斎藤勘解由さんのコメント: 点数順
砂の器(1974/日) | 原作の香りを失わずに原作をこえている!これは推理ドラマではない人間ドラマだ。 [review] | [投票(7)] | |
レベッカ(1940/米) | この作品のジョーン・フォンテーンは圧倒的。華のような明るさから、微妙な陰りに移る彼女は素晴らしい。 | [投票(5)] | |
無法松の一生(1943/日) | 伊丹万作の脚本に宮川一夫のカメラ・・・脱帽です。園井恵子さんの品のよさもいいね。彼女本作の後、不運にも広島で被爆して亡くなられるが名作の中での園井恵子は永遠のヒロイン。 | [投票(4)] | |
切腹(1962/日) | 橋本忍を語る上で外せない作品。特にこのシナリオのポイントが原作の構成にはない井伊家覚書の中で津雲半四郎と斎藤勘解由の対立はナラタージュを効果的に用いた回想形式の中で生かされてることを見逃してはならない。 [review] | [投票(3)] | |
生きる(1952/日) | 脚本としての一番の構成のうまさがひかるシーンは渡辺のお通夜のシーンになって、後半は酒に酔った役所の部下達の回想という形からディスカッション・ドラマとなり、渡辺のその後の行動が描かれるというところだろう。 | [投票(3)] | |
羅生門(1950/日) | 橋本忍デビュー作。橋本による前半のミステリー調の展開、主人公を主観的に描かず客観的に描き周りの証言により人物を浮かび上がらせる技法に感服。ラストはいかにも黒澤明。 | [投票(3)] | |
隠し砦の三悪人(1958/日) | 共同脚本家の菊島隆三の故郷の信州に隠し砦跡があったことから創作が始まったそうだけど、この脚本は共作じゃないと書けない。 [review] | [投票(2)] | |
七人の侍(1954/日) | 登場人物のそれぞれにドラマを持たせ、そして武士と村人の決して相交わることのない性格の差をラストで見事に描き上げた。 | [投票(2)] | |
仇討(1964/日) | [ネタバレ?(Y2:N2)] 橋本忍のオリジナル脚本。ラストの【中村錦之助】の発狂する演技は見応え十分。 [review] | [投票(2)] | |
サンセット大通り(1950/米) | プールに浮かぶ死体が回想するという意表を衝く語り口。これはもう脚本の勝利だな。 | [投票(2)] | |
ダーティハリー(1971/米) | 作りはB級映画なんだけど出来はA級映画なんだよ。 | [投票(2)] | |
東京裁判(1983/日) | 大日本帝国のお葬式、遺言です。 | [投票(1)] | |
摩天楼を夢みて(1992/米) | 昔の営業体験を思い出して凹む。アル・パチーノの演じる凄腕営業マン見て上司を思いだし凹む、ジャック・レモン、エド・ハリス見て自分とダブらせ凹む。資本主義社会で生きるって大変なんだよ! | [投票(1)] | |
スティング(1973/米) | 何度も映画の中でこうも気持ちよく騙されてみたいね。 | [投票(1)] | |
アマデウス(1984/米) | モーツァルトに感情移入できなくともサリエリに感情移入できる者が世の中の大半だろう。 | [投票(1)] | |
真昼の暗黒(1956/日) | 「八海事件」の映画化。映画では舞台は岡山県。結局冤罪事件となるのだが、現在の刑事訴訟法が改正される前の事件であり警察、検察の描き方に注目。 [review] | [投票(1)] | |
欲望という名の電車(1951/米) | 何故マーロン・ブランドが伝説のスターと呼ばれるのかはこの作品を見れば納得する。それともちろんヴィヴィアン・リーは素晴らしいその後の彼女の人生を思うと切なくなる。 | [投票] | |
レット・イット・ビー(1970/英) | 解散前の4人がそれぞれ別の方向に歩みはじめている様子をカメラがまさに「あるがまま」を捉えている。音楽史を語る上でも貴重なフィルム。 [review] | [投票] | |
黄昏(1981/米) | ヘンリー・ファンダとキャサリーン・ヘップバーンの深みのある演技が死を目前にした老人の心境を語る。パートナーへの信頼、老いの苦しみ、重いテーマなんだけど爽やかそして涙も誘う。 | [投票] | |
十二人の怒れる男(1957/米) | リアルタイムでドラマを進行させる手法がさらに緊張感を高める。形勢が変化し12人の男のキャラの組み合わせが絶妙。アメリカという国の信頼を描いたんだろうが、はたして信頼していいものか・・。 | [投票] |