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クワドラASさんのコメント: 更新順

★3十三人の刺客(2010/日)君臣群像劇として観ると時代設定は違えど、個人的傑作と思う同監督の「荒ぶる魂たち」には及ばない。異常に長い血闘シーンは見た目の迫力十分だが、一人一人の討ち死に無常感が乏しい為、役者達が凄みある形相を並べても単なる駒としか…見えない。残念ながら。やはりもっと時間割いて個々のエピソード積み上げ後の決戦を。長くてもいいから。[投票]
★3サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009/米=カナダ)相変わらずゾンビの品質管理に抜かりはなく、一安心させてくれるのだが、今回は出荷先が悪かった。メインディッシュであるはずのゾンビが、どうでもいいだろうな頑固爺さん二人の前に前菜扱い。 [review][投票(1)]
★4地球爆破作戦(1970/米)まさに文明の利器における想定外を、ポリティカルサスペンスを纏い簡潔に描いている。産みの親である人類が制御出来ない代物はやはり産まれてくるべきではなかったとこんな今だからこそ痛感する。何でも機械任せではなく、人が汗する部分に光を見出だすべきだろう。[投票]
★3月に囚われた男(2009/英)粋なアイデアをマイルドな手法で纏め上げたSFスリラーの佳作だと思う。ただどうしても・・・ [review][投票]
★3悪魔の沼(1977/米)実際の猟奇事件をモデルにしたようだが、その辺の考察ぶりはどうでもいいレベルで、とにかく訳わからん登場人物の精神錯乱ぶりと女性陣が奏でる悲鳴のサラウンドに身を任せる他ない。肝心のワニもジャングルクルーズアトラクションの域を出ない仕事っぷり。また、突然息を引き取った猿の侘びしい姿に心を痛めた方も多いのではないか。[投票]
★1豆富小僧(2011/日)のっぺりとしたストーリー展開に度々喝を入れるがごとくの挿入歌の苦し紛れっぷりに作品の底の浅さを感じてしまう。「妖怪という存在」「現代の驕り高ぶった人間」「犠牲心」これらのキーワードを曖昧模糊に混ぜ合わせるまさに似非感動的子供だましな作り。ダメだこりゃ。[投票]
★3映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜(2011/日)仮面ライダー龍騎を彷彿とさせるミラーワールドな舞台装置に地球侵略が絡む設定はスケールの大きさも相俟って見応えがある。どうしても何故かドラえもん映画は眠くなってしまう私が今回は眠くならなかったので、ここ数年では一番面白かったと思う。[投票]
★3クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(2011/日)面白いか面白くないかはあえて別にして、徹頭徹尾「屁」に拘った執着ぶりには劇場版シリーズではこの先も異彩を放ち続けるだろう。実はウチの息子にオナラおやじ!と呼ばれる事多々有りの私にとっては願ってもない本作。しかし作品の出来としてはスパイ大作戦の冠つけてる割にそのスパイってもんがスパイス程度でしか生かされてない。[投票(1)]
★4誰も知らない(2004/日)実際の事件よりだいぶソフトな設定ながらも、アニメ「てんとう虫の歌」に描かれていた様な“ポカポカお日さま感”とは真逆の、現代病理的疎外感が作品を覆い包んでいる。その中で意外にも異父兄弟たちは生活苦にキレる事無くギリギリの状態で順応していく。でもその姿を「立派な生命力」等と捉えるのは酷だし、その涙を見せない姿が逆に辛い。[投票(2)]
★3ホーリー・マウンテン(1975/メキシコ)一見シュールな映像群も、なんとなーくその場の思いつきで「とりあえずカバ入れとけや」「ここらで腰ヘコヘコさせてみようや」等、曲がりなりにも「神」の化身になろうとする者たちの本気度が足りない。単なる変態野郎どものお遊び気分の遠足だろう。ラストがそれを明確にしている。まあでも、所々の変態行為に笑えたので良しとする。[投票(1)]
