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Yasuさんのあらすじ: 点数順

★4大学は出たけれど(1929/日)野本(高田稔)は大学を卒業し、深刻な不況の中で就職活動を開始する。しかし紹介状を手に訪ねた会社で「受付ならやらせてもいい」と言われ、受付とは侮辱も甚だしいと憤然と飛び出す。しかし他の会社でも断られ続け、なかなか職が決まらないうちに、何も知らない母親(鈴木歌子)と婚約者(田中絹代)が国元からやってきてしまった…。[11分 (現存版)/モノクロ/スタンダード/サイレント] [more][投票]
★4ツィゴイネルワイゼン(1980/日)旅先で出会った陸軍士官学校の教授・青地(藤田敏八)と同僚で友人の中砂(原田芳雄)。二人の泊まる旅館に呼ばれた芸者・小稲(大谷直子)。作曲者のサラサーテ本人が演奏する『ツィゴイネルワイゼン』のレコードを聴く青地と中砂。コンニャクをちぎる中砂の妻(大谷直子、二役)。青地の妻・周子(大楠道代)を抱く中砂。骨の美しさを話す中砂から、骸骨を交換しようと言われる青地…。飛躍する物語と鮮烈なイメージが織りなす、妖しくも美しい世界。[144分/カラー/スタンダード] [more][投票]
★4野菊の如き君なりき(1955/日)信州・千曲川のほとり。73歳の老人・政夫(笠智衆)が肉親のいなくなった故郷に帰ってきた。彼は小舟に乗りながら、60年ほども昔の出来事を懐かしく振り返る。それは、15歳の政夫(田中晋二)と従姉の民子(有田紀子)との、美しくもはかない想い出であった。回想シーンでは、画面の周囲に一昔前の写真のような白い縁取りをするという技法が試みられている。[92分/モノクロ/スタンダード][投票]
★4稲妻(1952/日)母親・おせい(浦辺粂子)と暮らす、長女・縫子(村田知栄子)次女・光子(三浦光子)三女・清子(高峰秀子)の三姉妹はみな父親が違う。そのために妹二人は姉に気兼ねしつつ暮らす毎日だ。そんな中、縫子の知人の綱吉(小沢栄)と清子との縁談が持ち込まれたり、光子の夫が急死したりといった事件が続く。東京の下町を舞台に、おせいの締まりのなさ・綱吉の欲深さと共に三姉妹の性格の違いが対比されながら、物語が描かれる。[102分/モノクロ/スタンダード][投票]
★4ピストルオペラ(2001/日)殺し屋組織「ギルド」のランキングナンバー3、通称“野良猫”(江角マキコ)のもとに、「ギルド」のエージェント・上京(山口小夜子)から指令が来た。「ギルドのナンバー1である“百眼”を消せ」。しかし、誰も“百眼”を見たことがない上に、“百眼”が誰であるかすらも知らない。焦る“野良猫”をしり目に、姿を見せないまま逆に彼女を狙いはじめた“百眼”。“野良猫”に勝機はあるのか、そして、“百眼”とはいったい誰なのか…。鈴木清順監督自身の『殺しの烙印』のリメイクにして、『夢二』以来10年振りの長編監督作品。[112分/カラー/スタンダード][投票]
★4幕末太陽傳(1957/日)あと数年で明治維新の世になろうとする時代の江戸・品川宿。ここの旅籠「相模屋」に、佐平次(フランキー堺)という遊び人風の町人がやってきた。飲めや歌えのどんちゃん騒ぎを何日も続けた挙げ句、「実は無一文だ」と公言し、呆れる主人を前に、そのまま手伝いのような形で居着いてしまう。そんな佐平次は、異人館を焼き討ちしようと「相模屋」で計画を練る尊王攘夷派の志士・高杉晋作(石原裕次郎)の時計を拾った縁で高杉と仲良くなったり、旅籠の手伝いや恋文の代筆などで、旅籠の遊女たちにも人気者になっていった…。『居残り佐平次』『品川心中』などの江戸古典落語に題材を取った風刺喜劇にして、川島雄三監督の代表作の一つとされる作品。[投票]
