★4 | 白い犬とワルツを(2002/日) | 決してオールドカントリーに終止せず すべての俳優の演技に漂う余裕とゆとり。それが風景とマッチし仲代達也と白い犬を彩る。古臭くなく 辛気臭い哀愁もない。高年齢層映画の中では別格的存在。ありがとう。 | [投票] |
★4 | 破線のマリス(1999/日) | 限りなくノンフィクションに近い題材を そのメッセージ性を曖昧にすることなく最後まで貫いた作品。名優で固められたキャストが描く情報化社会の恐ろしさ。これは面白い・つまらないではなく リアルだ。ありがとう。 | [投票] |
★4 | ピンポン(2002/日) | あるFMでネタばれされた…ラストでペコとスマイルが卓球台持って海の見える崖に行くって…それはそれでヨシ!!大倉孝二の原作に違わぬ演技 カッコいい。スピード感 ヌルさ ダルさ どうもありがとう。 | [投票(2)] |
★4 | ココニイルコト(2001/日) | ゆったりと流れる時間 温かい環境 初めて大阪をほのぼのと見ることができた。前を向いて生きること 夢を描くこと 生きること 活きること。真中瞳の役者ズレしていない演技が新鮮。ありがとう。 | [投票(2)] |
★4 | LOVE SONG(2001/日) | 夢は夢であり 現実は着実に夢から逸れて進んでいく。歳を取るにつれて実感するリアルさ。社会人になると誰しもが諦め 忘れるものを 私は思い出したよ。ありがとう。 | [投票] |
★1 | 20世紀ノスタルジア(1997/日) | 正直 存在意義が見つからない。R指定にすべき 15歳以下のみ視聴可。映像に関わるものにとって悪い意味での見本。さようなら。 | [投票] |
★5 | いつか どこかで(1991/日) | 信じること 気付くこと 微笑むこと。鳥瞰の多用と色彩を考慮した映像美 雨に煙る海 斜陽に染まる都心。爽やかに 真っ直ぐに 繊細な 過言すればさすが音楽家。昨今漂う駄映像の無用さを痛感。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | 菊次郎の夏(1999/日) | 北野武が 撮ってて一番楽しい映像だったのではないか。セックスも暴力も要らない 万民向けの作品。独特の間延びと それを締める久石譲。真実を知ったときの菊次郎の表情 あれをできる俳優がどれだけいるだろうか。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | ゴーストスープ(1992/日) | 58分間での 前半の疾走と後半の味わい。単なるドタバタ劇で終りがちな内容を合点がいく結末にうまく誘導。寓話化した映像でこの人に及ぶ者はいないだろう。行定勲氏の名前も…。どうもありがとう。 | [投票] |
★3 | 陰陽師(2001/日) | 演技達者な役者を軒並み揃え その充分すぎる演技を3流特撮以下なCGと稚拙なセットですべてを無駄にした。折角の脚本も 日本のCGのレベルの低さに落胆。お疲れ様でした。 | [投票] |
★5 | あの夏、いちばん静かな海。(1991/日) | 音なき音を奏でる北野武と 映像に色を添える久石譲。のちの作品に共通して現れる 主な2人とは別で展開される細かなアクション。すべてが不要であり すべてが不可欠。その両者を中和させる北野と久石。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | 南極物語(1983/日) | 痛烈に吹き荒ぶ氷風の中に見える姿。ただノンフィクションだから リアルだからではなく 多くのメッセージをもらうべき もらえるはず。ただ泣かせるだけの映画ではなかったはず。ありがとう。 | [投票] |
★3 | 死国(1999/日) | 設定の完成度の高さには昨今氾濫する無秩序なホラーとの一線を感じた。全体的に暗めな映像と神秘性を覗かせるロケーション。だが三半規管を直に揺らすカメラワークや霊による物理攻撃など頂けない点も多々。お疲れ様でした。 | [投票] |
★5 | ひまわり(2000/日) | 色調を控えた映像 卒の無い役者の演技 無駄な映像の否の無さ 虚と実のこの上ないリンク。すべてが均衡を保ち その終の不明瞭さを苦にさせない。何より同年代としての懐かしさ 格好よさ そう 格好いい。ありがとう。 | [投票(1)] |
★1 | うつしみ(1999/日) | 贅沢な暇潰し 壮大な自慰。カメラワークに酔い 業とらしい見切れに辟易し 見せつけの演出に言葉も無い。これほどまでに邦画を蔑まなければならないとは思いもしなかった。さようなら。 | [投票] |
★2 | 冬の河童(1993/日) | 描きたいことは解る気がする。ただ 抑揚がない あまりにも平淡な114分だった。ひとのお家事情を覗き見している感じ。ごめんなさい。 | [投票] |
★4 | BROTHER(2000/日=英) | 静けさの中の恐ろしさは衰えたが 広い景観の撮り方は健在。少ない言葉の中で喜怒哀楽怖を表現するには むしろ米国は狭すぎるのか。北野初心者には打って付けだが 決して駄作ではない。ありがとう。 | [投票(1)] |
★4 | リリイ・シュシュのすべて(2001/日) | 出来合いの 寄せ集めの 負のリアル。これまでの氏の作品概念がなければ『岩井ブルー』と称されるかもしれないが 自己陶酔による リアルを軽んじすぎているのではないか。痛いだけの映画はどこにでも転がっている。だから リアルではない。 | [投票] |
★5 | カルテット(2000/日) | 映像に音楽が乗るのではなく 音楽に映像を沿わせる。久石氏らしく 久石氏だから。けしてPV化しておらず 漂うメッセージは青臭く 歯がゆく 穏やか。そして新しい映画の一隅を拓いた。ありがとう。 | [投票(1)] |
★4 | 四月物語(1998/日) | 別にこれといって目新しさも憧憬もない。だが67分後に心を満たす余韻。 創る必要のない作品を撮らせたらこの人しかいない。ありがよう。 | [投票(1)] |