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[コメント] 満員電車(1957/日)
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★3抽象的なナンセンスと好意的に解しても、ばら撒かれた風刺らしき記号が煩しく残る。高度成長期の羨ましいお遊びという印象。ただ撮影は好調。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4杉村春子がどうしても忘れられない。何あのインパクト。 [review] (づん)[投票(1)]
★4自分が社会の歯車だと自覚できるほど大人かどうかを問われる作品です。それによってコメディとも、悲劇とも捉えられます。 [review] (甘崎庵)[投票]
★2「最高学府の卒業式」を明治、大正、昭和と見せるアバンタイトルから、ラストの小学校の入学式まで判りやすく面白い映画だし、ブラックユーモアの完成度は高いと思うし、主役の川口浩をはじめ俳優陣はとてもよくやっているのだが、同時に非常に泥臭い画面。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4この嫌味な毒入り喜劇がオリジナルだという点が、和田の時代感覚の鋭敏さの証し。登場人物の誰もが、一見、主体性を保っているかのようでありながら、見えない枠に閉じ込められ社会というドブ川を流されていくさまが滑稽であり悲しくもある。市川喜劇のベスト。 (ぽんしゅう)[投票]
★3まず「風」氏に次ぐ魅力を持ちえた船越のキャラ「さらり」氏をあんな形で途中退場させたことが許せない。次に女優陣の魅力の無さ。イモばっかりだ。そしてなにより嫌味だ。芸術家によるサラリーマン批判ほど独り善がりでムナクソ悪いものは無い。この映画にはクレージー映画や井上陽水の「東へ西へ」で見られるような愛情や理解が露程も無い。 (町田)[投票(2)]
★4サラリーマンものを日本で創始した小津安二郎を、ある部分、乗り越えた映画。ペーソスを超えて不条理感漂う作品となった。それは船越英二の異様にオートマティックな演技によるところ大。それと杉村春子、なにげにエロい小野道子。 (ジェリー)[投票(1)]
★3この映画を観て、狂っているのは誰かと思案を巡らせるのは間違っている。日本社会はこの頃から好景気、不景気を乗り越えつつ、ずっとこの調子でやってきているのだ。敢えて言えば、こんな状況の中で変わらずポジティブに未来に邁進できる主人公こそが孤独にして気の毒なのだ。コミカルな映像が光る黒い喜劇。 (水那岐)[投票]
★3白髪の川口浩は、稲本みたい。 (もしもし)[投票]
★4分かるぞ、この社会では一人だけ目立ったことをしてはダメなんだ、絶対多数と歩調を合わせるのが暗黙の了解なのだ。でも見てろ、オレは生垣のように周囲と同じに刈り込まれたりはしないからな! 刈られても刈られても、何度でもまた飛び出してやるぜ![Video] (Yasu)[投票]
★3前途洋々たる諸君には暗澹たる未来が待ち受けているので在りマス。どうしても他人事には見えず気分は落ち込む一方。 (マッツァ)[投票(1)]
★5誰が狂気で誰が正気か?壱岐さんは最先端の女性だ。 (3WA.C)[投票]