★5 | アザーズ(2001/米=仏=スペイン) | 結末のどんでん返しは途中でわかってしまう人も多いけれど、別にどんでん返しそのものが主眼の映画ではないので、それは問題ではないでしょう。余韻を感じさせる哀切きわまりない結末が絶品 | [投票(4)] |
★3 | ドラキュリア(2000/米) | スタトレファンとしては、ジェリ・“セブン・オブ・ナイン”・ライアンが出ているので許す。ドラキュラ役の役者は……。 | [投票] |
★5 | 不思議惑星キン・ザ・ザ(1986/露) | とにかく「クー!」に尽きますな。脱力するようなポーズに踊り、そしてわけのわからない小道具。ちゃちなんだけど、ぼろぼろに使い込まれて妙に生活感のあるメカの群れ。そして何よりも、全編に流れるマターリとした空気。ハリウッド流のサスペンスや緊迫感なんてものとは無縁ののんびりとした雰囲気に加え、脱力感をさらに高めてくれる絶妙な音楽。素敵です。 | [投票(2)] |
★3 | A.I.(2001/米) | オープニングは、ロボットと人間との関係を問う、実に本格SF風の作りで期待したのだけど、後半だんだんとスピルバーグ色が強くなっていくに従って、冒頭の哲学的ともいえる問いは徐々に後退していってしまう。だいたい、モニターとして会社から特別に入手した新製品を勝手に捨てちゃっていいんだろうか? | [投票] |
★4 | ギフト(2000/米) | アメリカ南部の田舎町、閉鎖的で因習的な村の空気、日常に溶け込んだ超常現象などなど、かつてライミが製作総指揮を務めた『アメリカン・ゴシック』にそっくり。SFXに頼らない雰囲気重視のホラー映画としてはなかなかよくできているんじゃないでしょうか。 | [投票(2)] |
★5 | サンタ・サングレ 聖なる血(1989/伊=メキシコ) | 人工的な美しさとグロテスクさ、そして哀しさ。二人羽織映画とか言ってはいけない。 | [投票] |
★4 | ベイビー・オブ・マコン(1993/英=独=仏) | グロテスクとシンメトリーの饗宴。この美しさ、たまりません。唯一の欠点は、音楽がマイケル・ナイマンじゃないことかな。 | [投票(1)] |
★5 | プロスペローの本(1991/英=仏) | 書物の力によって自分の周囲に箱庭のように... [review] | [投票] |
★2 | メン・イン・ブラック(1997/米) | 可もなく不可もなし。おもしろくなりそうなネタはいくつもあるのに、ツボをわざとはずしたかのごとく、まるっきり凡庸なストーリーに仕立ててしまっているのは、観ていてもどかしいくらい。 | [投票(3)] |
★5 | メリーに首ったけ(1998/米) | 障害者や動物虐待をネタにした過激でお下劣なギャグの連発。普通のロマンス映画だと思って観た人はきっとあっけにとられたろうなあ。 | [投票] |
★2 | ムーラン(1998/米) | 東洋人といえばとりあえず目を吊り上げとけばいいと言わんばかりのキャラクターデザイン、中国とはいいつつあまりにもアメリカ風な動物キャラ、人を小馬鹿にしているのかね。 | [投票] |
★3 | ミミック(1997/米) | 妖しくも暗いニューヨークの地下世界の描写がいい。 | [投票] |
★2 | ミミ(1996/仏) | このエンディングのあとを描くのが物語というものなんじゃないの? | [投票] |
★3 | M:I−2(2000/米) | 男と男の意地のぶつかりあい、熱くたぎる男の血といった、いつものジョン・ウーらしさがこの映画には全然ない。アクションは確かに迫力があるが、心理的な葛藤がまったくない場面でばかり使われているので効果半減。 | [投票] |
★4 | マルコヴィッチの穴(1999/米) | これほどオリジナリティあふれる映画は最近ではあんまりなかった。もっともっとおもしろくなるネタなのに、と思うと惜しいところだけど、アイディアの奇天烈さは私好みなので、星4つ。
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★5 | まぼろしの市街戦(1967/仏=伊) | 疎外された人々が戦争のただなかに一瞬だけ作り上げた、カードの城のようなユートピアの物語。からりと明るいコメディの中、全編に漂うせつなさが心に残る。私のこれまで見た映画の中で、オールタイム・ベストにも入る傑作。ああ、私も精神病院に還りたい。
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★5 | マトリックス(1999/米) | 2199年のコンピュータ業界ではグリーンディスプレイに半角カナが使われているのか、というツッコミはさておいて、前評判通り、香港映画さながらのワイヤーアクションとCGの融合した映像の美しさはすごいのひとこと。カンフー・アクションも、アメリカ人でこれだけやれば合格点でしょう。 | [投票(1)] |
★4 | マチネー 土曜の午後はキッスで始まる(1993/米) | キューバ危機とB級ホラー映画への愛と初恋を重ねてみせたジョー・ダンテらしい怪作である。ただ、後半はもっと暴走した方がいいと思うけど。 | [投票] |
★3 | マスク・オブ・ゾロ(1998/米) | ホプキンスとバンデラスの両方を等分に描こうとするあまり、結局、どちらの描き方も中途半端。 | [投票(2)] |
★3 | マグノリア(1999/米) | 冒頭で「信じられない偶然」のエピソードがいくつか紹介されるので、どんなアンビリーバボーなエンディングが待ち構えているのかと思ったら、結局アレだけだもんなあ……。 | [投票(2)] |