[コメント] セブン(1995/米)
愉快になるのも映画。不愉快になるのも映画。要はそのパワーを作品が持っているかどうかだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この映画のラスト、俺は肘掛を握り締めていたのをおぼえている。
「撃っちゃいけない!、いや・・・、いけないのか?俺なら撃つか?」
それなりに映画も数観てきて、いみじくもこのような場所にコメントまでしようってな人間の俺ならば、普通の作品だったら「終わり的にはどうなの?撃っちゃうのかなぁ」観たいな一歩引いた見方をするところなんだが、全くそういう気持ちは無かった。
もう全力。画面に釘付け。
ブラッド・ピットにもこの作品では脱帽。彼のラストの葛藤の表情と、最後パトカーの中の表情だけを観るだけでも充分に価値あり。が、悲しいことにそれ以降彼に脱帽したことはないんだけど。
愉快な作品では決して無い。俺自身も観終わった後席をしばらく立てなかった。でも、1800円と人生の2時間を使った価値は充分にあった。
楽しい思いにさせてもらおうと思って劇場に足を運んだ人にはトンデモな不愉快な作品だったであろうが、使用法さえ間違えなければ素晴らしい作品。
ちなみに俺は女性と観に行った。もちろん大失敗。「どうしてあなたと観に行く映画は心臓に悪い映画ばっかりなの?私を殺す気!」だと。
ちなみにその前に一緒に観に行ったのは「ジュラシック・パーク」だった。
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