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幕末太陽傳 (1957/)

Sun in the Last Days of the Shogunate

[Comedy/Drama]
製作山本武
監督川島雄三
脚本田中啓一 / 今村昌平 / 川島雄三
撮影高村倉太郎
美術中村公彦 / 千葉一彦
音楽黛敏郎
出演フランキー堺 / 石原裕次郎 / 南田洋子 / 左幸子 / 芦川いづみ / 小林旭 / 二谷英明 / 小沢昭一 / 金子信雄 / 山岡久乃 / 梅野泰靖 / 岡田真澄 / 織田政雄 / 高原駿雄 / 菅井きん / 植村謙二郎 / 西村晃 / 殿山泰司 / 加藤博司 / 井上昭文 / 榎木兵衛 / 市村俊幸
あらすじあと数年で明治維新の世になろうとする時代の江戸・品川宿。ここの旅籠「相模屋」に、佐平次(フランキー堺)という遊び人風の町人がやってきた。飲めや歌えのどんちゃん騒ぎを何日も続けた挙げ句、「実は無一文だ」と公言し、呆れる主人を前に、そのまま手伝いのような形で居着いてしまう。そんな佐平次は、異人館を焼き討ちしようと「相模屋」で計画を練る尊王攘夷派の志士・高杉晋作(石原裕次郎)の時計を拾った縁で高杉と仲良くなったり、旅籠の手伝いや恋文の代筆などで、旅籠の遊女たちにも人気者になっていった…。『居残り佐平次』『品川心中』などの江戸古典落語に題材を取った風刺喜劇にして、川島雄三監督の代表作の一つとされる作品。 (Yasu)[投票]
Comments
全67 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5「コホッ、コホッ」。笑いの影に、常に死の影が付きまとう居残り佐平次の咳。人生なんて所詮「喜劇」なんだね。 (若尾好き)[投票(12)]
★5なんといっても裕次郎に喰われる気配を隙を見せないスパーク演技のゴッド堺に5点!! (ジャイアント白田)[投票(7)]
★55点つけるしかねぇよな。 [review] (そね)[投票(5)]
★5地に足の着かない論議をする武士と、したたかにあるいは地道に生きる町人がとても対照的だった。 [review] (ハム)[投票(4)]
★5川島雄三のセンス、フランキー堺の動きの良さが見事。ブルーでハッピーな傑作。サヨナラだけが人生だ。 (みすず)[投票(4)]
★5逃げる人生も最期までやり通せばハッピーかもしれません。 逃げる覚悟をした人は、逃げているようで逃げていないからです。◎俳優(フランキー堺さん) (Ikkyū)[投票(3)]
★4今観るとどうかと思うが、当時の「常識」を寄せ集めた当時としては「非常識」な映画。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
★4フランキー堺が輝いている。ひょいっと羽織を羽織る所作といい、軽妙な掛け合いで、世の中をすいすい泳いでいく身の軽さと、その裏側にある病への言いようのない不安。それらを一身に背負い表わして、何とも憎めない。 [review] (シーチキン)[投票(5)]
★4「居残りの左平次」こそ、転換期を迎えた日本映画界に生まれた太陽である。 [review] (町田)[投票(4)]
★4フランキー演じる居残り左平次の痛快な小悪党ぶりに心が躍る。世が世なら大人物になっていたかもしれない労咳男の哀しい運命を引きずりつつ、「てやんでえ、俺は生きてやるんだ!」とずうずうしい生きざまを貫き通す様には涙を誘われる。 (水那岐)[投票(3)]
★4やはりこのフランキー堺は決定的だ。感動的に面白い。堺のアクションとその見せ方の技術的水準の高さは全篇を通じて『小早川家の秋』の中村鴈治郎かくれんぼシーンに匹敵している、とまで云ったら云い過ぎだろうか。多重的な筋を一筆書きのように駆け抜ける話術の冴えも驚異的。 [review] (3819695)[投票(2)]
★4石原裕次郎はあくまで石原裕次郎にしか見えず、それぞれのエピソードもそれほど面白くは感じられなかったのだが、フランキー堺を観賞するだけでも楽しく、その活躍ぶりも、舞台的な、目立ちすぎな感はなく、あくまで映画的な、キャラクターを際立たせたうえで、狭い中を縦横無尽に東奔西走する様は、それだけでも見る価値ありです。 [review] (モモ★ラッチ)[投票(2)]
★4わちきは野暮は申しません、ずばりトレ・ビアン!でありんす(←既に野暮) (レディ・スターダスト)[投票(2)]
★4主人公フランキー堺 の抜群の冴えと、未完成に見える石原裕次郎の対比がいささか居心地が悪い。小林旭西村晃に至っては生まれてもいない印象だ。それに引き換え、当時31歳の菅井きんは既に完成形だったのに驚く。小沢昭一南田洋子も完成形だ。映画自体も抜群に面白いが、豪華キャストの幕の内弁当的楽しさも味わい深い。 [review] (ロープブレーク)[投票(1)]
★4個人の事情としては、その性能はここに置いておくべきものではない。局地的なこの遁走願望は階級脱出の体裁をとりながら、マルサスの限界に達した近世社会の窮状を概観する。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4かつて後楽園ホールの名物だった「バルコニーでの攻防」 原点はコレだったのか!(違) [review] (3WA.C)[投票(1)]
★3明るく振舞ってはいるが、決してポジティブではない。それどころか非常にネガティブなんだけど、それを肯定しているというか、「負」の空気が全く感じられない。 [review] (づん)[投票(6)]
★3こんな「やんちゃ」な高杉晋作がおるけ? [review] (ボイス母)[投票(3)]
★3川島雄三の軽快な画作りとフランキー堺のノリで一気に引きずり込まれる。価値基準が揺らぎ、漠然とした不安が渦巻く幕末の喧騒のなかを、飄々と渡り歩く“居残りさん”の居直りの軽やかさ。それは、終焉(死)の気配を察してしまった者のアナ―キーさだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3薦められて見たのだがさほどでもなかった。あまりに現代劇になりすぎてないか? (ジェリー)[投票(1)]
★3全力疾走しちゃやばいだろ。 (黒魔羅)[投票]
Ratings
5点44人**********************
4点74人*************************************
3点37人******************.
2点8人****
1点0人
163人平均 ★3.9(* = 2)

[この映画が好きな人]

POV
● 監督たちの主として映画に対する発言集  (いくけん)[投票(18)]四方田犬彦が選ぶ、「世界映画史の113本」 (バーボンボンバー)[投票(18)]
堂々?日本史 (アルシュ)[投票(16)]バイブル2 (けにろん)[投票(13)]
映画で日本の旅をする (TOBBY)[投票(11)]殿堂と遺産 2010/06 (けにろん)[投票(10)]
キネマ旬報増刊 映画史上ベスト200シリーズ掲載作品一覧 (寒山拾得)[投票(10)]双葉十三郎が選ぶ日本映画100本 (AONI)[投票(10)]
女のVersus(ヴァーサス) (けにろん)[投票(8)]赤線青線物語 (町田)[投票(5)]
むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう)[投票(4)]私が薦める時代劇 (シーチキン)[投票(3)]
全ての逃走はのるかそるかである (若尾好き)[投票(3)]
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