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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★2ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して(2013/仏)第二次大戦に従軍した米先住民のジミー(ベニチオ・デル・トロ)は、帰郷後激しい頭痛などの症状に悩まされていた。彼の母代りの姉ゲイル(ミシェル・スラッシュ)に付き添われて、カンサスの軍病院を訪れた彼の症状を誰も分析できず、先住民の研究に心を砕いていた仏人医師ジョルジュ(マチュー・アマルリック)が招聘された。ここから始まった対話式の分析法により、ジョルジュはジミーに精神疾患がないことを見抜き、彼の幼児期より現在に至る女性遍歴の特異さに目をとめる。そんなジョルジュは恋人マドレーヌ(ジーナ・マッキー)に過去をめぐり責められながらも、いつしかジミーとのあいだに友情をはぐくみ、関係を深めてゆくのだった。〔117分〕[投票]
★2大きな古時計(2005/日)旅行客(藤村ちか)は沖縄のホテルを訪れ、そこで11時5分で止まった柱時計を目にする。元オーナーの爺さん…コウイチは、それが自分の分身のような時計だと語る。若き日のコウイチ(松田悟志)はシェフになる夢を、弟のマサヤ(藤沢大悟)は画家になる夢を抱いていたが、突然の両親の事故死でホテルを継がざるを得なくなる。しかし客は来ず、ふたりが退屈を持て余していた時、闖入してきた初めての客がアヤカ(松本まりか)だった。柱時計は彼女を歓迎するように鳴り、アヤカをはさんで兄弟は夢のような季節を過ごした…。だが彼女はある日去り、画業が思い通りにゆかないマサヤは、東京で絵を学ぶために時計を売り払ってしまった。〔80分/カラー/スタンダード〕[投票]
★2モダンライフ・イズ・ラビッシュ 〜ロンドンの泣き虫ギタリスト〜(2017/英)バンド「ヘッドクリーナー」のギタリストとして売り出し中のリアム(ジョシュ・ホワイトハウス)は、レコード屋でアルバムを物色していたナタリー(フレイア・メイヴァー)にアドバイスしたことから、ロックの結んだ恋仲となった。如何せんアマチュアに毛の生えた程度の知名度しかない「ヘッドクリーナー」のため、ナタリーは自分の夢を捨て会社員となり、リアムを支え続ける。だが、リアムはただのロック馬鹿として成長を見せず、苛立ちを抑えきれないナタリーは別離を決意する。行動の余韻に動き出せない彼女を同僚のエイドリアン(トム・ライリー)は包み込むが、そんなふたりから目をそらし、リアムはブレイクの時を待たず作曲に没入するのだった。〔104分〕[投票]
★2Kiss me or kill me 届かなくても愛してる(2005/日)カメラウーマンのユリ(亜紗美)は気の合わない男・ケンジ(畠山寛)のところから友人・環(若瀬千夏)のところへ逃げてきた。早速ユリはイベント会社の社長・大畑(前田耕陽)を見初め、彼のマンションを訪れる。彼はケンジと違い、自分で料理もこなす出来た男だったが、セックスの時の激しい責めには、ユリはカメラで行為の相手を撮るいつもの習慣をも忘れてしまうのだった。そしてその余韻も冷めないうちに、ユリは環とともに二人組の男のナンパに乗り、自室にひとりを誘う。だが一部始終を隠しカメラと録音テープがとらえていた。それは復縁を迫るケンジの仕業だった。〔70分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2春なれや(2016/日)ソメイヨシノの木には、60年たてば花咲くことはないという。それでも若いふたりは苗を植えた。永遠というものを信じたくなって…。そして60年。老人ホームを抜け出した老婆(吉行和子)は、あの日苗を植えた母校のある街に来ていた。警察官に職務質問を受けるなか彼をふっきり、老婆は自転車に乗った青年(村上虹郎)に、ソメイヨシノを植えた校庭に連れていってくれと訴えた。あるいはしらけ切った青年を叱咤するかのように、あるいは待つかもしれぬ恐怖に屈しそうになりながら、彼女は校庭を目指す。その期待は満たされるのか。不安に満ちた想いをのせて自転車は坂道を昇る。〔20分〕[投票]