★4蜂の巣の子供たち(1948/日)戦地から引き揚げて来た復員兵(島村俊作)は、下関駅でぼんやり座り込んでいた。彼は孤児院育ちで帰る場所がない。そんな彼の目に、街にたむろする浮浪児たち(久保田晋一郎他)の姿が映る。この子たちが、靴磨きやかっぱらいをさせられた上、元締めの男(御庄正一)に上がりをピンハネされているのを知った復員兵は、かつて自分が育った大阪の孤児院にこの子たちを連れていくことにする。そして、働いて旅費を稼ぎながら大阪を目指す、復員兵と子どもたちの旅が始まった。出演者は全員が素人で、子どもたちは皆実際の戦災孤児、主演の島村俊作も、清水宏監督が引き抜いた元熱海駅の駅員である。[投票]
★4忘れられぬ人々(2000/日)木島(三橋達也)・村田(大木実)・伊藤(青木富夫)の3人の老人はかつて大戦中に戦友同士だった。木島は畑を耕しながら近所の少年と遊び、村田は妻(内海桂子)と共に居酒屋を切り盛りし、また伊藤はある日バスの中で出会った老婦人・小春(風見章子)に一目惚れするという、つつましいながらも幸せな日々を送っていた。しかし、彼らの前に老人福祉事業の会社を装う怪し気な団体が現れてから、彼らの日常は少しづつ変わっていく。[120分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more][投票]
★4あらくれ(1957/日)お島(高峰秀子)は意に沿わない結婚話を嫌って祝言の場から逃げ出すほどの勝気な娘。そんなお島は、商店の旦那(上原謙)に嫁いだものの、男まさりの性格が嫌われて離縁され、田舎旅館で働くようになる。しかし病気の妻がいる若主人(森雅之)との噂が立ち、再び東京に戻ることに。ついにお島は、洋服店の職人(加東大介)と独立して店を出すことになるが…。大正初期を舞台にした徳田秋声の原作に傾倒した成瀬巳喜男監督が、20年越しの企画を実現させた作品。[投票]
★4さすらいの二人(1975/仏=伊=スペイン)アフリカの某国に取材に来たイギリス人ジャーナリスト、デビッド(ジャック・ニコルソン)は、ホテルで一緒になったロバートソンという男が部屋で変死しているのを見つけ、思うところあって彼と入れ替わる。そのままロバートソンになりすましたデビッドは、死者の手帳のスケジュール通りにドイツ・スペインと旅を続ける。一方で、夫の謎の死に疑念を抱いたデビッドの妻(ジェニー・ラナカー)は「ロバートソンという男」の足取りを追っていた。その探索の手がバルセロナで彼を捕らえようとした時、若い女(マリア・シュナイダー)が彼の前に現れた…。カンヌ国際映画祭パルムドールノミネート作品。[投票]
★4パーフェクト・ワールド(1993/米)テキサス州の刑務所から2人の囚人が脱走した。彼らは逃走途中に押し入った家で、8歳の少年・フィリップ(T・J・ロウサー)を人質に取ってさらに逃走するが、途中でこの少年に手を出そうとした犯人の片割れを、もう1人の犯人・ブッチ(ケビン・コスナー)が射殺する。そんなブッチに、フィリップもそのまま付いていき、2人の奇妙な逃避行が始まる。州警察の警部・レッド(クリント・イーストウッド)に追われながら…。[138分/カラー/シネマスコープ][投票]
★4乳泉村の子(1991/中国=香港)中国から仏僧の代表団が来日した。そのメンバーの一人、ミンチン(明鏡、プー・ツンシン)はこの来日に特別な感慨を抱いていた。彼は終戦後に中国大陸に取り残された、いわゆる日本人残留孤児だったのだ。ミンチンが生みの母親(栗原小巻)と別れてから、現地の老婆ヤンチャオ(羊角、ティン・イー)に拾われ、グオ(狗=犬の意)の名をつけられて彼女の孫として育てられた過去を、彼は母親の国・日本で回想する。日中国交正常化15周年記念映画として製作され、日本の大映が協力した。[121分/カラー/シネマスコープ][投票]
★4太陽の少年(1994/中国=香港)文化大革命と下放政策によって大人たちがいなくなり、少年たちの街となった1970年代の北京。不良グループの仲間で、合鍵作りと見知らぬ家に侵入することが趣味のシャオチュン(小軍、シア・ユイ)は、ある日入った部屋で、壁の写真に写っている少女に心を奪われているうち、部屋の主が突然帰ってきた。何とか隠れて難を逃れたシャオチュンは、後日街中でたまたまこの女性と再び出会う。彼女は、かつてシャオチュンの仲間うちでも話題になったことのある、ミーラン(米蘭、ニン・チン)だった。[134分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more][投票]