★4冷たい熱帯魚(2010/日)高齢化社会と呼ばれ久しい昨今、ある意味若者中心の軟弱さを含有した映画が多い中、有無を言わさぬエログロジジイの狂気迸るワンマンショーに“人が幸せになる為の喜怒哀楽とはなんぞや!”を正座させられ口角泡を飛ばし講釈いただいた感じ(笑)初めて本性を現した時の空気汚濁変換力の凄まじさ…。そしていつの時代も女は強い男に惹かれる。[投票(8)]
★4ザ・ホード 死霊の大群(2009/仏)ゾンビ映画のセオリーから一歩も踏み出してはいないものの、低予算(たぶん)の中で高密度に仕上がっている。初っ端出現ゾンビに「これ最狂か?」と思ったのも束の間、人間側も負けじとガシガシのパワープレイ。こと対ゾンビ肉弾戦って観点では間違いなくAクラスだろう。この惨状をベトナムに重ね合わせるジジイの嬉嬉っぷりも見もの。[投票(1)]
★4ヒーローショー(2010/日)個人的にはキレキレサーファー兄弟のイカれた報復姿をもっと見たかったし、ユンボおやじの憎々しいまでのゆすりテクに翻弄される議員の息子達をバキバキに描いて欲しかった。ただ、圧巻のリンチが余韻冷めやらぬうち突入するメロウな後半戦こそが若者・そして現代社会が内包する矛盾点を曝け出していると思う。 [review][投票(4)]
★3キック・アス(2010/英=米)Youtubeによるたった一度のコスプレ喧嘩騒動の圧倒的な流布ぶりに先ずは首を傾げる。さえないティーンエイジャーのヒーロー願望や親子共闘の復讐って題材はいいが、「何故R15にした?」という疑問も。この映画には血ドバいらないでしょ。笑いとド真剣さのバランスもどっちつかず。ただ、あの親子の会話やマッタリ感はハートを擽られた。[投票(1)]
★4SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010/日)たしかにツッコミどころは山ほどある。でもそれが私にとってのヤマトでもある。それがないと寂しささえもある。別に実写版ヤマトを自国及び他国で評価されようがされるまいがそんな事はどうでもいい。2時間ちょいの枠内で強引ながらも良くまとめたよ。キムタク古代の新解釈ぶりも全然OK。ただ沖田館長には・・・ [review][投票(1)]
★3TSUNAMI ツナミ(2009/韓国)本格派ディザスター映画として観ると、低予算を覗わせるCGの今一さを含め甘いもいいところ。だが「港町の愉快な仲間たち 〜津波襲来編〜」とでも言い聞かせ鑑賞すればツッコミ所満載の軽笑・軽快・軽涙の3Kディザスター映画としてまずまずは楽しめる。若干、後半の涙腺刺激画まくし立てに苦笑いするも、後腐れなさは好印象。[投票]
★3母なる証明(2009/韓国)いいのかそれで・・・。あのバスは、変人様御一行にしか見えなかった。 [review][投票(3)]
★4ドゥームズデイ(2008/英=米=南アフリカ=独)監督の趣味&リスペクト丸出し映画。引用作品をここまで手際良くミックスされると観念するしかない。画面のクオリティも高く、特に装甲車炎上までのバトルシーンとクライマックスのグロしつこいカーチェイスは水(金?)を得た魚(監督)然とノリノリで撮ってるのが想像できる。ただ、もう少しON/OFFの切り替えにメリハリが欲しかった気も。[投票(2)]
★5イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)あのブラピを脇に廻しても納得させてしまう他俳優陣の濃密ぶり。冒頭、ナチ到着までの距離感と一念発起の洗顔による緊迫感の醸成。「ミルクのお代わり」という要求がこれ程恐ろしいと感じたのは初めてだ。人間が生死の狭間で発揮するそのポテンシャル。これを銃弾や体躯は程々に、高等なダイアローグで主戦する紛れもない戦争映画だと思った。[投票(8)]
★3しんぼる(2009/日)やたら丁寧な演出で引っ張るだけ引っ張ったエスカルゴマン話の顛末の馬鹿馬鹿しさに爆笑。それまでこちらの「何か幽閉ネタとの重要なリンクがあるんだろう」との思惑を木っ端微塵にさせた清々しさに拍手。ただ、やはりそれ以降ラスト迄の飛躍っぷりがちょっと安易だったか。 [review][投票(2)]