★2嘘つきは恋の始まり(2008/米)孤独な少年時代を送ってきたエヴァン(ウェス・ベントリー)は、自殺者の依頼で遺言を代筆する日々を過ごしていた。ある日、依頼者マシュウの葬式を遠くから見守っていたエヴァンの姿を、マシュウの妹シャーロット(ウィノナ・ライダー)は認め、深い興味を抱く。度外れたモーションをかけてきたシャーロットに辟易するエヴァンではあったが、次第に彼女のペースにはまり、積極的に逢うようになった。仕事を隠し、兄の同窓生であると偽って…。だが、今なお作曲家のアベル(レイ・ロマーノ)からの依頼を請け負っていたエヴァンは、シャーロットに対し脚本家である自分を演じ続けるのだった。〔93分〕[投票]
★2或る終焉(2015/メキシコ=仏)終末期の重病患者を看取る看護師、デヴィッド(ティム・ロス)。彼はジムに通いながら精力的な看護活動を行ない、その合間に投稿サイトに発表された娘ナディア(サラ・サザーランド)の姿を眺める毎日だった。末期エイズ患者だったサラ(レイチェル・ピックアップ)の最期に立ち会ったデヴィッドは、彼女の体を綺麗に拭きあげると、彼なりの踏ん切りをつけて次の患者に取り掛かるのだった。建築家ジョン(マイケル・クリストファー)の担当となった彼は、半身不随のジョンに代わり建築の写真集などの本を買って持参し、信頼を得る。だがその性本能の処理にすら積極的だったデヴィッドは、嫌悪され解雇される。帰郷した彼の脳裏に、苦い思い出がよぎった。〔94分〕[投票]
★2あさってDANCE(2005/日)スエキチ(松田洋昌)は焦っていた。アパートの自室で見ず知らずの女・日比野(黒沢愛)に「ケダモノじみた」行為に及んだというのだ。そして恐るべきことに、祖父より4億5千万円を相続したと聞かされる。全ては昨日の酒で記憶からカッポリ抜け落ちていた。スエキチはその後もアパートに出現する日比野でバッコンバッコンするのだったが、祖父の遺産を預かる立見(緋田康人)には、相続には立派な社会人になる条件つきと釘を刺される。しかし、心では演劇座長の下村(川村亜紀)を思いつつも、ついつい日比野を便利に弄ぶスエキチは「サイテー」の言葉がピッタリと自ら思うのであった。1991年磯村一路作品のリメイク。〔75分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★2サカサマのパテマ(2013/日)マスクと防護服の着用が義務付けられる地下世界。長の娘ではねっかえりのパテマ(藤井ゆきよ )は好奇心から呪われた異世界に侵入しようとし、いつも目付け役のジイ(ふくまつ進紗)を怒らせていた。そんなある日、冒険家のラゴス(加藤将之)についてゆきたい気持ちで下に潜ろうとしたパテマは、足を踏み外し落下してしまう。その頃、専制国家となっていた地上世界に辟易していた生徒エイジ(岡本信彦)は、鉄柵が張り巡らされた危険地帯に少女が掴まり、助けを求める場面に出くわす。そこは少女…パテマにとっては逆さまに重力が働く場所だったのだ。パテマを救ったエイジに、教師たちや君主イザムラ(土師孝也)は危険思想を嗅ぎつけるのだった。〔99分〕[投票]
★2機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)(2018/日)宇宙世紀を呪わしい戦禍で覆った一年戦争初期。スペースコロニーを地球に墜落させて核の冬を呼ぶ暴挙「コロニー落とし」を予見し、人々を救った「奇跡の子供たち」が現われた。その3人のうちリタ(松浦愛弓)は実験体として命を奪われ、残されたヨナ(榎木淳弥)を救うべく最後のミシェル(村中知)は巨大組織ルオ商会に身を売り、以後商会の後継者の独りとして裏社会に入る。そして「ラプラス事変」の終結後、思考により人知を超える能力を引き出される2体のガンダムは封印されたが、その謎を解くためにミシェル・ルオはヨナにあるMSの捕獲を命じる。第3のユニコーンガンダム、黄金に輝く「フェネクス」。それには死んだはずのリタが乗っているというのだ。〔90分〕[投票]
