[コメント] トイ・ストーリー(1995/米)
あぁ、誰か僕のロボコンの超合金を知りませんか?
もう切なくて切なくて。だってウッディやバズがアンディに抱く気持ちは、どこまでも一方通行。ただお話の中でアンディからの愛情も見えてくるので片想いではないのですが、どこまで行ってもお互い一方通行の愛情です。何故なら話ができないから。その代わりに見えてくるのが「無言の信頼」。「決して直接話すことはできないけれど、僕はいつも君を信じているよ」という、切なくも暖かい気持ち。「トイストーリー」自体、この「無言の信頼」の確認作業の映画と言ってもいいかも知れません。
どうします? 自分のおもちゃがこんなことを考えていたら。お礼を言っても彼らから返事はできない。もう抱きしめて泣くしかないじゃないですか。
そしてこの映画が僕を更に切なくさせるのは、アンディの言葉はウッディに届くけど、現実の僕らにはそれすらないってことなんです。「ないがしろにしてゴメンね」って言っても僕らの昔のおもちゃには通じないんです。だから僕らは謝るかわりにこの映画を観て願うんです。「僕らの子供たちが小さな友達とできるだけ長く親友でいられますように」って。
それにしてもロボコンはどこに行ったんでしょう。
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