AONIさんのコメント: 点数順
野良犬(1949/日) | 終戦直後の“飢餓感”がフィルムに焼き付いている。踊り狂う淡路恵子にホモっぽいマネージャー伊藤雄之助、そして三船に木村・・・、みんな若い! | [投票(1)] | |
ジャガーノート(1974/英) | 爆弾の仕掛けを覗き込むR・ハリスの彫りの深い皺!絵になる顔とはこういうもの。密室空間で喋る、愚痴る、推理する。まさに独壇場。昔の映画は会話自体がサスペンスだった。 [review] | [投票(1)] | |
キー・ラーゴ(1948/米) | 風呂に浸かってるだけで画面を引き締めるE・G・ロビンソン。ボガード&バコール夫婦のメロドラマになりがちな展開をノワールに引き戻してみせた。 | [投票(1)] | |
耳をすませば(1995/日) | 観てるこちらが照れ臭くなる「ときめきメモリアル」型アニメ。“予鈴のチャイム”等のキメの細かい学校生活描写に胸キュン必至。ジプリ作品はキスシーンが皆無に等しい!! [review] | [投票(1)] | |
眠狂四郎人肌蜘蛛(1968/日) | 近親愛に人間狩り、なんでもござれの猟奇ぶり。シリーズ屈指の「化け物」兄妹川津祐介&緑魔子を迎え、狂四郎がいつになくキレまくるが、不幸な境遇の者への優しさだけは変わらない。 [review] | [投票(1)] | |
タイム・マシン 80万年後の世界へ(1960/米) | 1899年から1917年、1940年、1966年ときて、いきなり80万年後かよ!未来に警鐘を鳴らしながらも、文明の進歩を肯定するH・G・ウェルズ哲学が健在。清清しさと寂しさが残る最後の締めくくり方も絶品。 | [投票(1)] | |
王になろうとした男(1975/米) | 神になろうとした男 [review] | [投票(1)] | |
俺たちに明日はない(1967/米) | 火中に飛び込むジーン・ワイルダー。映画デビュー作にして、芸風がそのまんま!邦題とは裏腹に、出演者達にとってはハリウッドで明日が約束される出世作となったのでした。 [review] | [投票(1)] | |
拳銃王(1950/米) | 武勇の名声を掴んだ者の代償。鋭い視点で伝説のガンマンの晩年を描いた画期的作品。ニューシネマの先駆けと言える? 彼は家族に会いたいだけなのに・・・。 | [投票(1)] | |
トプカピ(1964/米) | ピーター・ユスティノフのイスタンブール犯罪ガイド。とことん巻き込まれ、利用される彼が大変ユーモラス。あの体形で屋根を移動するだけでハラハラサスペンス! | [投票(1)] | |
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964/英) | 笑撃のロデオ・ショー | [投票(1)] | |
暗殺の森(1970/伊=仏=独) | 白い壁に沿って歩くという、それだけのシーンを驚くほど完璧な色彩や構図で見せる映像世界にすっかり魅了された。切れ者のようでいて、実はヘタレなファシストという主人公のダサさも好き。 | [投票(1)] | |
フォーリング・ダウン(1993/米=仏) | 積もり積もった不満・苛立ちが煮えたぎり、後はきっかけを待つだけの男。邦題をつけるなら、ズバリ『ブチ切れ』で。 | [投票(1)] | |
羅生門(1950/日) | 西欧に“ラショウモン”という言葉が生まれた。それだけ西洋人には画期的かつ共感を得られる哲学だったってこと!日本人というより、芥川龍之介の思考力が凄いんだが。 | [投票(1)] | |
フェイク(1997/米) | 実話らしい地味さと面白さ。ヘタレマフィア役も上手いパチーノ。 | [投票(1)] | |
釈迦(1961/日) | ハリウッドの宗教大作映画への対抗心むきだし。これだけ金をかけ、それが画面に反映されてる邦画は初めて観た。事実上の主役に悪役の勝新を持ってき、最後には蜘蛛の糸(?)まで登場させる脚本がお見事! [review] | [投票(1)] | |
眠狂四郎炎情剣(1965/日) | 狂四郎を利用しようとする欲深き者達。無関心を装いながら、いつもながら巻き込まれる狂四郎。冒頭と同じ畑のあぜ道シーンながら、正反対の行動に出る結末が心憎い。 [review] | [投票(1)] | |
ナチュラル(1984/米) | 米国版「あげまん」と「さげまん」の話。男は女神よりも悪女の魅力に弱いんだ。ラストゲームでの、小道具ネタとしてのバットの使い方もお見事! [review] | [投票(1)] | |
チャイナ・シンドローム(1979/米) | 神経質演技が身上のJ・レモンが、シリアス映画でもその才能を如何なく発揮。真面目人間を追い込んじゃダメ! | [投票(1)] | |
大魔神怒る(1966/日) | 黒田義之が手掛けた見事な特撮に尽きる。『十戒』シーンや城壁を壊して民衆の前に姿を現す場面は、三隅研二監督ならではの大胆な構図。 | [投票(1)] |