★2きみの声をとどけたい(2017/日)湘南の街。むかし祖母(野沢雅子)に教えられた言霊の存在を信じ、いつも胸に抱いている高校生のなぎさ(片平美那)は、幼馴染みのかえで(田中有紀)と夕(飯野美紗子)が反目しあっていることに心を傷めていた。ひねくれて発した言葉で傷つけあって欲しくない…そんな思いを抱きながら街外れの閉店した喫茶店をのぞいたなぎさは、そこがミニFM局と知る。彼女はたわむれにDJの真似事をし、紫音(三森すずこ)という少女にこっぴどく怒られる。そこはかつて紫音の母親が商店街の人々に憩いを提供していた放送局であり、今は寝たきりの母に彼女が語りかける場となっていたのだ。感涙したなぎさは、仲間を誘い紫音の母向けの激励番組を始める。〔94分〕[投票]
★2パパはわるものチャンピオン(2018/日)小学生の祥太(寺田心)は誇らしく思える包容力豊かな父親・大村(棚橋弘至)がいったい何の仕事をしているのか、教えてもらったことがなかった。母親で理容室を営む詩織(木村佳乃)すらも、そのことはいずれ話してあげる、と言葉を濁すのだった。そして不安と期待をない交ぜにした思いから、祥太は父のクルマに便乗してその仕事場に向かい、恐るべき事実を目の当たりにする。大村は卑怯未練な行動でブーイングを受ける悪役プロレスラー、ゴキブリマスクだったのだ。衝撃に打ちひしがれる祥太だったが、ひょんなことからクラス仲間には人気レスラーが彼の父だと誤解されてしまう。一方、プロレスマニアの記者みちこ(仲里依紗)が祥太に接近を始める。〔111分〕 [投票]
★2未来のミライ(2018/日)くんちゃん(上白石萌歌)は遊びたい盛りの男の子。仕事に家事に忙しいお父さん(星野源)やお母さん(麻生久美子)も、ひとたびくんちゃんが泣き声をあげればすぐ飛んできて遊んでくれる。でもそんな毎日は、お母さんが病院から連れてきたひとりの赤ちゃんを前にもろくも崩れ去った。名前は「未来」、くんちゃんの妹になる女の子だ。お母さんたちが世話を焼いてばかりの未来ちゃんをくんちゃんも好きになろうとしたが、何故だか可愛がると怒られるのだ。そんな独りぼっちの彼に、おかしな男の人(吉原光夫)やセーラー服のお姉さん(黒木華)が声をかける。男の人はペット犬のゆっこにどこか似ていて、お姉さんは未来ちゃんの成長した姿だというのだった。〔98分〕[投票]
★2わたしは、幸福(フェリシテ)(2017/仏=ベルギー=独=レバノン)コンゴ、キンシャサの街。フェリシテ(ヴェロ・ツァンダ・ベヤ)はバーで歌うことで生計を立てている女。店の常連の男・タブー(パピ・ムパカ)とは、冷蔵庫が壊れたときも様子を見てもらえる親しい仲だ。そんなフェリシテにとって最も大切な存在、息子のサモ(ガエタン・クラウディア)にある日不運が訪れる。交通事故で左足を骨折してしまったのだ。病院に駆け付けたフェリシテは、医師より手術の必要性を説かれるが、代金を前払いにせねば治療はできないと告げられる。フェリシテは懸命に歌い、またタブーの協力もあって知人たちに治療費を借りさせてもらった。だが、プライドを棄てて人々に頭を下げる彼女の努力も空しく、サモの容態は悪化していった。〔129分〕[投票]
★2私は絶対許さない(2018/日)田舎駅の大晦日。中学生の葉子(平塚千瑛)は母親の迎えを待っていたところを愚連隊に拉致され輪姦された。痛みに言葉を失いながらも帰宅した彼女を待っていたのは、不良娘の朝帰りと決めつける母(美保純)らの罵倒と祖父(友川かずき)の体罰だった。噂は広がり、町に居場所を失った葉子は援助交際で資金を作り、故郷を棄てて都会に旅立つ。自分の全てを一夜にして奪った男たちに復讐すべく、整形手術を施し生まれ変わった葉子(西川可奈子)は夜の世界に生きるようになった。彼女に旅立ちの機会を与えた老ヤクザ(隆大介)のように優しい男は多くはなかったが、やがて古傷に触れず女として愛してくれる男・雪村(佐野史郎)が現われるのだった。〔119分〕[投票]
