3819695さんのコメント: 更新順
ピーウィーの大冒険(1985/米) | 映っているものは確かに奇妙だが、撮影自体はほとんどトラディショナルと云ってもよいもので、決して「大冒険」していない。しかし異形のキャラクタとデザインによって紡がれるこの物語にとってはむしろそのほうがふさわしい。 [review] | [投票(1)] | |
グッバイ、レーニン!(2003/独) | 決して傑出した映画ではない。だが私は「母と子の愛」に弱いのだ。それはもう、ほんと、信じられないくらい弱い。とはいえ、そもそも愛(の物語)なんてありふれたもののはず。それでもそのありふれた愛が私の心を打ちえたのは、この作品が不可視のものであるところの愛を映画的に表現していたからにほかならない。 [review] | [投票(1)] | |
フランケンウィニー(1984/米) | 斜めに伸びる影が印象的な、実に端正なモノクロ画面。ティム・バートンはもっとモノクロ映画を撮るべきだ。 [review] | [投票] | |
間違えられた男(1956/米) | 日常に潜む不条理を得意気に語ってみせるヒッチコック。ヒッチコックの冷徹さが最もよく表れた作品のひとつだろう。 [review] | [投票(1)] | |
ヴィンセント(1982/米) | 簡素であるがゆえにティム・バートンのデザインのエッセンスが詰まった世界。しかし犬が爆発した直後のカットの霧や窓から差し込む光はまったくのリアリズムで、非常に驚かされる。 | [投票] | |
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989/米) | 観客の記憶に頼る映画。 [review] | [投票(2)] | |
マルクス捕物帖(1946/米) | 三兄弟の中では最年少というだけあってグルーチョがいちばん元気か。物語に絡め取られていくマルクス兄弟を見るのは痛々しくもあるが、家屋破壊や梱包ギャグは兄弟の面目躍如といった馬鹿馬鹿しさ。 | [投票] | |
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(2007/日) | ずいぶん健闘している。これはこれでよしとすべきなのかもしれない。 [review] | [投票(3)] | |
マルクス兄弟デパート騒動(1941/米) | まずハーポがチコではなくグルーチョとのコンビとして登場するところで「おや?」と思わせるのだが、結局はいつもと同じ物語に収束していく。ギャグの数々も今ひとつの感が否めないのだが、最後の大逃走・追跡劇のおかげで最終的には「ああ面白かった!」となって帳尻が合う。 [review] | [投票] | |
明日へのチケット(2005/伊=英=イラン) | アッバス・キアロスタミによる第二話が傑出しているものの、どれもすばらしい。 [review] | [投票] | |
マルクス二挺拳銃(1940/米) | これもマルクス兄弟と西部劇という組み合わせに抱く期待を大きく超える面白さではないのだが、それでも笑ってしまうんだよなあ。何より三兄弟の絡むシーンが多いのがよいし、終盤の列車ギャグ活劇には大満足。欲を云えば、もうちょっと列車と馬車の並走する画面を見たかったか。 | [投票(1)] | |
バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985/米) | 観客と映画の共犯関係。 [review] | [投票(3)] | |
マルクス兄弟珍サーカス(1939/米) | 致命的な欠点があるわけではない。むしろ積極的に面白いと云ってもよい。 [review] | [投票(1)] | |
東京ゴッドファーザーズ(2003/日) | よいと思う。が、それゆえに不満点も目につく。 [review] | [投票] | |
マルクス一番乗り(1937/米) | マルクス兄弟のギャグの爆発力は『我輩はカモである』をピークに下降線をたどってゆく。本作もその例外とはなりえていないのだが、それでもすばらしいシーンがたくさんある。 [review] | [投票(1)] | |
マルクス兄弟オペラは踊る(1935/米) | 中盤のアラン・ジョーンズ“Cosi Cosa”歌唱→ダンス→チコのピアノ演奏→ハーポのピアノ演奏→ハーポのハープ演奏、という一連のシーンのなんたる多幸感! エキストラたちの笑顔がすばらしいんですよ! [review] | [投票(3)] | |
それでも生きる子供たちへ(2005/伊=仏) | この種のテーマを扱った映画にありがちなドキュメンタリ・タッチを安易に採用せず、七篇とも劇映画らしさを志向している点にまず好感が持てる。あからさまに教訓的なメッセージの発信を慎んでいるのもよい。どの篇の子供も皆よい顔をしていて、メッセージとしてはそれでじゅうぶんだと思う。 [review] | [投票(1)] | |
我輩はカモである(1933/米) | 問答無用の傑作。マルクス兄弟とレオ・マッケリーの幸福な邂逅。 [review] | [投票(4)] | |
泥棒成金(1955/米) | ケイリー・グラントとグレース・ケリーは、個人的にはヒッチコック作品中ベスト・カップル。グラントは屋根に上っているだけでもなぜか面白い。ケリーの最も美しい瞬間が記録された作品としても大事にしたい。 [review] | [投票(3)] | |
御冗談でショ(1932/米) | 名曲“Everyone Says I Love You”(三回歌われる)のおかげで、パラマウント期のマルクス作品では『カモ』に次いで音楽が充実している。正直云ってギャグのレヴェルや密度は前後作と比べると劣ると思うのだが、ロケーション撮影部分が抜群にすばらしい。傑作。 [review] | [投票] |