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[コメント] 殿、利息でござる!(2016/日)
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★3金絡みは当世風だが安定の人情噺。山崎努の妖怪化は想定内だが竹内結子が年取ったのは衝撃。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★5物語的には金策とその道程、といたって単純。登場人物は多いが、キャストが適材適所で覚えやすい。難しい歴史用語や金銭価値等も随所で解説が入るためすんなり物語に没入できる。松田龍平山崎努のキャラクターが絶妙。羽生結弦の殿も似合っていてよい。 [review] (IN4MATION)[投票(1)]
★3時代劇ってのは、つまるところコスプレショーなんだ、と思って見る。松竹伝統の人情劇。役者4、話3、見せ方3 (ぱーこ)[投票]
★4飄々として爽やか。しかし偉大なことをしたものです。疲弊する地方を活性化するのは、こういう(知られてない)ストーリーなのかもしれません。 (Soul Driver)[投票]
★4松田龍平がサイコパスか否か。これが争点となることにより、何かが恣意的であることの恐怖が地味な政策過程の叙述を政治スリラーと文明批評に変える。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4根からの悪が存在しない世界だが、それでも人は放逐され死にいく。そういう非情を十分に肝に溜めつつ尚、善意や心意気とかの前向きファクターを謳歌しようとの決意が表明されてる。全員がハイトーンで台詞を朗じる。その共同体のシンパシーは喜びに充ちてる。 (けにろん)[投票(1)]
★3人間らしい心根に基づいた行動が程度において人間らしさの域を甚だしく踏み越えるとき、美談は限りなく怪談に迫近する。『奇跡のリンゴ』と趣向を同じくし、ゆえに阿部サダヲ山崎努父子は再招聘される。幽界と境を接したような妻夫木聡の造型・演技も、厭らしいわざとがましさの寸前で感動をぶちまく。 (3819695)[投票(3)]
★3普通「劇的でない」ことは劇映画にとっては致命的なのだが、本作は例外。この登場人物たちの取り組みのヒューマニスティックな重さを、駘蕩とした演出であえて軽く表現したことで、日常的な営為がもつ、劇的な営為が束になってもかなわない重要性を示しえたのはお手柄だ。 [review] (ジェリー)[投票(2)]
★3硬軟どちらにも偏り過ぎない、現代的な松竹大船調時代劇。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★4私心なく一途に世に尽くす美談ではあるが、主演の阿部サダヲの愛嬌と瑛太の軽さがいい具合に和らげて、楽しく無理なく素直に感動できる。脚本もよく考えられて、丁寧な映画に仕上がっている。それに時に威圧感を見せる松田龍平もはまり役で良い。 (シーチキン)[投票(2)]
★4クスクス笑わせて、気持ちよく泣かせる良質喜劇。思わくや、思い込みのズレを丁寧にあぶり出し、欲や得は捨てがたいという人の業を笑に昇華する爽やかさ。ただの一致団結美談に納めない人間臭さが魅力。羽生結弦登場場面は大成功、文字通り映画に華を添える。 (ぽんしゅう)[投票(2)]