★2人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女(2009/日)売れない女優を続けるダンナ持ちの真歩(山田真歩)は、外面はよいが内心は利己主義の塊であり、出会った者を怒らせる天才と評される女だった。彼女は動画サイトで成功を得た知り合いの話を聞き、ネットドラマで注目を得ようと心を決める。夫の誠(石川誠)の興味がゲームに情熱を燃やす親友のみに向いているなか、真歩は相棒の牧野(牧野琢也)とともに、ドラマ撮影のため地方の街に向かう。ヌーベルバーグは知らずとも映画への有り余る情熱を抱きかかえる真歩は、映画祭主催者に気に入られ撮影は順調に進む。だが、彼女の本性をやがて牧野も思い知らされる時が来るのだった。〔61分〕[投票]
★2羊の木(2018/日)港町、魚深の市役所に勤める月末(錦戸亮)は、上司から国の指示による一大プロジェクトがこの町で実行されることを告げられた。過去に殺人を犯した6人の男女を魚深で市民として受け入れるという話に月末は当惑するが、まずは各人を迎えに赴いた。理髪店に預かられた気弱な福元(水澤伸吾)。介護士を始めたコケティッシュな太田(優香)。クリーニング店に厄介になる強面の大野(田中泯)…いずれも一癖もふた癖もある者ばかりだ。その扱いに手を焼く月末が唯一安心できる相手が、好奇心旺盛な若者・宮腰(松田龍平)だった。気晴らしに月末が結成した素人バンドに首を突っ込んだ宮腰は、月末のGF石田(木村文乃)ともすぐ親密になるのだった。〔126分〕[投票]
★2銀魂(2017/日)江戸時代。宇宙人たちの襲来と跋扈で天下は麻のごとく乱れ、廃刀令の施行で武士階級の地位は地に堕ちていた。そんな時代の中、自分の生き方を貫く「宇宙一バカ」な銀髪のサムライがいた。その名も坂田銀時(小栗旬)、万事屋を営み眼鏡のマジメ少年・新八(菅田将暉)と宇宙人の少女・神楽(橋本環奈)を助手に活躍する色男だ。近頃彼の耳に入ってくる噂に、夜半の橋のたもとに出る辻斬りの話があった。そこまで深刻には考えていなかった銀時だが、昔馴染みの攘夷志士・桂小太郎(岡田将生)がその凶刃にかかり消息を絶ったことから調査に乗り出す。そして現われた辻斬りの正体は、「人斬り似蔵」(新井浩文)という妖刀を携えた怪人物だった。〔130分〕[投票]
★2百瀬、こっちを向いて。(2013/日)作家として文学賞を受賞したノボル(向井理)は、故郷の街を久しぶりに訪れ、そこで高校の先輩・徹子(中村優子)と再会、15年前のことを語り合う。…その頃、一介の地味な少年であったノボル(竹内太郎)は女生徒と会話をかわすことも稀であった。そんな彼を、幼馴染みの先輩・宮崎(工藤阿須加)が呼び出す。宮崎の言うには、彼は美少女として評判の徹子(石橋杏奈)とつきあっているのだが、他の少女と二股をかけているとの噂が立ち、困っているというのだ。その少女・百瀬(早見あかり)を紹介されたノボルは、偽りの恋人を演じるよう求められた。否応なく役目を引き受けたノボルだったが、百瀬からは明らかに冷淡な態度で接されるのだった。〔109分〕[投票]
★2ぽんこつ(1960/日)自動車文明華やかなる高度成長時代。機械馬鹿の青年・マケトシこと勝利(江原真二郎)はポンコツ屋に身をおいて、地道な労働にその身を捧げていた。そんな彼の前に現われたのは、大学で卒論の締め切りを前に悩むお嬢様の和子(佐久間良子)だ。彼女は同じ課題をかかえる親友の美沙子(小林裕子)とともに、自動車時代の問題点をテープレコーダーと8ミリを駆使して描く論文を仕上げようと、勝利の協力を求めたのだ。完成した論文はパスし、それまでの奮闘のなか気持ちをぶつけ合った勝利と和子は恋におちてゆく。だが、情報の行き違いから勝利の思い人は美沙子だとの知らせを受け、和子は思わせぶりだった勝利に怒りをぶつけるのだった。〔白黒/81分〕[投票]