sawa:38さんのコメント: 更新順
馬鹿まるだし(1964/日) | 同時期の松竹喜劇作品は『拝啓天皇陛下様』でも明らかなように、単なる笑わせるだけの喜劇では終わらせない。「馬鹿な男」を笑っていた観客にラストで鋭い剣先を向けるのだ。だから再度の鑑賞は辛い。襟を正して鑑賞し直すべきなのだ。 | [投票] | |
イズ・エー [is A.](2004/日) | 保守化が激しい現代日本でも、さすがにコノ答えは出せない。誰も「少年Aに死刑を!」などとは声高には言えないのだ。週刊誌的主張を映像化しただけなのかも知れないが、無責任な「名無し」ではないところは評価したい。★映像も役者も良い仕事をしている。 | [投票(3)] | |
日の果て(1954/日) | 広大なはずのジャングルで繰り広げられる濃厚な密室劇。7人もの男女を深く描き込めたが故に、その誰しもに感情移入して鑑賞する事が出来得る。そしてその「誰しも」という所がこの良く練られた脚本の妙でもある。 | [投票(1)] | |
ひろしま(1953/日) | 日教組臭が鼻についてしまうきらいはあるとしても・・・それでも原爆投下直後の地獄絵図をココまで描いてくれる作品は「今」は無い。今更ではあるが「我々日本人としての生き方」を多少なりとも修正させる「力」を持つ「画」である。 | [投票] | |
網走番外地 荒野の対決(1966/日) | 毎回のように作風を変化させる本シリーズ。今作はおふざけを控えめにした作風に切り替えただけでなく、カメラにかなり凝っています。第1作を別格とすれば本作がシリーズのベストだったのかもしれない・・・それもまた寂しい事だけど。 | [投票(1)] | |
東京タワー(2004/日) | 主演二人のカップルのストーリーの薄っぺらさに驚く。きっと何か奥深い何かがあるんじゃないかと勘ぐったが無駄だったようだ。対してサブの二人は映画向きの起伏はあるものの、作品としては最早焼け石に水の状態で為す術が無い。 [review] | [投票] | |
ULTRAMAN(2004/日) | 「人間にとって都合の良い化け物」としての特撮ヒーロー。この一点に対して最大限の評価をしたい。 [review] | [投票(4)] | |
リアリズムの宿(2003/日) | この「緩みきった間」が私に微かに刺さる。だが気づくと全身が針だらけで痛みを伴う。この緩さは「感覚の勝利」だ。竹中直人の至高の「間」は作為的な産物だが、本作の「間」は我々の経験値によるものだ。まさにリアリズム。 | [投票(1)] | |
エル・トポ(1969/メキシコ) | ここに描かれる宗教観や無常感が理解できると言えばウソになる。だが、この映画に心酔したとされるJ・レノンの狂気の一端には近づけた気がする。甘美だが「人」としてあまりにも危険な映像詩です。 | [投票] | |
トーキョー×エロティカ(2001/日) | 「ただのポルノ」に「哲学のようなモノ」も付けたしてみたかった・・・「ようなモノ」は難解であればある程ソレっぽくなる。スタイリッシュポルノなどと呼ばれ有頂天になっている監督ですら理解出来ているのか?何も得るモノが無いクズ映画に認定。 | [投票] | |
玄海遊侠伝 破れかぶれ(1970/日) | 時間経過を下手な編集で圧縮している事に気づいた時点で興味が失せていく。鶴田よりも人間味があり、高倉よりも親しみ易さのある勝新太郎は正に適役だったが、安田道代はオーバーアクト過ぎないか? | [投票] | |
個人教授(1968/仏) | この歳になっても未だに年上の女性に憧れてしまう。この映画のトラウマなのは確かだ。しかしそれももう限界の歳になった。 | [投票] | |
FLY,DADDY,FLY フライ,ダディ,フライ(2005/日) | 様々な作品で貴重な脇を務める俳優たちをバスという一箇所に圧縮したのは圧巻。一人でも濃いー脇役たちの総合力は見事。 [review] | [投票(6)] | |
スター・ウォーズ ジェダイの復讐(1983/米) | 首輪で全裸に近い格好のレイア姫。普通ならば絶好のサービスカットになる筈なのだが・・・姫のシワも熊さんも何もかもが痛い、痛過ぎる。 | [投票] | |
ストーカー(2002/米) | 最もサスペンスフルなのが妄想シーンというのが残念っていやぁ残念。それにしても彼は100分間出ずっぱりなんだよな。まさに彼の独り舞台で、真摯な演技に敬服致します。 | [投票] | |
新網走番外地(1968/日) | 前シリーズは石井輝男によってデタラメなB級作品に意図的に貶められていた。そこで御大マキノ雅弘の登場に相成るのだが・・・これって『網走番外地』じゃなく『昭和残侠伝』のような気がするのだが・・ [review] | [投票] | |
網走番外地 南国の対決(1966/日) | 珍しくシリーズ伝統のコメディ要素を排除した作品で安心し見れる。というと石井輝男のB級魂はどうなっちまうんだ?と思いがちだが、そこはソコ、子供の演技なんかは学芸会並の安易で恥ずかしくなっちまうような演技満載でB級は健在でした。 | [投票] | |
続二等兵物語 五里霧中の巻(1956/日) | 今回もコントは不発に終わっているが、その分軍隊批判は凄みを増し、不条理さはここに極まる。そしてラストショットの、静かだが壮絶な台詞は日本人の心を掻き毟ることだろう。 [review] | [投票] | |
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐(2005/米) | 不覚にも鑑賞中にうたた寝しちまった・・毎回同じような戦闘シーンと起伏の少ないストーリーにね。初作公開当時の(元)熱狂的フリークだった私には、もはやコレはキツイっす。でも後半の「失われたパズル」を埋めていく映像だけは楽しかったですけど・・ | [投票(3)] | |
電車男(2005/日) | 「忘れるな、お前には俺達がついている!」:俺も!私も!と観客席が頷いた(気がした)。 [review] | [投票(8)] |