★4大閲兵(1986/中国)中国建国35周年の記念に北京の天安門広場で行なわれる閲兵式での行進に参加するため、各地から選抜された兵士たち。ある者は郷里の親に晴れ姿を見せるため、またある者は大学に落ちたためと、志願の理由は様々だった。しかし志願者全員が行進に出られるわけではない。最終的に参加できる者は誰なのか…。式に向けての厳しい訓練を通して描く、彼ら兵士たちの群像劇。チェン・カイコーの第二作。[投票]
★4戦争と平和(1968/露)19世紀初頭、ナポレオン率いるフランス軍がロシアに侵攻を始めた。公爵家のアンドレイ(ビャチェスラフ・チーホノフ)がこれを迎え撃つロシア軍の指揮官として前線に駆り出されて後、ナポレオン軍がロシアから撤退するまでを、アンドレイとその親友ピエール(セルゲイ・ボンダルチュク)、そしてこの2人が後に出会う伯爵令嬢・ナターシャ(リュドミラ・サベリーエワ)の3人の関係を中心に描く歴史ドラマ。[第一部151分・第二部99分・第三部83分・第四部83分/カラー/70mm] [more][投票]
★4惑星ソラリス(1972/露)人間の思念波を読み取り、想像したものを物質化する能力があるとされる“生きている惑星”ソラリスの謎を解明すべく、ケルビン(ドナータス・バニオニス)はソラリスの洋上で研究を続けるステーションに派遣される。そこで出会ったのは、科学者スナウト(ユーリ・ヤルベト)とサルトリウス(アナトーリ・ソルニーツィン)、それに10年前に自殺したはずのケルビンの妻・ハリー(ナタリヤ・ボンダルチュク)だった。[166分/カラー/シネマスコープ] [more][投票]
★4チキ・チキ・バン・バン(1968/米)ポッツ(ディック・バン・ダイク)は妻に先立たれ、2人の子どもと暮らす発明狂の男。そんな彼がある日、ポンコツ自動車を改造して作った車「チキ・チキ・バン・バン」でドライブに出るが、過って崖から真っ逆さまに海へ転落!…ところが海面に落ちる寸前、何とこの車は空を飛んだ! この噂を聞きつけた某国のボンバースト男爵(ゲルト・フレーベ)は、「チキ・チキ・バン・バン」をぜひとも手に入れようとポッツの父親を誘拐する。ポッツたちは父親を救い出すために男爵の元へ乗り込むのだが…。[投票]
★4担え銃(1918/米)第一次大戦下の軍キャンプにいる、大手柄を立てることを夢見る新兵(チャールズ・チャップリン)は、戦友(シドニー・チャップリン)らと共に敵陣に乗り込み、縦横無尽の大活躍。実際の第一次大戦が休戦となる数週間前に公開された。その際、本来5巻物の予定が3巻に短縮されて封切られたが、使われなかった部分のフィルムはチャップリン自身が保管していたとされる。[投票]
★4セントラル・ステーション(1998/仏=ブラジル)ブラジル、リオ・デ・ジャネイロの駅構内で、読み書きの出来ない人のために手紙を代筆している女性・ドーラ(フェルナンダ・モンテネグロ)。そして目の前で母親を亡くした少年・ジョズエ(ビニシウス・デ・オリベイラ)。ドーラはジョズエを田舎町に住む父親の元に送り届ける決心をし、二人で旅に出る。その中で、ドーラは都会の生活の中で忘れていた優しさを取り戻していく。ベルリン映画祭グランプリ・サンダンス映画祭国際賞など、数々の賞を受賞。[投票]
★4チャップリンの給料日(1922/米)工事現場で働くチャーリー(チャールズ・チャップリン。遅刻してはボスの機嫌をとったり、ボスの娘(エドナ・パーヴィアンス)に見とれたりと、あまり真面目ではない様子。そんな彼にも給料日はやってくる。そして彼の給料を巡って、ボスとチャーリー、チャーリーと妻(フィリス・アレン)の間でバトルが始まるのであった。[28分/モノクロ/スタンダード][投票]