカブール。歴史教師だったモフセン(スワン・アルロー)は、公開処刑の場で女囚につい投石してしまい、自分の汚さを恥じる。彼の妻で美術教師だったズナイラ(ジタ・アンロ)とは、占領前は一緒に映画館に出かけた仲だった。彼女にせがまれて共に外出したモフセンは、家事ばかりの彼女に外がいかに酷い世界かを教えることになるのだった。一方、女子刑務所の管理者アティク(サイモン・アブカリアン)は、癌で余命幾ばくもない妻のムサラト(ヒアム・アッバス)と暮らしつつ、彼女の気遣いも顧みず笑うこともない毎日を過ごしていた。彼のもとに、久しぶりに若い死刑囚が連行されてくる。夫殺しの罪科をもつその女とは…。〔82分〕[投票]