★5 | 冗漫とも思える余裕すら感じるカメラが、人間をあらゆる角度からそっと嘗め回すような映像に、悪意さえ感じるぐらい参ってしまった。その冷酷な突き放した視線は現代を言い放っている。いやあ、はまってしまった。この衝撃は何年来ものだ。 (セント) | [投票(1)] |
★4 | 死と悠久の波打ち際 [review] (ざいあす) | [投票(9)] |
★4 | 我々が今息をしている「日常」という此岸と、例えば殺人とか虐殺といった風景の横たわる彼岸との間には、実は何もない、狂気さえもない。 [review] (町田) | [投票(8)] |
★3 | この映画を「好き」か「きらい」かに分類したら、3点になりましたが、映像・手法等は「好き」。 [review] (プロキオン14) | [投票] |
★3 | 支配することのできない狂気を、技術とクリシェで去勢する。アメリカの歪んだ“mourning work”。 [review] (鏡) | [投票(6)] |
★4 | 背景音と等価に置かれた無味なダイアローグの羅列や単に歩く人物を背後から追い続ける長回しによって浮き上がる等身大の日常。降りかかる凶事に対し善悪論や運命論は全く無意味で恣意性のみに支配される。確かにそんなもんだろうとは思う。 (けにろん) | [投票(8)] |
★5 | 彼らの肩越しに、向こう側を覗いたところで何かが見えるわけではない。彼らが見ているのと同じ日常があるだけだ。ただ確実なのは、その日常が限りなく不確実だということだけだ。次の瞬間、何かが起きても起きなくても、それが生きているということなのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(15)] |
★3 | じゃぁさ、映画ってなんなわけー? と見終わった後、ただそう思った。ドキュメンタリー風に見えるフィクションに価値ってそんなにあるのかなぁ。まず主題である“狂気”がどこにも見当たらない。そして内容もビジュアルも、キレイキレイに纏めすぎ。
[review] (Linus) | [投票(3)] |
★4 | そこにドラマはなく、ヒーローもいない。ただただ現実が横たわっている。
そして現実は時として物語以上に心を打つのだという事実。
(kazya-f) | [投票(1)] |
★4 | 日常の喧騒の静けさ、静けさの中の激しい軋み。淡々と撃たれて行く銃弾、これほど銃弾の重みを感じた映画は無い。Eenie, meenie, minie, moe... [review] (HW) | [投票(1)] |
★4 | 何とも救いようのないストーリーの中で、なぜ心洗われるのだろう。
カメラは人物たちを静かに追う。その視線は、驚く程瑞々しい。 [review] (asatrid) | [投票] |
★3 | エリーゼのために。 [review] (ドド) | [投票(4)] |
★4 | 確かにあの事件を知ってるから・この後どうなるか分かってるから・瞠目して見ていられる映画なのかも知れない。しかし、終映後に彼ら一人一人の面影が浮かんで、こんなに痛いほど切なく哀しくなる映画も稀だ。正義や悪ではない何かが、刻み付けられる。 [review] (ツベルクリン) | [投票(4)] |
★5 | タイトルがよい。 [review] (芋虫) | [投票(9)] |